小野伸二が「伝説の11人抜き」を再現! 「人気サッカー漫画」の有名シーン実演にファン大興奮
2022年7月2日より放送中のTVアニメ「シュート!Goal to the Future」。1993年から94年にかけて放送されていたアニメ「蒼き伝説 シュート!」(原作:大島司)が、この度カタールワールドカップの年に帰ってきたと話題を集めています。
そんななか、現在北海道コンサドーレ札幌に所属し、元日本代表でもある「天才・小野伸二」が、同作において象徴的なシーンである久保嘉晴の”伝説の11人抜き”を再現し、その動画が公開されています。
動画内では小野と同じく天才と称された久保嘉晴が映し出され、久保の11人抜きの動きとシンクロするように、小野が細やかなボールタッチで相手を交わしていく様子がご覧いただけます。
テロップには「小野伸二選手のモーション・キャプチャーによる完全再現」と表示され、その完コピぶりに視聴者も大きく反応しています。「これができるのは、小野さんだけです」「最高っの再現」「あの伝説のシーンを小野伸二選手が‥‥これこそ伝説になりますね」と好意的なコメントが多数寄せられています。
この動画はテレビ放送を記念して行われた“久保嘉晴の伝説の11人抜きドリブルは誰だ⁉”キャンペーンの結果発表も兼ねており、アニメの舞台と同じ静岡出身の小野に白羽の矢が立ったのも納得ではないでしょうか。
好評だった7月2日の第1話に続き、第2話がどうなるのか注目です。
天才・久保嘉晴
週刊少年マガジンで1990年から2003年まで約13年間にわたり連載されていた『シュート!』。物語の舞台である静岡県掛川市出身の漫画家・大島司が描いたサッカー漫画で、2019年2月時点で全4部作の累計発行部数が5000万部を突破している大ヒット作です。
人気漫画である同作において、天才と呼ばれるも夭逝してしまったキャラクターが久保嘉晴でした。
中学時代の多くを旧西ドイツで過ごし、サッカー強豪国においても天才の名を欲しいままにしていた久保。帰国後は日本ジュニアユース代表にも選出され得点王に輝くなど、将来を約束された選手でもありました。
また、高校進学時には「自由なサッカー」「トータルフットボール」を目指して、新設校の掛川へと進学するといった情熱家の一面もありました。
しかし、インターハイ静岡県予選準決勝で、本稿でも取り上げている「奇跡の11人抜き」を達成した直後に、ピッチ上で倒れそのまま帰らぬ人となりました。
実は、高校2年の初めに白血病を患って入院していたものの完治はせずに、貧血状態で11人抜きという激しい運動をしたことで心不全を誘発し、死に繋がっています。
11人抜きというインパクトとさらに直後の死という哀しさが相まって、同作では伝説の人物として描かれています。
「シュート!」に関連したオススメ記事
サッカー好きか?これぞ青春。蒼き伝説 シュート! - Middle Edge(ミドルエッジ)
「SMAP」が出演した映画『シュート!』、あの頃を振り返る! - Middle Edge(ミドルエッジ)