カリスマ的漫画家&小説家!折原みとさんの小説&漫画を振り返ってみよう

カリスマ的漫画家&小説家!折原みとさんの小説&漫画を振り返ってみよう

90年代に小中学生だった女性なら誰もが一度は折原みとさんの作品を通っているのではないでしょうか。漫画家、そしてティーンズハートなど少女小説家として活躍さてていましたよね。折原みとさんの懐かしの作品を振り返ってみましょう。


元々は漫画家としてデビュー

折原みとさんは小学生のころから漫画家に憧れ、友達と描いた漫画を見せ合ったりしていたそうです。高校時代は同人誌を作成したりしていたのですが、その頃は少年漫画の絵柄でファンタジーや戦争漫画を描いていたそうです。特撮が好きだったということもあり、高校卒業後は映画監督を目指していました。

21歳の時に同人誌を見た編集者から声がかかり、雑誌「JUNE」に「倒錯の保健室」「愛の生徒会」を発表。これは今でいうBL作品でした。少女漫画の神様みたいな人だと思っていたのでBLを描いていたのは意外でした。

同じ1985年に『ASUKA』で「ベストガールになりたいの」を発表したのが少女漫画デビューとなりました。

その後1987年に「ときめき時代 つまさきだちの季節」で小説家デビューしています。小説の方が2年遅かったんですね。

真夜中を駆けぬける

1989年にはティーンズハートから「真夜中を駆けぬける」は発売された小説で折原さんの代表作の1つ。

15歳の島本理佐は、「ONLY」というバンドに出会い救われました。「ONLY」のライブツアーがあることを楽しみにしていたのですが、その直前にボーカルの有瀬森也がマンションから転落死してしまいます。彼の死は「自殺」とされていたのですが、理佐は信じられません。

東京で追悼コンサートがあり、彼のルーツを回っているとトキオという少年に出会います。トキオは森也のことを「裏切者」だといい・・・というストーリー。

森也のモデルは23歳で転落死した「ヒルビリー・バップス」というバンドのボーカルだった宮城宗典さん。折原さんは宮城さんのファンだったそうです。

その後1995年に「君と夢を見た」という施用説を発表。「真夜中を駆けぬける」の番外編のような作品で「ONLY」のメンバーのお話。理沙とトキオのその後のお話も少しありますよ。

1995年には葉月里緒菜さん、櫻井淳子さん、水野美紀さん、奥菜恵さんが出演しドラマ化もされています。ですが原作とはかなり内容が異なり、原作ファンからの苦情も多かったのだとか。折原さんは「ドラマに関してはノータッチなのでドラマはドラマで楽しんでもらえれば」と話しています。

時の輝き

1990年にティーンズハートから発売された「時の輝き」も小説の代表作の1つ。こちらはライトノベル作品としては異例の110万部を突破した作品です。

私立高校の看護科2年・神崎由花は実習策の病院で中学の同級生、守谷峻一(シュンチ)と再会します。中学の時に引っ越しをするまで由花はシュンチのことが好きでした。

はじめは交通事故で入院していたシュンチですが、由花に知らせずに再入院してきます。じつは彼は骨肉腫を患い、肺にまで転移していたのです。

由花の実習の合間に会い、互いの気持ちを確認する2人ですがシュンチの余命は残り僅か・・・という切ないラブストーリーです。

その後、小学生だったシュンチの妹を主人公とした「時の輝き・2」も発売されました。

「時の輝き」は1995年に高橋由美子さん、山本耕史さんで映画化。映画のシナリオブックも「時の輝き・映画編」として発売されています。さらに、のちにご自身の手でコミカライズもされています。


るり色プリンセス

漫画の代表作の1つは「るり色プリンセス」。1987年から『おまじないコミック』で連載されていた作品です。コミックスは全4巻。

高校1年生のるりは幼い頃に両親を亡くし、叔母の家に引き取られて暮らしていました。叔母の家には同じ年のいとこ・透もいます。

ある日、るりは透と親友のひなこと一緒にインディーズバンド「B-フラッシュ」のライブを見に行きます。そしてライブ中にボーカルのシンに強引に楽屋へ連れてこられてしまいます。そしてるりは自分が鏡の向こうの異世界「プルシァンムーン」の王家の血をひいていることを知り、「プルシァンムーン」に連れていかれてしまうというファンタジーなお話。

折原さんの初めての長編作品で出世作です。OVA化もされていて、イメージアルバムも発売されました。

神様の言うとおり!

「神様の言うとおり!」は、1992年から「パル」で連載されていた作品。全11巻で折原さんの漫画作品の中では一番の長編となります。

大橋鈴女(すずめ)は小さな頃にいじめを受けていた影響から男性恐怖症になっていました。中学からは女子校に通っていて安心していたのですが、学校の方針で共学になってしまいます。

そして海外からの留学生や先生もやってきて鈴女は大パニック。さらに世界中の災害を止めるためのゴッド・フォースに任命され、地球の平和を守って行く事になり・・・というストーリー。

学園ものと思いきやこちらもファンタジー。折原先生らしい作品ですね。

ちなみに鈴女は世界的大女優と天才科学者の父の娘ですが、父はすでに他界。母は忙しいためいとこの宝野咲也と暮らしています。

アナトゥール星伝シリーズ

折原さんの小説の中でも最も長いシリーズが「アナトゥール星伝シリーズ」。第一作の「金の砂漠王(バーディア)」から「黄金の最終章(エピローグ)」までで全20巻です。タイトルに必ず色の名前が入っていました。

当初はティーンズハートから出版されていましたが、2008年には「講談社X文庫ホワイトハート」にうつって再発刊されています。それだけ人気のシリーズなんですね。

さらに2007年にはご本人によりコミカライズ化。銀の星姫(メシナ)までのお話が全4巻で発売されています。続きも漫画で読みたい気がしますよね。

普通の女子高生鈴木結奈が、図書館・奥の書庫で不思議な本を見つけます。まったく知らない文字でありながらなぜか読むことができたその本を開くと異世界アナトゥールに引き込まれてしまい、そこでの冒険が始まるというファンタジーです。

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