水木しげるが描いた「死後の世界」の塗り絵本『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』が発売!!
株式会社徳間書店より、数多くの作品を世に放ち人々に愛された、今年で生誕100周年を迎える妖怪漫画の巨匠・水木しげる(2015年11月死去)が日本と世界各地の「死後の世界」を細密に描いた塗り絵本『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』が現在好評発売中です。価格は1430円(税込)。

太平洋戦争時、日本軍に従軍し、死と隣り合わせの日々の中で、世界の人々が「あの世」をどんな風に考えていたのかに興味をもった水木しげる。彼はのちに、細密なタッチで日本と世界の「あの世」を数多く描きました。本書「水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行」では、それらの作品の一部に加え、大人から子どもまで広く愛される「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとする妖怪たちを“大人の塗り絵”として収録。塗り絵に馴染みが無い方でも、“塗り方のアドバイス”のページを見て色付けしていけば、すーっと心が落ち着いてくる不思議な一冊です。カラフルで幻想的な絵を自分の好みで彩色して、あなたオリジナルの「あの世」を描いてみましょう!
“ゲゲゲの女房” 武良布枝さんも塗り絵を楽しんでいます!
手先を使うと、気持ちが若くなるような気がします。塗り絵は好きですよ。次々と塗りたくなって楽しいですね。この絵は、いずれ私が行くところなのかしら、と思いながら塗っています。

武良布枝(むら・ぬのえ)
1932年(昭和7年)、島根県安来市生まれ。
1961年、水木しげる(本名:武良茂)と結婚。
2008年、初エッセイとなる『ゲゲゲの女房 人生は……終わりよければ、すべてよし!!』(実業之日本社)を刊行。
2010年、同作を基にしたNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が放送され、一大ブームとなる。
その他の著書に『「その後」のゲゲゲの女房』『ゲゲゲの女房の「長寿力」』(辰巳出版)などがある。
収録絵柄はこちら!
1.往生要集「三途の川」
2.閻魔大王
3.往生要集「阿弥陀の浄土」
4.常世の国(不死の国からの来訪神)
5.アイヌのあの世「村長の交易」
6.朝鮮「悪霊の世と先祖の国」
7.チベット「死者の書」中陰の旅の始まり
8.中国「泰山の統治者 東嶽大帝」
9.インドネシア「あの世の橋の番人」
10.インドネシア「天使ガブリエルの導き」
11.インド「輪廻からの解放を求めて」
12.ソロモン諸島「空飛ぶカヌー」
13.エジプト「死者の書」天空船による旅行
14.ダンテの『神曲』 恋人ベアトリーチェとの昇天
15.水木しげるの妖怪の森
16.LP「妖怪幻想」ジャケット 表
17.南の島から妖怪軍団がせめてきた! 鬼太郎VS南方妖怪
18.鬼太郎血戦録 妖怪大戦争

2. 閻魔大王
Tokuma Shoten ©Mizuki Production
二十一日目に文殊菩薩、二十八日目に普賢菩薩、そして三十五日目には有名な閻魔大王の前で裁かれる。王の横には浄玻璃の鏡があって、亡者をその前に立たせると生前の悪業がことごとく写し出される。しかし、この裁きの日に親族・縁者が追善供養をすると、その善根も鏡に写し出され、功徳の浅い深いによって、人間界や天上界に送られる。また生前に嘘をついた者は、閻魔が釘抜きで舌を抜く。そして四十二日目に弥勒菩薩、四十九日目には薬師如来の裁きを受け、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道のいずれかの門を通過するのである。

3.往生要集「阿弥陀の浄土」
Tokuma Shoten ©Mizuki Production
阿弥陀の浄土に達すると、体は紫磨金色となり、首飾りや宝冠を身にまとう。楼閣内では鴨、雁、おしどりが群れ飛び、まるでにわか雨のように仏、菩薩がやってきて、空中で経を唱えたり、阿弥陀如来の説法を聞いている。阿弥陀如来は宝蓮華の上に座し、宝池の中央に座り、そのまわりには無数の宝樹が並ぶ。常に百千種の音楽が奏でられ、無数の香が充満し、光にみちて、灯もいらない。春夏秋冬もなく、寒くも暑くもなく、人は阿弥陀如来の法を聞く喜びにひたることができる。

6.朝鮮「悪霊の世と先祖の国」
Tokuma Shoten ©Mizuki Production
韓国のもともとの信仰では、この世界は三層からなり、上界は神の世界、地下界は悪神の世界、その中間に人間が住む現世がある。しかし民俗学者の崔仁鶴氏によると、善神の住む天上の世界があり、死霊がいくあの世(ジョソン)は、現世に現れて祟りをなす「悪霊の世」と、寿命に達して死んだ死霊が行く「先祖の国」の二つに分かれているという。

