田中愛子
プンプンのクラスに練馬区から転校して来た少女。プンプンの一目惚れの相手。彼女もプンプンに好意を抱いていたが、すれ違いが重なり疎遠となったまま卒業。
幼少期に両親が離婚したため父親はいない。母親は宗教法人コスモさん健康センターの信者で足が不自由なため、彼女を肉体的・精神的な暴力で束縛しながら自分の身の回りの世話をさせていた。
車の教習所でプンプンと再会、彼の充実した暮らしぶりを聞き普通の女の子を演じていたが、プンプンが自身の嘘と想いを告白すると本性を見せる。物語の終盤では、プンプンが母を殺害した後に、彼と逃避行をすることになる。
南条幸
高校時代のプンプンのクラスメイト蟹江梓の姉・美雪の友人で、漫画家志望。高校はプンプンと同じ母校で早稲田大学中退。高校生編でプンプンが梓との初デートでOG展を訪れた際に彼と出会う。出典していた天の川の作品の感想ノートにプンプンが書いた文章からプンプンの才能を見出し、2年後に偶然再開した際に漫画の原作執筆を依頼する。
辛辣な発言が目立つも面倒見が良く心優しい性格。眼鏡を掛けており口元にほくろがある。スレンダーでクールビューティーな容姿をしているが、外国人の母を持つハーフで幼い頃から容姿にコンプレックスを持っていた為、過激なダイエットと整形手術で今の容姿になったと告白している。
過去に大学時代の同級生と結婚していたが現在は独身。コンプレックスの裏返しからくる高いプライドから自分勝手に振る舞う所があり、言動に刺々しさがある事からプンプンと度々衝突するも不器用ながら愛を育んでいき最後まで彼の理解者であり続けた。
マンガ「おやすみプンプン」の見どころ
初めてこの作品を開いた時、詳細に描き込まれた人物や背景のなかにいる「プンプン」の存在にびっくりするはずです。なぜこんなとんがったヒヨコのような造形?と。でも読み進むに従い、次第に「これはプンプンという名の生き物なのだ」と受け入れていく自分がいます。プンプンの悩み、思い、恋心、焦り、情けなさ・・・それは誰もが持つ感情で、顔も体つきの特徴もない、誰にも似ていない「プンプン」は常にかつての自分自身と重なり続けます。
作家の伊坂幸太郎はこの作品を「前衛でありつつも王道」と表現していましたし、心理描写がリアルすぎて、ネットでは「鬱漫画」という評価もある作品ですが、作者の浅野いにおが「ハートフルラブコメディ」と言い切るところに、この作品の存在原点があるのだと思います。
2001年以降の「ゼロ世代」の象徴とも目された作品です。ぜひ読んで、ご自身で評価してみていただきたいと思います。
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