伝説巨神イデオン アオシマボックスアート展
1980年から1982年にかけて青島文化教材社より発売された『「伝説巨神イデオン』のプラモデルシリーズ。40年の時を経て、そのボックスアート展が開催されます。
ボックスアート展とうたわれていますが、開発資料の数々も展示されるそうです。
発売から約40年あまり、大切に保管されてきた貴重なアイテムが40点以上展示されます!
『伝説巨神イデオン』とは
富野喜幸(現・由悠季)監督が『機動戦士ガンダム』に続いて総監督をつとめた作品で、《ガンダム劇場版シリーズ》と並行して制作された。
『ガンダム』同様に視聴率はふるわなく、かつアオシマなどから発売されていた関連商品の販売も不振だったため、全43話の予定が第39話で打ち切りとなっている。
しかしファンからは熱狂的に受け入れられ、『THE IDEON 接触篇』と『THE IDEON 発動篇』の2本の劇場版が公開された。
『接触篇』はテレビ版の総集編であり、『発動篇』はテレビ版最終回の完全版となっている。
キャラクターたちがみな凄惨な死を迎えるため「皆殺しの富野」という仇名の由来のひとつと言える。
『伝説巨神イデオン』あらすじ
西暦2300年年代。地球人類はすでに外宇宙へと移民を開始していた。
そんな中、地球人類はソロ星で異星人文明の巨大メカと宇宙船を発掘。外宇宙で出会った6番目の異星人であることから彼らを「第6文明人」と呼んだ。
一方、無限力「イデ」を求める異星人バッフ・クランもソロ星を訪れ、地球人類と接触。
そして些細なきっかけから、地球人類とバッフ・クランは交戦状態に突入してしまう。
第6文明人の遺跡は合体して巨大人型メカ「イデオン」となり、宇宙船ソロシップに乗り込んで主人公ユウキ・コスモたちは宇宙へと脱出。
しかし「イデ」こそイデオンとソロシップを動かすエネルギーであり、バッフ・クランの求めるものだった。
執拗なバッフ・クランの追跡に、ソロシップは地球に助力を求めるものの拒絶。
宇宙の逃避行はやがて「イデ」の発動により、地球人類とバッフ・クランの滅亡という最悪の結末を迎える…。
『アオシマ』とは
アオシマとは青島文化教材社の、プラモデルブランドです。 他にも複数のブランド展開をしており、ラジコン模型などのスカイネット、ダイキャスト製ミニカーのDISMなどがあります。
キャッチフレーズは「創造のプラモデル」。1935年に創業された「青島模型飛行機」を前身としています。
プラモデル販売は1961年からで、それ以前は社名通り木製模型飛行機を扱っていました。
ちなみにタミヤの前身である「田宮商事合資会社」は1946年に創業。こちらも木製模型から始まり、プラモデル製品は1960年から販売しています。
アオシマにおける『伝説巨神イデオン』

アオシマブランドでは航空機、艦船、軍用車輛などのプラモデルの他にキャラクターモデルを扱っています。
その中のひとつが『伝説巨神イデオン』でした。
当初はアニメスケール(いわゆるノンスケールモデル)で、イデオンが1/810、劇中初めて登場した重機動メカ・ギラン・ドゥは1/550というバラバラな展開でした。
しかし、のちにユーザーからの要望で、劇場版の公開もあってイデオンと重機動メカは1/600、戦艦類は1/2600と統一スケールになりました。
ガンダムの1/144よりスケールが大きいのは、イデオンが全高105メートルと巨大だからですね。RX-78-2 ガンダムは全高18メートルです。
1/600スケールでは全19種のプラモデルが発売。
1/2600スケールでは全6種が発売されています。
物品販売もあります!
図録も販売されます。「会場展示ボックスアートと開発資料を網羅したイベント公式図録です」とのこと。税込2500円。
他にも、イベントアイテム、関連アイテムの販売も行われるそうです!
開催情報
伝説巨神イデオン アオシマ ボックスアート展
開催期間:2022年3月10日(木)~2022年3月21日(月)
開催場所:マルイシティ横浜7F イベントスペース
営業時間:10時30分~20時30分(最終日は19時まで)
※展示会場最終入場は閉場の30分前まで。
※営業時間は急遽変更となる場合がございます。