【訃報】プロレスラー・ターザン後藤さん死去。
80年代より、FMWやIWAジャパンなどで活躍したプロレスラー・ターザン後藤さん(本名:後藤政二、ごとう まさじ)さんが5月29日、肝臓がんにより亡くなっていたことが明らかとなりました。58歳でした。
後藤さんは1963年、静岡県島田市出身。中学卒業後に大相撲力士を経て、全日本プロレスへと入門。1981年にデビューを飾りました。その後は数年間ジャンボ鶴田の付け人を務める傍ら、1983年にはプロレス大賞新人賞を受賞。そして1989年には、大仁田厚に誘われる形でFMWの旗揚げに参加。「鬼神」の異名で、1990年8月には大仁田と史上初となる「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」を行うなど、トップレスラーの一人として活躍しました。その後1995年にFMWを離脱し、IWAジャパンへと移籍した後藤さん。近年は、東京・押上にある妻の実家のラーメン店で働いていたとのことです。
大仁田厚「なぜか、俺だけが生き残っている」
後藤さんの突然の訃報に対し、FMV時代から親交の深かった大仁田は自身のツイッターにて「ただただ信じられない」とコメントを発表。またマスコミの取材に対しても「今の俺があるのはターザンがいたからこそ」とコメントし、さらに「なぜか、俺だけが生き残っているよ」と、後藤さん以外にもFMW戦士が多く亡くなっている事実と悲痛な面持ちで向き合っていました。また5月31日には、「ジャンボ鶴田23回忌追善興行」が東京・後楽園ホールで開催。会場では、後藤さんを追悼するための10カウントゴングが鳴らされ、会場が悲しみに包まれたとのことです。
若くして亡くなったFMW戦士。
大仁田が「なぜか、俺だけが生き残っているよ」とコメントしている通り、FMWに所属していたプロレスラーには若くして亡くなっている方が多くいらっしゃいます。ここでは、その中でも近年亡くなった方をご紹介したいと思います。
BADBOY非道
2021年10月には、工藤めぐみの夫としても知られるBADBOY非道さんが51歳で死去。2007年ごろから肝機能障害など内臓疾患に苦しめられており、長年にわたり病気療養を続けていました。
保坂秀樹
2021年8月には、保坂秀樹さんががんのため49歳で死去。ミスター・ポーゴ2世を名乗り活躍した保坂さんですが、2019年にがんが発覚。その後は治療に専念していました。
ミスター・ポーゴ
2017年6月には、ミスター・ポーゴさんが脳梗塞により66歳で死去。腰の手術を行うため全身麻酔をかけている最中に発生した不整脈により血圧が低下、脳梗塞を発症し帰らぬ人となってしまいました。
ハヤブサ
2016年3月には、ハヤブサが47歳で死去。2001年に頸髄を損傷し、懸命なリハビリを行っていたものの、くも膜下出血により亡くなっています。
このように、若くして亡くなる方が多いFMW戦士たち。とはいえ、彼らのプロレス界での功績は色褪せることなく、これからも語り継がれていきます。ご冥福をお祈り申し上げます。
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