冒頭

映画のチラシ
私が中学時代、何故か映画のチラシを集めるのが流行り、同時に映画や海外スターに興味を持つ様になり、気になる海外スターをの事を調べるには、当時はスマホは、おろか携帯電話すらない時代、またパソコンもあった様ですが、全然普及しておらず、専ら検索するには雑誌でした。
特に海外スターなどの情報を得るには、雑誌「スクリーン」や「ロードショー」だったと思います。(他社の雑誌もありましたが、当時中学生の私が知っていたのは、この2冊でした)
70年代後半、中学生の間で流行った映画のチラシ集め!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
【スクリーン】

スクリーン創刊号 原節子/タイロン・パワー表紙
雑誌「スクリーン」は、近代映画社が発行する洋画専門の映画雑誌で、創刊は古く1946年 5月に創刊されています。
当初は、「SCREEN」と英文表記でしたが、 創刊1周年を記念して『スクリーン』とカタカナ表記され創刊号はタイロン・パワーさんと原節子さんの両面表紙で、価格は4円80銭だったそうです。
恒例企画

映画雑誌 スクリーンの付録
読者が選んだゴールデングランプリ

スクリーン 雑誌 1990年
読者による年間人気投票で、作品部門、男優部門、女優部門等があり毎年2月号で募集し、4月号で発表(以前は3月号募集、5月号発表だった)されていました。
男優部門

雑誌スクリーン付録ジョニー・デップ フォトアルバム
女優部門

「マイ・フェア・レディ」 オードリー・ヘップバーン
外国映画ベストテン

1982年度グランプリ「 E.T.」
80年代1位選出作品は次のとおりです。
1980年度 - クレイマー、クレイマー
1981年度 - ブリキの太鼓
1982年度 - E.T.
1983年度 - ソフィーの選択
1984年度 - ナチュラル
1985年度 - アマデウス
1986年度 - カイロの紫のバラ
1987年度 - グッドモーニング・バビロン!
1988年度 - ラストエンペラー
1989年度 - バベットの晩餐会
複数回表紙を飾った俳優

オードリー・ヘプバーン(20回以上・過去最多)
ジョニー・デップ(15回)
キアヌ・リーブス
エマ・ワトソン
ダニエル・ラドクリフ
オーランド・ブルーム
ブラッド・ピット
レオナルド・ディカプリオ
再び英文表記に

スクリーンSCREEN 1997年2月 創刊50周年記念 新春特別号
1997年 - 2月の50周年記念号よりサイズがA4ワイド判になり、『SCREEN』と再び英文表記に戻りました。

マッツ・ミケルセン ハンニバル スクリーン 2015年11月号
2015年 - 発行元の近代映画社が社名を「ケーイー」と変更し、10月2日に東京地方裁判所へ破産申請を申請しました。
同日に手続き開始の決定が下り、別会社が「近代映画社」の社名を引き付いて、現在も発行は継続されています。
映画雑誌「SCREEN」発行元が破産…全事業を他社に譲渡 | cinemacafe.net
こちらが最新号になります。

SCREEN(スクリーン) 最新号:2022年11月号 (発売日2022年09月21日)
現在、別会社が「近代映画社」の社名を引き継ぎ、発行している雑誌「SCREEN」
【ロードショー】

ロードショー 創刊号
雑誌「ロードショー」は、集英社発行で、「スクリーン」に比べ新しく1972年3月21日に創刊(5月号)されています。創刊号 360円でした。
「ロードショー」は、先に刊行されていた近代映画社の「スクリーン」同様、外国人スター俳優のグラビアを中心にした雑誌で、両誌は「月刊明星」と「月刊平凡」の「洋画(外国映画)スター版」って感じでしたね。
似てると言えば似ていた

雑誌「スクリーン」も「ロードショー」も似てると言えば似ていましたが、「スクリーン」と比べると若干「ロードショー」の方が邦画を紹介する記事が多く、TV番組の紹介記事も多かった様に思えます。
付録

雑誌 ロードショー付録
映画評論家の批評やコラムやエッセイなどの連載の他、「スクリーン」でもありましたが、映画関係の付録などが、時々ありました。

「ロードショー」 最終号 2009年1月号
雑誌「ロードショー」はインターネットの普及などで購読者数が減少し、1980年代には約35万部売れていたが、最後は約5万部まで落ち込み2008年11月21日発売の2009年1月号を最後に廃刊となりました。
14年ぶりに復活!

ROADSHOW 2000年11月号
※画像は2000年11月号で復活版ではありません。(復活したのはWEBニュースサイト内です。)
2009年1月号で廃刊となった「ロードショー」ですが、スマートフォン向けWEBニュースサイト「集英社オンライン」が2022年3月31日に創刊され、「ロードショー」が同サイト内で14年ぶりに復活されました。
ロードショー編集部 | 人物一覧 | 集英社オンライン | 毎日が、あたらしい
最後に・・・。

スクリーン 1979年1月号 ファラ・フォーセット表紙
いかがだったでしょうか?
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
おすすめ記事
懐かしの『金曜ロードショー』の歴代オープニング映像&解説・ナビゲーターを集めてみたよ!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
【訃報】「グリース」や「フィジカル」等ミドル世代の青春『オリビア・ニュートン=ジョン』死去!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
チャーリーズ・エンジェルの『キャメロン・ディアス』引退後そして現在!! - Middle Edge(ミドルエッジ)