【1990年洋楽】日本で有名な曲も!一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

【1990年洋楽】日本で有名な曲も!一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

ある一時期だけ活躍したアーティスト、一曲だけ売れたアーティストを、日本語では「一発屋」と言いますが、英語でも同じ意味で「ワンヒットワンダー(One Hit Wonder)」という言葉があります。今回は "1990年" にフォーカスして、全米でヒットした一発屋(ワンヒットワンダー)5選をご紹介します。


1990年のヒット曲から選出

全米シングルチャート(Billboard Hot 100)で、1990年年間トップ50以内にランクインした楽曲を対象とし、その中から "一発屋(ワンヒットワンダー)" と称されることの多いアーティストを選出しました。世界的にヒットしたあの大ヒット曲もご紹介します。

愛の哀しみ / シネイド・オコナー

『愛の哀しみ(Nothing Compares 2 U)』は、アイルランドのシンガー、シネイド・オコナー(Sinead O'Connor)のヒット曲で、全米シングルチャートで4週連続ナンバーワン、年間チャートで3位に輝きました。



元々は、プリンス(Prince)が、自身で結成したバンド、ザ・ファミリー(The Family)のために書いた曲で、1985年のアルバムに収録されています。1990年に、シネイド・オコナーがカバーし、世界的ヒット曲となりました。



ミュージックビデオでは、彼女の顔のアップが映し出され、怒りと悲しみで涙を流す表情が露わになっています。詞は、"捨てられた恋人の視点からの切望感" を表現したもので、彼女曰く、撮影中の涙は本物だということです。後年、プリンス自身も本曲をカバーしました。



その後は目立ったヒットはありませんが、近年は他アーティストとコラボしたり、映画のサウンドトラックに参加したりするなど、現在も音楽活動を続けています。

ブラック・ベルベット / アランナ・マイルズ

『ブラック・ベルベット(Black Velvet)』は、カナダのロックシンガー、アランナ・マイルズ(Alannah Myles)のヒット曲で、全米シングルチャートで2週連続ナンバーワン、年間チャートで18位を記録しました。



セルフタイトルのデビューアルバムに収録されたシングル4曲のうちの一つで、ブルース的なヴァースとロック的なコーラスが象徴的な楽曲です。本曲で、グラミー賞の最優秀女性ロック・ヴォーカルパフォーマンス賞、カナダのジュノー賞で最優秀シングル賞を受賞しています。



その後は目立ったヒットはありませんが、2000年代以降もアルバム、シングルをリリースするなど、現在も音楽活動を続けています。

ドント・ワナ・フォール・イン・ラヴ / ジェーン・チャイルド

『ドント・ワナ・フォール・イン・ラヴ(Don't Wanna Fall In Love)』は、カナダのポップシンガー、ジェーン・チャイルド(Jane Child)のヒット曲で、全米シングルチャートで最高位2位、年間チャートで29位を記録しました。



セルフタイトルのデビューアルバムからの第二弾シングルで、アルバムのボーカルや演奏は全て自身が手がけたものです。テディー・ライリー(Teddy Riley)により、当時流行りのニュー・ジャック・スイングのリミックス盤も制作されています。スパイクと三つ編みの髪型や鼻のピアスなど、独特のファッションスタイルでも注目を集めました。



その後は目立ったヒットはなかったものの、2000年代まで、アルバムをリリースするなど、音楽活動を続けていたようです。公式サイトの最終更新は2007年です。

アイル・ビー・ユア・エヴリシング / トミー・ペイジ

『アイル・ビー・ユア・エヴリシング(I'll Be Your Everything)』は、アメリカのポップシンガー、トミー・ペイジ(Tommy Page)のヒット曲で、全米シングルチャートでは1週だけナンバーワン、年間チャートで39位を記録しました。



本曲は、トミー・ペイジが、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block)のジョーダン・ナイト(Jordan Knight)とダニー・ウッド(Danny Wood)と一緒に書いた曲で、将来のソロプロジェクトのために取っておいた楽曲でした。彼らとドニー・ウォルバーグ(Donnie Wahlberg)も、本曲のプロデュースに参加しています。



その後、目立ったヒットはなかったものの、生涯音楽活動を続けていました。2017年、49歳の若さで亡くなっています。自死と見られています。

アイス・アイス・ベイビー / ヴァニラ・アイス

『アイス・アイス・ベイビー(Ice Ice Baby)』は、アメリカのラッパー、ヴァニラ・アイス(Vanilla Ice)のヒット曲で、全米シングルチャートでは1週だけナンバーワン、年間チャートで45位を記録しました。



ヒップホップで初めて全米ナンバーワンとなった楽曲で、オーストラリア、ベルギー、オランダ、ニュージーランド、アイルランド等、他国への普及や多様化にも貢献しました。クイーン(Queen)とデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の1981年の楽曲『アンダー・プレッシャー(Under Pressure)』サンプリングしていますが、本曲がヒットするまで、彼らは印税を一切受け取らなかったと言われています。



その後、目立ったヒット曲はありませんが、現在も音楽活動を継続しています。トランプ大統領(当時)の年越しパーティーに招かれたことでも話題になりました。

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