若尾文子さんが、とてつもなく凄い大女優であるというまとめです
若尾文子（わかおあやこ）
【懐かしの銀幕スター】若尾文子・夏目雅子・京マチ子・高峰秀子・芦川いずみの代表作を通じて、半世紀以上に渡る彼女たちの偉大な軌跡を振り返ります。 | Middle Edge（ミドルエッジ）
若尾文子さんは、表情だけで、いろいろなことができてしまう。
普通にしていると、東映の看板女優だった佐久間良子さん同様に主婦の友の表紙のモデルとして本の売り上げに貢献しまくってしまうほど凄い美人に見えてしまい
佐久間良子さんが表紙の主婦の友
若尾文子さんがセレブ帽子をかぶるだけで、東宝の看板女優だった司葉子さん並みの社長婦人に見えてしまい
若尾文子さんがやさしい笑顔でニコニコしているだけで、新東宝の看板女優だった大空 眞弓さんのように元気なかわいい子に見えてしまい
若尾文子さんが今風の服を着て、タバコ一本ふかせば、日活の看板女優だった浅丘ルリ子さんや加賀まりこさんのような現代的なモダンガールに見えてしまい
浅丘ルリ子さん
悲しそうな顔をするだけで、凄い不幸な運命を持った過酷なヒロインに見えてしまう
鎌などを持って、髪を振り乱せば、猟奇的な何を考えているのか分からないヒロインに見えてしまい
若尾文子さんは着物姿になって和風な化粧をすれば、松竹の看板女優だった岩下志麻さんをも凌駕するほどの祇園の芸者に見えてしまい
岩下志麻さん
若尾文子さんは時代劇な演出をすれば、東映屈指のお姫様女優の大川恵子さんや丘さとみさん並にお姫様に見えてしまうのだ
大川恵子さん
若尾文子さんがナース姿になるだけで、野々村病院物語のナース役の夏目雅子さんを超える白衣の天使に見える。
ＴＢＳドラマの野々村病院物語でのナース姿が似合う夏目雅子さん
このように、若尾文子さんは、生まれながらにして、あらゆるタイプの看板女優が特有に持っている資質を、総合して持ったスーパー女優なのだ。史上最強レベルだ。以降、詳しく考察していきたい。半分はネタ＆ギャグとして楽しんでお読みください。
そのため、他の看板女優と比べて、若尾文子さんが演じるヒロインのパタンは圧倒的に多様化している
多様なタイプの清純派ヒロイン役を演じ分けられる若尾文子さん
正統派の清純派姿の若尾文子さん。正統派の美人女優として、岸恵子さん、司葉子さんや佐久間良子さんと真っ向勝負ができる。
知的な清純派に見える若尾文子さん。東宝スリーペットの星由里子、浜美枝、田村奈巳さんでは太刀打ちができない。
なんでこんなに不幸なんだ！なかなか幸せになれない薄幸そうな可憐な美女役も天下一品な若尾文子さん
悲劇のヒロイン。悲しく儚げ、しかしとても美しい。なんという、いい絵図でしょうか。
あまりにも人が良すぎて、少し頭も弱そうに見えてしまう若尾文子さん
元気でハツラツとした感じの役でも肉体派に負けない若尾文子さん
アコちゃんの夏休み。プールで遊ぶ若尾文子さん。
舞妓や芸者役も達人の域に達している若尾文子さん
なんという可愛さ！こんなかわいい子がいたら、祇園の客は虜になってしまい狂ってしまいます。
思いつめて夫の目を狙う若尾文子さん。やや猟奇的なヒロインや思いつめて何をやらかすか分からないようなヒロイン役もバッチリだ。
モダンガールな役も抜群！な若尾文子さん
女子高生役でも何でも来い！な若尾文子さん
昼メロのようなドロドロした奥さん役でも何でもこい！な若尾文子さん
時代劇のお姫様女優としての若尾文子さん
時代劇のお姫様女優としても時代劇専門のお姫様女優の３人衆である東映３人娘（丘さとみ 大川恵子 桜町弘子）にまったく引けをとらない若尾文子さん
悪女役としての若尾文子さん
男をたぶらかす狡賢い、妖艶な悪助役は、天下一品！な若尾文子さん。この領域では、向かうところ敵なし。
