篠谷 和美
令太郎の妻。支配的で、気に入らないことがあると喚いたりコップを投げつけたりと情緒不安定で自己中心的な女性。自身も親との関係に問題があったと匂わせている。
篠谷 一花
令太郎と和美の娘。中学一年生。母親の言いつけに従い令太郎との関りを避けていたが、両親の仲や父親を心配して心を痛めている。不登校気味だが、転入生の光と親しくなる。元々真っ当な感覚と落ち着いた性格の持ち主。
倉敷 沙耶子
駅のホームから線路上に落ちそうになったり、橋の上から身投げしそうな雰囲気の令太郎を救ってきた女性。SNSではきわどい投稿が多く、フォロワー数は3万人。ストーカーに悩まされ、令太郎が住む街に引っ越してきた。
マンガ「そんな家族なら捨てちゃえば?」の見どころ
女性がDVを受ける作品は多々ありますが、逆パターンの作品は稀有でしょう。新鮮と言うと語弊がありますが、世帯主であろう男性が虐げられている様子にタイトル通り「そんな家族なら捨てちゃえば?」という同情か苛立ちの様な疑問が沸き上がってきます。
井戸のような暗い眼をした令太郎が何を考えているのか読者は読みきれず、底知れぬ不気味さを漂わせます。不当な扱いを当然のことのように受け入れ感情を失ってしまったのか、歪んだ感情を隠し通しているのか推測の域を出ません。
父親である令太郎と同じような眼をした一花。彼女は涙を流したり両親の幸せを願う素直さを持っています。一花の願いは叶うのでしょうか。ハッピーエンドもバッドエンドも想像できてしまう不安定な雰囲気こそがこちらの作品の魅力かもしれません。
もちろんAmazonでも「そんな家族なら捨てちゃえば?」コミックを全巻大人買いが出来ます!
※本記事は執筆時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。詳細は、各サービスの公式サイトをご確認ください。
