ホンダ「NSX」が2022年12月に生産終了へ。
ホンダが展開しているスポーツカー「NSX(2代目)」の最終モデル 『NSX Type S』がこのたび発表され、2022年12月をもって同シリーズが生産終了となることが明らかとなりました。
第一報はこちらです!
2016年に発表され、卓越した動的性能を持ちながらも、誰もが快適に操ることができることを目指し、「人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルが提案したコンセプトを継承していた2代目NSX。このたびの発表では、今までのNSXを超えることを目指し、パフォーマンスとデザインを追求した最終モデルとして『NSX Type S』を投入し、全世界で350台(国内30台)の販売を予定しているとのことです。
ホンダ「NSX」とは?
ホンダのクルマづくり、モノづくりにおけるチャレンジの象徴として君臨するスポーツカー「NSX」。「our dreams come true」「緊張ではない、解放するスポーツだ」のキャッチコピーで、1990年に初代モデルの販売がスタート。量産車として世界初となるオールアルミ・モノコックボディーの採用による大幅な軽量化を実現しました。当時の最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高い次元で両立させた新世代のミッドシップ・スポーツカーとして、世界中から人気を集めています。前述の通り、2016年からは2代目として現行モデルが展開されています。

NSXだけじゃない!近年生産終了となった名車の数々!!
このたび発表となった「NSX」の生産終了ですが、過去の名車が近年生産終了となる例は他にも散見されます。ここでは、他の事例をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
ホンダ「オデッセイ」
まずご紹介するのは、ホンダ「オデッセイ」。高級ミニバンの代表格として1994年に販売がスタート。27年の歴史を誇っていましたが、2021年内の国内生産の終了、在庫車が無くなり次第販売も終了することが発表されています。

トヨタ「マークX」
2019年には、トヨタのミドルサイズセダン「マークX」の生産・販売が終了しました。1968年に「マークⅡ」が登場して以来、バブル期には20万台を超える販売台数を誇る人気車だったものの、近年は販売台数が激減しており、生産終了となりました。
メルセデスベンツ「Gクラス」
2017年には、メルセデスベンツの「Gクラス」が限定車「G350dリミテッドエディション」などを発表し、生産終了段階に入ったと伝えられました。しかしながら、現時点(2021年8月)では生産終了の発表はなされていません。続報を待ちたいところです。
その他にも、2019年には昭和のジャガーを代表する名車「XJ」の生産終了が噂されるなど、散発的に見られる、かつての名車の生産・販売終了の報道。時代の流れで人気車種が変遷していくのは仕方のないことではあるものの、ミドル世代としては、懐かしの名車に何とか生き残ってもらいたいものです。
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