【訃報】北斗の拳などを手掛けた伝説のアニメーター・須田正己さん死去。
「タイムボカン」「北斗の拳」など、昭和~平成を代表する数多くのアニメで作画などを手掛けた伝説のアニメーターとして知られる須田正己(すだ まさみ)さんが1日、がんのため自宅で亡くなっていたことが明らかとなりました。77歳でした。
第一報はこちらです!
須田さんは1943年、埼玉県出身。幼少期より絵に親しみ、タツノコプロを経てAプロダクション(現・シンエイ動画)に入社、その後フリーのアニメーターとして活動しました。主に作画監督を担当しており、関わった作品は「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカン」「北斗の拳」「SLAM DUNK」など昭和~平成期を代表するタイトルがズラリと並んでいます。また近年も「妖怪ウォッチ」のキャラクターデザインを手掛けるなど、アニメーター界のレジェンドとして業界では知られていました。
関係者から追悼のコメントが続々と。
アニメーターとして輝かしい業績を残す須田さんの訃報には、SNSなどで業界関係者やファンから続々と追悼のコメントが寄せられており、手塚治虫の長女で手塚プロダクション取締役・手塚るみ子氏は自身のツイッターにて「ガッチャマンやハクション大魔王、タイムボカンなど須田正己さんが関わった多くの作品を観て育ちました」とのコメントを発表。また、「ONE PIECE」などを手掛けるアニメーター・横山健次氏も「アニメーターの先達の中で、特に須田さんは私の目標の人で、あこがれでした」と、須田さんの死を悼んでいました。
アニメーターのレジェンド、須田正己が手掛けた作品を振り返る!!
昭和~平成期のレジェンド作画監督として知られている須田さん。彼が生前手掛けた作品は非常に多岐に渡っており、ミドル世代であればかつて視聴したことがあるであろう作品ばかりです。ここでは、その中からいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
タイムボカン
1975年から1976年にかけてフジテレビ系列で放送された「タイムボカン」。須田さんはオープニングアニメーションを担当していました。

北斗の拳
1984年から1987年にかけてフジテレビ系列で放送された「北斗の拳」。須田さんはキャラクターデザインと作画監督を兼任していました。

魁!!男塾
1988年にフジテレビ系列で放送された「魁!!男塾」。須田さんはキャラクターデザインと作画監督を兼任していました。

SLAM DUNK
1993年から1996年にかけてテレビ朝日系列で放送された「SLAM DUNK」。須田さんは作画監督を担当していました。

上記の作品以外にも、「マッハGoGoGo」「ハクション大魔王」「科学忍者隊ガッチャマン」「パタリロ!」「クッキングパパ」「地獄先生ぬ〜べ〜」などで、主に作画監督を担当していた須田さん。彼の遺した作品の数々は、これからも我々の記憶に残っていくことは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。
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