栗橋千奈(くりはし ちな)
義経えみるの同期で生活課1係の新人ケースワーカー。民間企業での2年間の勤務経験がある。退社後は週一で学習支援ボランティアとして子供たちに教えている。生真面目で理不尽な事には生理的に受け付けない程正義感が強い。
生活保護手帳の内容を頭に入れており、新人ケースワーカーとは思えないほどテキパキと仕事をこなすが、独善的なところがあり、自分の思い通りに動かない保護世帯を平然と切り捨てようとする。しかし、自分が担当していた中林吉次が「仕事を探す気がない」と保護を打ち切ろうとしていたところ、字が読めないために就職できずにいたこと知り自責の念にかられた。この件以降は受給者の話に耳を傾けることを心がけるようになる。
七条竜一(しちじょう りゅういち)
義経えみるの同期で2係の新人ケースワーカー。母子家庭で苦労して育ててもらったため、甘えている受給者が許せないと語る。熱血漢で職務熱心だが、えみる同様に他人の顔色がわからないところがある。故意ではなかったものの、母子家庭の岩佐朋美に対し、プレッシャーをかけすぎて追い詰めてしまったことを精神科医に指摘され苦悩する。
半田(はんだ)
先輩ケースワーカー。ケースワーカーとしての能力は非常に高い。えみるの良き相談相手であり、的確にえみるをフォローする。常に飄々としているが、時折深刻な表情をし、受給者を守るためには「嘘も方便」とするなど、とらえどころがない性格。漫画では普段は眼鏡の奥の目が描かれていないが、真剣な表情になると目が描かれる。
マンガ「健康で文化的な最低限度の生活」の見どころ
重いテーマです。毎日働いてきちんと税金を納めている方々から見れば、税金も払わず、むしろ税金で生活する生活保護受給の人々は理解の外にいるでしょう。ですが彼らには彼らの事情があります。生活課に配属された新人ワーカーの目で、その「事情」をひとつひとつ紐解いていくプロセスは、私たちに「生活保護」を社会の制度として保証する日本の憲法のあり方を教えてくれます。中には、苦しい生活を支えようと高校生の息子が働いて得たバイト代が保護の支給条件に引っかかってしまったり、「そんなことあるのか!」と憤るケースもあります。本当に必要な人に保護が届けられるよう、ケースワーカーが足で稼いで対応していく様子にも頭が下がります。福祉の世界にいる方、福祉の世界を知りたい方はもちろんですが、そういった世界は全く知らない方でも、自分たちの税金がどのように使われているかを知るためにも、ぜひ読んでおきたい作品だと思います。
もちろんAmazonでも「健康で文化的な最低限度の生活」コミックを全巻大人買いが出来ます!
電子書籍もいいけど、紙のコミック派の方は、是非Amazonからのご購入をオススメします!Amazonなら配送サービスもあり、早ければ次の日にはお手元に届くことも!コミックで「健康で文化的な最低限度の生活」を全巻読みたい方はAmazonをチェックしてみては??
※本記事は執筆時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。詳細は、各サービスの公式サイトをご確認ください。