アーノルド・シュワルツェネッガーのプロフィール

まずはアーノルド・シュワルツェネッガーさんのプロフィールからご紹介します。
本名:アーノルド・シュワルツェネッガー
生年月日:1947年7月30日
国籍:オーストリア・アメリカ合衆国
ボディービルダーとしての活躍:15歳のときに重量挙げを始め、20歳でミスターユニバースのタイトルを獲得します。
その後ミスターオリンピアコンテストで7度の優勝を飾るなど、ボディービルダー界の重鎮として多くの著書を残すなど、大きな足跡を残しました。
シュワルツェネッガーさんの名前にちなんだアーノルド・スポーツ・フェスティバルはミスターオリンピアに次いで重要なボディビルイベントとされています。
史上最も偉大なボディービルダーの1人であり、またボディビル界のカリスマ的なアンバサダーでもありますね。
俳優としてもかなり有名ですが、ボディービルダーとして素晴らしい経歴をお持ちです。

ボディビルを引退した後、1977年にボディビルのドキュメント映画パンピング・アイアン(鋼鉄の男)に出演したあと、1982年の「コナン・ザ・グレート」では続編が製作されるほどブレイクしました。
1984年の「ターミネーター」は興行的に大成功し、その後続編が4作製作されています。
鋼の肉体を活かしたアクション映画のイメージが強いですが、1988年の「ツインズ」や1994年の「ジュニア」などコメディ映画にも数多く出演しました。


1999年公開の「エンド・オブ・デイズ」に主演し、ミレニアムにふさわしい幕開けを切っています。
俳優として世界的に活躍しましたが、2003年にはカリフォルニア州知事リコール選挙に、共和党から立候補して初当選を果たしています。
2006年の選挙では再選を果たし、2011年に人気を満了するまで務めました。
その後は俳優に復帰しています。

父親の過去

父親のグスタフ・シュワルツェネッガーさんは、オーストリア連邦陸軍小隊長を経て1937年に警察官になっています。
その翌年にドイツ国家社会主義労働党に自発的に入党しました。
そのすぐ後にオーストリアはドイツに併合されています。
第2次世界大戦では、野戦憲兵隊の専任軍曹として東部戦線に従軍しました。
スターリングラードの戦いで負傷し、第一級鉄十字一級賞を受賞しています。
戦病治療を行っていましたが、マラリアの発作が続いたため1944年に除隊していました。
戦後はオーストリア連邦憲兵隊の警察官に復帰しています。
父親のグスタフさんとナチスの関係は1990年代に明るみに出たので、シュワルツェネッガーさんは調査を依頼していますが、ナチスの一員として残虐行為に関与した証拠は見つかりませんでした。
父親に幼い頃から暴力をふるわれてきたことを、告白しています。
そして父親が自身に暴力をふるった理由について,「ナチスへの協力に関しての罪悪感や恥辱が原因ではないか」と2021年のビデオメッセージで語っていました。
ロシアのウクライナ侵攻についてのメッセージ
2022年3月にロシアがウクライナに侵攻した件について、シュワルツェネッガーさんはロシア国民に対してSNSに動画を挙げています。
ロシア国民に向けて「政府の偽情報に抵抗して欲しい」という物でした。
「この戦争を始めたのはウクライナではない。国粋主義者でもナチスでもない」「クレムリンの権力者たちがこの戦争を始めた」。動画の中でシュワルツェネッガー氏はそう強調している。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35185088.htmlCNN.co.jp : 「政府の偽情報に抵抗を」 シュワルツェネッガー氏、ロシア国民に訴え
ナチスへの協力に生涯苦しみ続けた父親の体験をもとにしたメッセージは、強く心を打ちます。
戦争は最中はもちろんですが、後々まで人々の心身に深く大きな傷を残してしまいますよね。
戦後に産まれた家族にまで深い傷を残しかねないと思うと、1日も早く平和が訪れるよう願わずにいられません。
まとめ
アーノルド・シュワルツェネッガーの出演作は?父親はナチスだった過去を語るについてご紹介しました。
俳優としてボディービルダーとして、政治家として輝かしい経歴を持ったシュワルツェネッガーさんの辛い過去は意外でした。
多才なシュワルツェネッガーの今後も注目していきたいですね!