世界的な大ヒット「ベティ・デイビスの瞳」のベティ・デイビスって誰?

世界的な大ヒット「ベティ・デイビスの瞳」のベティ・デイビスって誰?

「ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)」は、ドナ・ワイスとジャッキー・デシャノンが作詞作曲した楽曲です。1981年、キム・カーンズがカバーして、世界的な大ヒット曲となりました。ところで題名のベティ・デイビスって実在の人だって知っていましたか?


一度聴いたら忘れられない曲

ロックンロール時代の最初の女性シンガーソングライターの1人、ジャッキー・デシャノンは、1975年のアルバム「New Arrangement」の制作に取り掛かります。この時、集録曲の内数曲をドナ・ワイス(Donna Weiss)と共作しました。「ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)」もその一つ。デシャノンによれば、ベティ・デイヴィス主演の映画「情熱の航路」を見て、着想を得たとか。彼女のオリジナル・バージョンは、戦前のジャズ風のアレンジが施されています。

「ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)」のカバーを決めたキム・カーンズとプロデューサーのヴァル・ギャレイ。メロディーと全体の雰囲気をよりうす暗い感じにアレンジして、一度聴いたら忘れられない曲にしようとしました。独特の曲風にするため、スタジオでリハーサルを何度も繰り返したそうです。

世界中で大ヒットに

キム・カーンズがカバーした「ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)」は、1981年5月16日から6月13日かけて、ビルボード・Hot 100の1位に輝きます。更に勢いは止まらず5週連続1位に。その後、スターズ・オン45の「ショッキング・ビートルズ45」に1週だけ1位の座を明け渡しますが、続いてまた4週連続で1位を記録します。

その人気は世界中を駆け巡り、フランス・オーストラリア・西ドイツ・イタリア・スペイン・スイス・ノルウェー・南アフリカなどの国でも1位を記録しました。1981年のビルボード年間チャートでも、堂々の1位になるほどのすさまじい超大ヒット曲となったのです。ミュージックビデオも世界各国で放映され、翌年2月の第24回グラミー賞では、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞しました。

ベティ・デイヴィスって誰?

ベティ・デイヴィス(Bette Davis)は、アメリカ合衆国の女優。マサチューセッツ州のローウェル出身で、本名はルース・エリザベス・デイヴィス(Ruth Elizabeth Davis)です。キャサリン・ヘプバーンと双璧の、ハリウッド映画史上で屈指の演技派女優とされています。映画関係者やファンからは、尊敬をこめて「フィルムのファースト・レディ」と呼ばれていました。

舞台の主演女優として様々な経験を積んでいったベティ・デイヴィス。舞台の傍らに、サミュエル・ゴールドウィンのスクリーン・テストを受けたこともあったようですが、不合格となりました。しかし後にゴールドウィンは、彼女を不合格にしたことは、最大の誤算であり間違いだったと述べています。これこそ、後悔先に立たず、悔やんでもすでに遅しでした。やがて、着実に女優街道を進むデイヴィスは、1931年にユニヴァーサル映画に所属します。そこで、スターとして知られたコンラッド・ネイゲルが主演する「姉妹小町」でスクリーン・デビューを果たすのです。

あまりにひどい悪女の役

舞台での便利使いの適当なヒロイン役や準ヒロイン役に甘んじていたデイヴィスでしたが、名匠ジョン・クロムウェル監督の「痴人の愛」との出会いが、女優としての運命を変える事になります。実はこの作品は、映画化が決まってもヒロインのなり手が全くありませんでした。これまでの英米文学では描かれることの無かったような人物像で、史上最低最悪のヒロインとなり得る悪辣な役だったのです。

そのためヒロイン探しは難航しましたが、デイヴィスが転機と確信し自らこの役に志願したのでした。しかし、当時専属契約中だったワーナーは、他社となるRKOへの出演を認めなかったのですが、デイヴィスは自らの固い意思を貫いたのです。この時の共演者は、イギリスの名優で監督としても有名な大スター、レスリー・ハワード。ハワードが相方になったことで、デイヴィスは一層引き立てられ、まさに演技に開眼したのです。

「痴人の愛」が全米で公開されると、強烈な存在感と悪女ぶりが大評判になり、批評家や評論家も彼女を絶賛したのです。他社の映画で大評判を取ったデイヴィスに、気分を害したのがワーナーのボス、ジャック・ワーナーでした。ワーナーは、露骨かつ意図的に彼女を締め出し、そのためにデイヴィスはオスカーにノミネートされることはありませんでした。

前代未聞のオスカーへの抗議活動

このオスカーの件で怒ったのは、デイヴィスでもワーナーでもRKOでもありませんでした。多くの新聞のコラムで疑問が投げかけられ、ファンや評論家が抗議したのです。それに加え、俳優仲間で親友のジョーン・ブロンデルと彼女の当時の夫であり人気スターのディック・パウエルらが率先して、抗議のアピールをします。

更には、アカデミーの事務局に、電話や電報による抗議が殺到したそうです。このように収拾がつかない事態になってしまい、挙句の果てにはデモ隊までが登場します。そして抗議集会が行われる寸前に、どのカテゴリーもノミネートに関係なく、誰に投票してもよいという緊急措置がとられ、アカデミー会員側に通達がされました。
しかし残念ながら、デイヴィスがオスカーを獲得することはありませんでした。後になって、オスカー史上の最も大きな過ちと呼ばれることになります。そして今なお、アカデミーの長い歴史の中で、忘れること無く語り継がれる有名な話となったのです。

女性で初の生涯功労賞と記念切手も

1977年、AFI(米国映画協会)はベティ・デイヴィス(Bette Davis)に対し、女性として初の生涯功労賞を授与したのです。そしてまた、1999年には「最も偉大な女優50人」の第2位に選出されました。更には2007年、ベティ・デイヴィス生誕100周年の記念切手が米郵政公社から発行されたのです。

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