デビュー曲は最大のヒット曲!「LOVE YOU ONLY」
TOKIOの前身のグループは1989年、テレビ朝日のバラエティ番組『アイドル共和国』の中で結成されたグループ「平家派」から城島茂酸と山口達也さんが結成した「城島茂バンド(通称:ジョーバンド)」。その後ジャニー喜多川さんが「TOKIO BAND」と名付けました。
その後1990年に国分太一さんと松岡昌宏さんが城嶋さんと合流し「TOKIO」となります。少し遅れて小島啓さんが加入して4人組に。城島さんの交渉で山口さんがTOKIOに戻ります。
1992年頃から時々長瀬智也さんがサポートして加入します。1994年1月にはツアーも行い、CDせびゅー目前というところで小島さんが脱退。ジャニーズ事務所も退所しました。そこで長瀬さんが正式メンバーとなり、5人でTOKIOとしてデビューしました。
1994年9月に「LOVE YOU ONLY」でデビュー。キャッチフレーズは「ダテに待たせたワケじゃない」でした。最初の結成から5年経っているわけですもんね。
「LOVE YOU ONLY」はフジテレビ系アニメ『ツヨシしっかりしなさい』のオープニングテーマでもありました。カップリングの「時代を(TOKIO)よろしく!」は国分さんの主演していた「八神くんの家庭の事情」の主題歌でしたよ。
オリコン最高位は3位ですが累計売上50万枚以上で、オリコン上ではTOKIO最大のヒット曲となっています。ミリオンヒットがないというのは少し意外ですね。
カラオケで盛り上がる!「うわさのキッス」
3枚目のシングルは1995年に発売された「うわさのキッス」。フジテレビ系アニメ『キテレツ大百科』のエンディングテーマでした。
この楽曲はサビが長瀬さん、山口さんのツインボーカルに松岡さんがコーラスを入れています。
「うわさのキッスをきみに~」「イエイイエイ」の部分ですね。1人で錆を全部歌うのは難しいですが、カラオケで入れると友人がコーラスを入れてくれることも多く、盛り上がる一曲だと思います。
TOKIOの初期の代表曲ですね。「哀しみのBeliever」が同時収録されています。オリコン最高位は2位で、TOKIOにとってしばらくこれが最高位となっていました。なかなかい1位に恵まれなかったんですよね。
ドラムがセンターだったのが印象的「フラれて元気」
1997年2月に発売された11枚目のシングルは「フラれて元気」。この曲は松岡さんが主演する「サイコメトラーEIJI」の主題歌でした。
バンドなので当たり前といえば当たり前ですが、ドラムの松岡さんはいつも立ち位置は後ろ。アイドルとして、センターで歌いたいという気持ちがあったようで、自分の主演するドラマの主題歌であるこの曲では、ドラムセットを真ん中に置いて歌番組で披露されていたのを思い出します。
今の松岡さんなら「真ん中で!」なんて言いそうにはないので若さを感じますね~。
カップリングは「ザ!鉄腕!DASH!!」のエンディングテーマだった「Dash for the Dream」。オリコン最高位は5位でした。1997年の紅白歌合戦でも歌われています。
「みんなでワーッハッハ!/愛はヌード」はつんくプロデュース
2000年5月に発売された19枚目のシングルは「みんなでワーッハッハ!/愛はヌード」の両A面シングルはつんくさんがプロデュース。
全然違う楽曲ですがどちらもプロデュースされているんですね。「みんなでワーッハッハ」はちょっとコミックソングっぽい楽曲で、ジャニーズでもどのグループでも歌えるわけではない、TOKIOだから歌える曲に仕上がっていると思います。メンバー全員のソロパートがあるのも特徴です。2000年の紅白歌合戦でも披露されました。
TOKIOのバラエティ番組フジテレビ系『メントレG』の主題歌でした。「愛はヌード」は松岡さんが主演していたドラマ「ショカツ」の主題歌です。
オリコン最高位は6位でした。
「メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ」で初のオリコン1位に!
2001年に発売された22枚目のシングル「メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ」はTOKIO初のオリコン1位を獲得した楽曲。ヒット曲はたくさんあるのですがなかなかヒット曲に恵まれなかったTOKIO。デビュー7年目にして初の1位に輝いたんですね。
「メッセージ」は松岡さんが主演する「天国に一番近い男 ~教師編~」の主題歌。
「ひとりぼっちのハブラシ」はTOKIO名義ではなく、桜庭裕一郎名義でした。桜庭裕一郎とは、長瀬さんが主演するドラマ「ムコ殿」で長瀬さんが演じたキャラクターで天涯孤独の抱かれたい男NO.1のシンガーソングライター。ドラマ内では「桜庭裕一郎の8作目のシングル、2001年4月12日発売、チャート初登場1位獲得」という設定でした。実際は初シングルとして発売されたわけです。作詞作曲はドラマにも社長役で出演されていたつんくさんです。架空の人物のCDが1位を獲得するのは14年ぶりだったそうです。
初期のTOKIOはバンドと言えどアイドルソングが多く、そこかたコミックソングっぽい楽曲なども歌ってきましたが「メッセージ」は今のTOKIOのイメージに合う楽曲ですよね。この頃から今のような男気溢れる楽曲が増えてきたように思います。
2017年以降音楽活動はされていませんが、バラエティ番組などで少し歌うこともあるようですね。メンバーは減ってしまいましたがまたいつか音楽活動を再開されたらいいなと思います。