エレオノール・ボヌフォワ
ファルマの父である宮廷薬師ブリュノ・ド・メディシスの一番弟子であり、一級薬師。ファルマの家庭教師を務める。愛称は「エレン」。ボヌフォワ伯爵家の令嬢であり、艶やかな銀髪と美貌を持つ才媛。
転生後のファルマの異変に最初に気付き、規格外の変貌を見て薬神の化身だと恐れをなす。ファルマを薬神の化身だと考えながらも、ファルマの良き理解者として接する。
ファルマが「異世界薬局」を開業する際、ブリュノに頼まれてサポートのために「異世界薬局」で働くことに。
シャルロット・ソレル
メディシス家に仕える召使いの少女。愛称は「ロッテ」。ファルマの世話係をし、転生して異世界のことが全くわからないファルマに多くのことを教える。元気いっぱいで、天真爛漫な性格。甘い物が好物。
ファルマが「異世界薬局」を開業にする際、彼にお願いして庶務と事務を任される。
エリザベート二世
サン・フルーヴ帝国を治める美貌の24歳の女帝。大陸全土で最も高い神力を持つ火属性の神術使いで、病死した先帝の後継者として神殿に選定された。武勇に優れ帝国を拡大させるほどの辣腕を発揮する一方で、僻地を開拓し政情を安定化させて内政を見事にこなす賢君であり、国民から慕われている。美人だが男前な女帝で、非常に気が短くせっかちなため、ファルマからは「脳筋」と評されている。
白死病に侵されて衰弱していたところをファルマの処方した特効薬により回復、ファルマを気に入り宮廷薬師とし、「異世界薬局」を疎む薬師ギルドやファルマを狙う神聖国から彼を守る絶大な後ろ盾となる。
ブリュノ・ド・メディシス
ド・メディシス尊爵家の当主。パッレ、ファルマ、ブランシュの父親。帝国に三人しかいない宮廷薬師の一人で、サン・フルーヴ帝国薬学校の総長を務める。
非常に厳格な性格で、抜き打ちで薬学の試問をすることがある。薬師は人の命に寄り添い、必要なのは技術ではなく心だという信念を持ち、常に患者の事を優先的に考えている。不治の病である白死病に侵された皇帝にも、病名を告げて絶望させることを避け、自らも白死病に感染するほど傍に寄り添い手を尽くしていた。
ファルマが皇帝と自らの白死病を特効薬で完治させたことで転生したファルマのことを認め、あくまで息子としてファルマを見守る立場を取り、時に助言したり叱責したりしている。
セドリック・リュノー
男爵の爵位を持つド・メディシス家の元上級使用人。博識で社会事情や法律などに詳しく、ド・メディシス家では財務と畑の土の肥育を担っており、ブリュノや他の使用人たちからの信頼も厚い。長年の勤務と酷使で変形性膝関節症を患っていたが、ファルマが異世界薬局を開業する際、ブリュノから膝の疾患を理由にあえて解雇され、博識さや誠実さ、財務経験を活かすようファルマの新しい薬局での雇用に至った。
カミュ・ド・サド
ノバルート医薬大学出身でブリュノと同期の薬師。死に魅せられ、残虐かつ著しく人間性と道徳性を欠き、特に「毒」の研究に傾倒して、その邪悪さゆえに神殿に神脈を閉鎖された。
ネデール国の平民薬師となると植民地のパンテ島を黒死病で壊滅させた上、ネデール国の政治・神殿・国民を掌握し、さらに商人や聖騎士を使ったサン・フルーヴ帝国内の黒死病感染拡大を画策する。
ファルマが対峙した際、皇帝エリザベート二世を中心とした白死病感染の首謀者である事も判明する。
マンガ「異世界薬局」の見どころ
「医は仁術」という一言を体現している主人公です。日本で生きていた時は新薬開発の最先端におり、多くの人間から特効薬の開発を嘱望され、その期待に応えるために過労死してしまった人物で、その原点には脳腫瘍で幼くして逝った妹を救えなかった後悔があります。転生してからもその基本的な姿勢は変わらず、新薬はもとより、顕微鏡や多くの技術を「自分の発明ではない」からと公開し、平民にも求めやすい安価での販売をするなど、そのぶれなさ加減は感心するほど。神術と呼ばれる力で、薬のための物質生成や、患者の体内の病原物質の消去、どこが悪いかを見分け、診立てるスキル持ち。しかも魔術を使ってくる相手を徹底的に封じ込める神術も使いこなすなど、どんだけチートなんだ、という主人公なんですが、彼の「医は仁術」を実践していく姿に、「まあチートだけどしょうがないな」とつい思ってしまいます。ファルマの姿勢に周囲が感化されどんどん変化していく様子も見どころですよ。
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