ギミア・ぶれいく
大橋巨泉、関口宏、石坂浩二、ビートたけし、竹下景子、関口照生、森口博子、藤子不二雄A、森光子さんといった錚々たる顔ぶれ
ギミア・ぶれいく
大橋巨泉、関口宏、石坂浩二、ビートたけし、竹下景子、関口照生、森口博子、藤子不二雄A、森光子さんといった、いまみると錚々たる顔ぶれの番組でした。
内容全般は「大人向け」を押し出していたが、10代の子供にも人気があった。
メンバーは同じ週に全員が出演することはなく、各週ごとに出演するメンバーは変わっていた。原則として番組の進行は巨泉が行っていたが、巨泉も週によっては出演しなかった。
当初は特に前番組の夜10時台のニュース番組の影響でTBSの視聴率が全体的に悪い頃であり、TBSの社運を賭けた「社運バラエティー」と位置づけていた。しかし、番組が軌道に乗るに従い社運バラエティーの名前を言わなくなった。
この番組の前枠は『ザ・ロードショー』→『火曜ロードショー』→『火曜ビッグシアター』といった映画枠(20時00分 - 21時54分)だったが、この番組の開始に伴い水曜21時00分 - 22時54分に枠移動しタイトルも『水曜ロードショー』に変更された。
1990年3月20日、「潜入ヤクザ24時 - 巨大組織の舞台裏」というタイトルで暴力団に密着したドキュメンタリーを放送したが、債権取立てシーンが証拠となり、暴力団が逮捕されたこともあった。また、警察が捜査資料として取材したビデオテープを押収することが問題となった(TBSビデオテープ押収事件)。
1990年1月9日には深海潜水艇ノティール(フランス)による、駿河湾の調査のドキュメンタリーを放送した。その際、水深1,315メートルで約7メートルのオンデンザメの映像の撮影に成功し、スタジオに映像に基づいて作られた実物大パネルが持ち込まれた。なお、このときの映像はリメイク番組「キミハ・ブレイク」の最終回でも流された。
番組内の主なシリーズ企画
糸井重里・徳川埋蔵金発掘プロジェクト
史上最強のクイズ王決定戦(司会:草野仁)
ファミリーコンピュータ用ソフトとしてゲーム化もされました。
いたずらウォッチングクイズ(司会:大橋巨泉)
いたずらに遭った一般人はのちに番組スタッフから趣旨の説明を受け、放送してもいいか有無を尋ね、希望しない(つまり放送されては困る)場合、その放送を希望しなかった一般人の内容は一切放送していないという旨を巨泉から1問目の冒頭で説明していました。
世界の一発屋大賞
これが発展して大橋・上岡龍太郎・島田紳助の抗議一切受け付けません!!(年末スペシャル)になりました。
ドミノ倒し挑戦(実況:松下賢次)
日本まるごとHOWマッチ(『世界まるごとHOWマッチ』の海外向け)
関口宏の「そして今」
その他のサイドコーナー
巨泉の使える英語
- 後に朝日放送から『巨泉の使えない英語』のタイトルで独立番組化。
たけしの使える日本語
- 「使える英語」のパロディ。「下町語」「時代劇語」「オカマ語」「ゴルフ語」「あの人語」とシリーズ化。
北野通信社
- 海外のニュース映像に勝手な吹替ナレーションをつけてパロディするコーナー。初期の数回で終了。
ラーナハーン石坂
- 石坂と森口による料理コーナー。後に『石坂・森口のくっきん夫婦』(制作は毎日放送)のタイトルで独立番組化。
あなたの街でミュージカル
- 竹下の担当コーナー。全国各地の都市へ行って、ミュージカル形式でその街を紹介するVTRを作る(竹下自身は出演しない)。初期の数回で終了。
森光子 をんなを読む
- 森が文学作品の女性を描いたシーンを朗読する。
化粧師(けわいし)
石ノ森章太郎原作アニメ。『笑ゥせぇるすまん』休止後に放送。
さすらいくん
- 藤子不二雄Ⓐ原作アニメ。『笑ゥせぇるすまん』休止後に放送。さすらいくんの番宣の時に喪黒福造が登場し、第1話の話においてさすらいくんを旅をさせたのも喪黒福造だった。
藤子不二雄Ⓐの夢魔子
- 藤子不二雄Ⓐ原作アニメ。全3話放送。
インスマスを覆う影
- 佐野史郎主演の特撮ホラードラマ。クトゥルフ神話中の著名作の翻案。
オカルト勘平
- 藤子不二雄A原作の特撮ホラードラマ。
関口宏のよくばりカレンダー
- 唯一初回から最終回まで放送。放送日の日付の過去に起きた出来事のVTRを紹介する。VTRとVTRの間は「…といえば」というフレーズで無理やり内容を関連づける。同時期に関口が司会をしていた『テレビあっとランダム』のランダム写真館に近いものである。
後に独立した番組となったものも多く、切り口が斬新なバラエティー番組でした。
東京都知事も出演してました。
「一夜限りの復活!!」とかを望みたい番組ですよね。