佐倉 千代(さくら ちよ)
本作のヒロイン。ツッコミ役だが、ボケ役に転じることも多い。隣のクラスの野崎に片思いをしている。身長145cmと小柄。頭の両側につけた大きな赤い水玉柄のリボンがトレードマーク。千代の外観は野崎(夢野咲子)の描く『恋しよっ♡』のヒロインマミコのビジュアルの原型でもある。
無邪気で快活な性格だがあまり要領は良くなく、全体的にどんくさい。物語冒頭で思い切って野崎に恋心を告白しようとした時に「ファンです」と言ってしまったため、言葉の意味を取り違えられて色紙を贈られ、いつの間にか野崎のアシスタントとなっていた。美術部に所属しており、メインは水彩画。ベタを塗るのが得意だが、野崎や御子柴同様に背景を描くのは苦手。
野崎に好意を抱いているので、基本的に彼のすることには賛同、好きな男性のタイプも野崎そのもの。ヒロインのはずだが、登場人物が増えていくに従いモブ化している幸薄い主人公でもある。
御子柴 実琴(みこしば みこと)
少しワルぶった雰囲気を持つ美形だが、実は恥ずかしがり屋かつツンデレな一面を持つ小心者かつ残念なイケメンキャラ。野崎と千代からは「みこりん」と呼ばれており、野崎が描く漫画のヒロイン・マミコの人物モデルにされている。人見知りを改善したいと奮闘した結果ギャルゲーをプレイするようになり、物事や人物を恋愛アドベンチャーゲームに置き換えて話を進めるなどのレベルでオタク化している。特殊効果、特に花担当のアシスタントを務めている。
主要人物の中では最も良識的であり、基本的にツッコミである佐倉に対してもツッコミを入れるなど、気苦労が絶えないが、アシスタント仲間として仲は良く、野崎と共にトリオで作業することが多い。
堀 政行(ほり まさゆき)
演劇部の部長。真面目だが短気な性格であり、隙を見つけてはサボる鹿島にバイオレンスな制裁を加えている。演技はズバ抜けて上手いが、背が低いため大道具を担当している。後輩の鹿島の顔を絶賛しており、野崎や佐倉から「親バカ」と評されている。
アシスタントでは背景担当。学校の廊下に落ちていた演劇部の未完成台本を野崎が拾って続きを書き加えたところから付き合いが始まる。部活との関係上、主に夜遅くに手伝いに来ており、御子柴と顔を合わせることがないため、堀がアシスタントであることを御子柴は長いこと知らずにいた。
鹿島 遊(かしま ゆう)
御子柴の親友でクラスメイト。イケメンな容姿で、眉目秀麗、勉強も運動もでき、会話が面白く度胸もあり、男としてのありとあらゆるモテ要素を網羅している。大勢の女生徒からちやほやされたり、気障な台詞で応じたりすることを心から楽しんでおり、男子からは「学園の王子様」という異名で呼ばれている。演劇部所属で、王子様役など重要な役柄を任されることが多いが、女の子と遊ぶために遅刻とサボりを繰り返す常習犯であり、その度に堀にバイオレンスな折檻を受けているが、堀のことを好意を全開にして慕っており、殴られるのも自分が特別扱いされている証拠とポジティブにとらえている。壊滅的な音痴で、瀬尾に歌を習っている。
瀬尾 結月(せお ゆづき)
佐倉の友人でクラスメイト。美人だががさつで、場の雰囲気も他人の感情も全く読めない性格の持ち主。運動神経は抜群でさまざまな部活の助っ人を頼まれるが、自己中心的なプレイを行う。男女問わず物事をズケズケと言う性格。声楽部に所属し、天使の歌声と言われるほど、普段の性格からは想像もできない歌唱力があり、その落差から「声楽部のローレライ」の異名を持つ。
都 ゆかり(みやこ ゆかり)
少女漫画家で女子大学生。『別冊少女ロマンス』の看板漫画家の1人で、野崎と同じマンションの上の階に住んでいる。幅広いジャンルの少女漫画を描けるが、担当がタヌキ好きのため、どんな作品にもタヌキを登場させられている。
大学では漫画家であることを隠しているため、編集部からの電話を借金取りへの電話、プロット構想を彼氏へのラブレターだと周りから思われている。家が近くのため野崎とたびたび漫画の内容についての相談を行っているが、そこを友人に見られたことで野崎が彼氏だと思われており、さらに会話の内容からかなり爛れたことをやっているのだと勘違いされている。
マンガ「月刊少女野崎くん」の見どころ
4コママンガなんで基本シンプルで読みやすいんですが、なんたって10年以上続いているマンガなので、登場人物が多い!しかもみんな個性的で大変!正直一番個性がなくてモブっぽいのが主人公とヒロインだったりします。堀先輩と鹿島くんのカラミなんかめっちゃ楽しいし、瀬尾のラフプレイの苦手感から寝不足だった若松君が、瀬尾の声と知らずに歌を聴いて安眠できたりとか、「実はこうなんだけど知られていない」ことがあちこちにあるので、それを楽屋落ちみたいにニヤニヤしてのぞき見している気分で読めます。気負わず、気ら~くに読める作品ですよ。
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