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本作の主人公。秀知院学園生徒会会長。父親と妹の三人暮らし。学園内では少数派である一般階層の出であり、高校からの外部入学。「天才であること」を自認し、偏差値77前後と高い学力レベルを誇る学園内で常に成績1位を維持、全国模試でもトップを争う学力を持つが、昆虫類が大の苦手で、千花が歌声を「なまこの内臓」と例えるほどの音痴であり、リズム感が皆無なため踊れない。
「努力型の天才」であり、1日10時間の勉強を欠かさず行い、空いた時間でアルバイトもこなしている。
学園に入学してすぐに、池の清掃ボランティア活動した際、池に落ちた女生徒を助けたかぐやに惚れて、生徒会長を目指すようになる。かぐやに好意を抱いているが、家柄や才能の差を気にして自分から告白すると対等にはなれないと思っていることもあり、何とかかぐやの方から告白させようと腐心している。
一流の大学で経営を学び、四宮グループに騙し取られた父の会社を奪還するのが夢。

生徒会書記。テーブルゲーム部に所属。前頭部に「極黒リボン」と名付けた蝶リボン を付けている。
かぐやとは中等部からの友人であり、孤立するかぐやにただ一人寄り添っていた。かぐやと白銀との“恋愛頭脳戦”にはまるで気が付いていないが、何気ない一言が膠着した状況を一気に収束に導いたり、逆にさらなる混沌を呼び込んだりと、トリックスター的な役回りをする。

生徒会会計。零細玩具メーカーの次男であり、その会社の経理を見ている。常に気だるげな表情を浮かべ、髪は目が隠れるほど長い。首元には常にヘッドフォンをぶら下げている。
中等部時代に起こした暴行事件から、多くの生徒からは白眼視されているが、事件の真相を見抜き手を差し伸べた白銀には恩義を感じている。
体育祭の実行委員活動時に先輩の子安つばめに好意を寄せるようになる。つばめに告白されるような男を目指すようになるが、つばめの卒業式において断られ失恋。

入学時から学年1位をキープする秀才であるが、真面目で融通の利かない性格で上がり症。
石上のことは不登校だったころから教員に抗議したりと助けているが、周りが見えないことを上から目線で注意されるため嫌っている。しかしつばめに振られたのちは石上のことを気にするようになる。

四宮グループ幹部の娘で、アイルランド人のクオーター。かぐやの侍女（近侍）。かぐやとは姉妹同然に育っており、かぐやが素の自分を出せる数少ない相手。
校内では「おしゃれ好きで校則ぎりぎりの恰好をする元気なギャル」に擬態しており、白銀が四宮家を訪ねて来た時は髪形とカラコンで「スミシー・A・ハーサカ」に、四宮家の近侍中に千花と会うときは男装して「ハーサカ君」となるなど、TPOに応じて変装する。

連載当初はかぐやと白銀の「両片思い」がこじれて、「どうやって相手から告白させるか」というマウント合戦のような様相で、1話ごとに「かぐやの勝ち」とか「引き分け」などの結果表示が出ていたのですが、生徒会にいるメンバーそれぞれにエピソードが付与され話が進んでいくと、かぐやと白銀だけではない「天才たち」の恋愛模様が描かれるようになりました。かぐやと白銀が両思いになった後も、かぐやの家である四宮家のお家騒動がシリアスに展開されたりなど、スケールの大きい話になっていきましたが、その中にも生徒会メンバーのおバカなエピソードや勘違いがあり、そのギャップにほっこりしたりします。特に千花の空気読めなさ加減は最高です。
藤原千花という得体のしれないキャラを生み出したことが、この作品をよりカオスに面白くしていると思いますよ。

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