【訃報】セガ「ドリームキャスト」のCMで話題となった“湯川専務”こと湯川英一さん死去。
90年代後半にドリームキャストのCMに出演していた“湯川専務”こと湯川英一(ゆかわ ひでかず)さんが、誤嚥性肺炎のため2021年6月に亡くなっていたことが明らかとなりました。78歳でした。
第一報はこちらです!
湯川さんは1943年、大阪府出身。1968年にCSKに入社し、セガがCSK傘下になるとセガへと出向し、1998年には専務取締役に就任しました。そして1998年発売の家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」が発売されると、「セガなんてだっせーよな」などのフレーズで有名な自虐的なCMに自ら出演し、自身も“湯川専務”としてお茶の間の人気者となりました。しかしながらドリームキャストの売上は伸び悩み、2001年に同機の生産は終了。湯川さんも“常務”へと事実上の降格となってしまいました。その後の湯川さんですが、CSKの取締役を経て2004年にはクオカードの会長に就任するなどしていましたが、2010年以降は第一線から退いていました。そして2017年頃から体調を崩し、このたびの訃報となりました。
湯川専務追悼!「ドリームキャスト」の自虐CMを振り返る!!
「セガなんてだっせーよな」「プレステのほうが面白いよな」という、競合他社の商品まで持ち出す自虐さが大きな話題となったドリームキャストのCM。その仕掛け人は秋元康であり、湯川さんは実生活では着けていない“伊達メガネ”でキャラを作り、滝沢秀明とともにストーリー仕立てのCM・全8話に出演していました。YouTubeに当時のCMが投稿されていましたので、是非この機会に思い出しておきましょう!
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
いかがでしたでしょうか?CMを通じて“CDデビュー”まで果たし、自身の“常務降格”までもネタにした湯川さん。第4話にて「なろうじゃないか。みんなのおもちゃになってやるよ」というセリフにある通り、ピエロを演じる覚悟でドリームキャストを売り込もうとしていた気概が見て取れます。近隣住民によれば、実生活でも感じが良い人柄だったという湯川さん。皆から愛された“湯川専務”は、これからも語り継がれていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
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