NHK Eテレで放送中の『浦沢直樹の漫勉 neo』の新シリーズがスタート!!
NHK Eテレにて毎週水曜22時から放送中のドキュメンタリー番組『浦沢直樹の漫勉 neo』の新シリーズがスタートし、6月9日放送分より3週にわたって安彦良和、柏木ハルコ、押見修造の仕事場に密着することが明らかとなりました。
告知はこちらです!
新シリーズの放送初回となる6月9日放送分では、「機動戦士ガンダム」などのアニメーター、そして漫画家としても活躍する安彦良和が登場。2018年より講談社「月刊アフタヌーン」にて連載中の漫画「乾と巽 ーザバイカル戦記ー」の制作現場に密着します。番組では、安彦の卓越した筆裁きの技術に加え、アニメーターから漫画家を志したエピソードなども披露されるとのこと。安彦のファンのみならず、全ガンダムファン必見の内容となる予感です!
『浦沢直樹の漫勉 neo』で特集される安彦良和とは?
このたび『浦沢直樹の漫勉 neo』で特集されることとなった安彦良和。ガンダムファンを中心に、アニメ・漫画界の重鎮としてその名を知られている存在です。ここでは、番組放送を前に彼の経歴について軽くおさらいしておきましょう。
「ガンダム」「ザンボット3」などのキャラデザを担当!
手塚治虫に触発され、中学時代に漫画を描くこともあった安彦。1970年に虫プロダクションに入社し、アニメーターとしてのキャリアをスタートさせました。その後フリーとなり、サンライズの前身である創映社に活動の場を移して「宇宙戦艦ヤマト」の絵コンテの仕事などを担当。創映社がサンライズとなってからは「無敵超人ザンボット3」のキャラクターデザイン、「機動戦士ガンダム」ではキャラクターデザイン兼作画監督を担当し、アニメーターとして頭角を現していきます。


劇場版「クラッシャージョウ」で初監督!
そして1983年には、劇場用アニメ「クラッシャージョウ」で初めて監督を担当。1984年には「巨神ゴーグ」の原作・監督を務めました。その一方で漫画家としての活動もスタートさせており、1979年には「アリオン」で漫画家デビュー、1986年には劇場用アニメ「アリオン」で自ら監督を務めていました。

漫画家として「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を連載!
アニメーターと漫画家の二足の草鞋を履いていた安彦でしたが、1989年にアニメから撤退し、専業漫画家の道を選択。「ナムジ」「王道の狗」といった作品を経て、2001年には角川「ガンダムエース」にて「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の執筆をスタートしました。

連載期間がおよそ10年にも及ぶヒット作となった「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」。連載終了後の2015年から2018年にかけて発表されたOVA「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」、そして2019年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」において安彦は総監督を務め、アニメの世界から身を引いてから20年以上の時を経て、アニメ制作の現場に復帰しました。このたび放送される『浦沢直樹の漫勉 neo』では、そのあたりの心境の変化などにも触れることがあるのでしょうか?ファンとしては是非チェックしておきたいところです!
『浦沢直樹の漫勉 neo』公式サイト
浦沢直樹の漫勉neo - NHK
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