17.南の島から妖怪軍団がせめてきた! 鬼太郎VS南方妖怪
Tokuma Shoten ©Mizuki Production
南方妖怪(画面左側・上から下へ、チンポ、ぬらりひょん、やし落とし、朱の盤。画面中央 上から下へ 蛟竜、アカマタ、キジムナー)と、鬼太郎軍団の対決。
塗り方のアドバイスも収録!
書中収録原画「閻魔大王」を参考に、基本の塗り方、塗り方の過程、より上手に塗るテクニックなど、塗り絵に馴染みのない方でも安心な “塗り方のアドバイス” も収録しています。

ご購入はこちらから!
水木しげる生誕100年祭開催!Wねこ娘によるトークイベント!?仮装で参加の方には限定記念品をプレゼント!
鳥取県境港市および米子市にて、水木しげるの生誕100周年を記念したイベント『まんが王国とっとり 生誕100年 水木しげる生誕祭』が開催されることが決定しました。開催予定日は3月6日。

鳥取県境港市で育った水木しげる。今回のイベントでは、水木家の武良布枝、原口尚子、武良悦子が来県し、スペシャル対談を実施。水木しげるをよく知る家族ならではの話が展開される予定となっています。さらに、水木しげる生誕100周年記念プロジェクトの続報発表やアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で第5期ネコ娘、第6期ねこ娘を演じた声優の今野宏美と庄司宇芽香による、トークイベントも開催されます。詳細は公式サイトでチェックしておきましょう!
イベント概要
■生誕100年 水木しげる生誕祭 セレモニー (入場無料)
開催日:2022年3月6日(日)10:20~
場所:水木しげる記念館前庭 (鳥取県境港市本町5)
内容:オープニングセレモニー、バースデーカード贈呈、バルーンリリース
■トークイベント ※事前申し込みにより当選された方のみ入場可(入場無料)
開催日:2022年3月6日(日)14:30~16:30
場所:米子市公会堂 (鳥取県米子市角盤町2丁目61番地)
内容:水木家スペシャル対談、生誕祭スペシャルトークショー(VTR上映)、水木しげる生誕100周年記念プロジェクト続報発表、豪華景品が当たる抽選会
※新型コロナウイルス感染状況によっては、開催方法(鳥取県からの配信等)及び内容を変更する場合があります。
トークイベントには、スペシャルゲスト ネコ娘&ねこ娘も!

米子市公会堂で開催されるトークイベントには、スペシャルゲストとして、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で第5期ネコ娘、第6期ねこ娘を演じた声優の今野宏美と庄司宇芽香が登場。同じ役を演じた二人の視点で、トークが繰り広げられます。さらに、初代鬼太郎役、第6期目玉おやじ役の野沢雅子をはじめ、第5期鬼太郎役の高山みなみ、第5期ねずみ男役の高木渉、第6期鬼太郎役の沢城みゆき、第6期ねずみ男役の古川登志夫らもVTRにて出演する予定となっています。
抽選でトークイベント参加可能!仮装参加で限定記念品のプレゼントも!
トークイベントには、事前申し込みをした方の中から抽選によりご招待。お申込みは1月31日までなので、お見逃しなく。さらに、トークイベントに水木作品の仮装で参加した方には、限定記念品の「生誕100年記念グラスタンブラー」をプレゼント。
トークイベントお申し込み方法
生誕100年水木しげる生誕祭
※申込期限は1月31日(月)17:00まで
※抽選結果の発表は特製招待状の発送をもってかえさせていただきます。
※全席指定です。
※本イベントは事前申し込みにより当選された方のみご入場いただけます。
※当日、キャンセル待ちによる入場は行いません。
水木作品の仮装で来場した参加者には、限定グラスタンブラーをプレゼント!

・水木しげる作品に登場する妖怪とキャラクターの仮装に限定します。
・何の妖怪・キャラクターの仮装をしているか分かる書籍やイラストなどをお持ちください。
・仮装の着替えは無料着替え場所を用意しています。(米子市公会堂・集会室)
イベントの更なる詳細は公式サイトで!
まんが王国官房/とりネット/鳥取県公式サイト
関連記事
特撮『悪魔くん』の最終回ってどうだった? - Middle Edge(ミドルエッジ)
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』の最終回ってどうだった? - Middle Edge(ミドルエッジ)
水木しげる「カッパの三平」河童みたいな三平が河童の世界に迷い込んで三平みたいな河童に出会う映画です! - Middle Edge(ミドルエッジ)