エロ親父をたぶらかす銀座のママのような役は、非常に得意。
こんなに色っぽい若尾文子さんに触れたら、さすがの川口浩さんも、きっと勃起しているに違いない。
天下の市川雷蔵さんでも、これでは勃起してしまう。
女郎役や、ヤクザの情夫役も抜群な若尾文子さん
この当時の各映画会社の看板女優やフリーの大スターは、各々、自分の決まった特定の型のヒロインや悪女を演じることが中心で対応できる範囲は狭い
司葉子さんは、ほとんど社長夫人しかやらない。星由里子さんも同様に清純派ヒロインのみだ。
東宝の看板女優の司葉子さんは社長婦人など正統派の清純派美人役しかやらない
同様に東宝の看板女優の星由里子も清純派ヒロインしかやらない
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吉永小百合さんをはじめとする日活３人娘はほとんど文芸作品の清純派ヒロインしかやらない
日活の看板女優の日活３人娘（左から和泉雅子・吉永小百合・松原智恵子）は清純派美人役しかやらない。
こういう他の看板女優が得意な青春スター的な清純派ヒロインは、若尾文子さんも同様にできることだ。
時代劇専門のお姫様女優は、お姫様しかやらない
東映三人娘（左上：桜町弘子 中下：丘さとみ 右上：大川恵子）は時代劇専門で、お姫様役しかやらない。
１９５３年、笛吹童子（ふえふきどうじ）の菊丸役の中村錦之助は、本作が初主演作であり、これをきっかけに東千代之介とともにスター街道を駆け上がることとなった。
永遠のお姫様女優 高千穂ひづるさん（胡蝶尼役）
田代百合子さん（桔梗役）
佐久間良子さんも、さすがのお姫様女優っぷりだ。
若林映子さんや水野久美さんは、悪女役や変な役しかやらない。悪女専門は悪女しかやらないものだ。
東宝の特撮や妖艶な悪女役専門の水野久美さんは、とても魅力的で海外の人気も高い。水野さんには及ばないかもしれないが、若尾さんの悪女役も並ぶレベルであり、海外の人気も非常に高い。
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ボンドガールでもある若林映子さんも日本を代表する大女優だ。若林さんは、非常に独特な個性を持ったタイプであり、代わりがいないタイプの女優。
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若尾文子さんと、ガチで真っ向勝負をできる総合力と汎用性を持っているのは、佐久間良子さんくらいではないか・・・
若尾文子さん同様に、佐久間良子さんも対応できる範囲は広く、若尾さん同様に佐久間さんもスーパー女優のひとりだ。
あえて言えば、若尾文子さんに、かなり近いタイプなのは、酒井和歌子さんなどだろうか・・・
酒井和歌子さんは、若尾さんに近いタイプの女優だ。清純派から悪女まで幅広い対応力を持っている。
夏目雅子さんも清純派から悪女まで、幅広い対応力を持ちつつあったので、残念だ・・・
夏目雅子さんの顔は、幅広いキャラ対応力を兼ね備えた美人顔で、若尾さんに近いタイプだ。生きていてくれれば本物の大女優になれただろう。
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若尾文子さんの芸の多様性と深さを極める能力と美貌の総合力と汎用性はケタ違い。若尾文子さんこそ女優の中の女優。歴代最強の女優の一人と言えるでしょう。
女学生たちにサインを書いている若尾文子さん
エンドー写真用品株式会社(信濃光機製造) ピジョン35の広告に出演している若尾文子さん。おそらく１９５４年前後の写真では。そうだとするとデビュー後数年後の２１歳くらいかな。
卒業おめでとう！
