『風を抜け!』とは?
『風を抜け!』
駆け抜ける青春!モトクロス漫画の傑作!!ライバル関係が素敵すぎる「風を抜け!」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
今回の記事では、こちらのOVA版『風を抜け!』の内容を中心に振り返っていきます。
OVA版『風を抜け!』の本編動画・ストーリー
しかし、メジャーの世界にはケイと並ぶ同世代の天才レーサーの存在が!
全米チャンピオンという輝かしい実績をもつ青年ジェフ・アネモス。さらに一流ライダーからの指導も受けていて、まさにメジャーレース界のエリートといえるような好敵手です。
250ccクラスのレースでは激闘を演じたケイとジェフ。ゴール直前でデッドヒートを制したジェフは、早々にジュニアクラスへの特別昇格を果たします。その後、ケイもジェフを追って、連戦連勝を重ね、ジュニアクラスへの昇格しました。
こうしてライバル2人の再戦は思っていたより早く実現することに。すると、ケイが兄貴と慕う先輩レーサー・風祭和人から、今後のレースを勝ち抜くには専属メカニックが必要だとアドバイスされ、風祭の妹である桐生ジュンを紹介されます。しかし、ケイは女性なのに自分のことをボクというジュンの独特の話し方が気になり、なかなか専属メカニックとして認めようとはしませんでした…
OVA版『風を抜け!』の魅力とは?
モトクロスレースという題材の希少性
バイクを題材にしたアニメは意外と多いですね。有名どころを挙げていくなら…
『バリバリ伝説』
『湘南爆走組』
『メガゾーン23』
『AKIRA』
『ばくおん!!』
これらのタイトルが思い浮かびますよね。
この中で、レースを描いたものとなると、『バリバリ伝説』のみ。他はバイクを扱ってはいますが、コンテンツそのものの主題は少し違ったところにあります。OVA版『風を抜け!』は『バリバリ伝説』同様にレースを描いた本格派バイクアニメですが、モトクロスレースといった要素は『バリバリ伝説』にもありません。
そういった意味では、かなり希少性の高い作品といえますよね。ドリフトに加え、ジャンプや進路妨害といった駆け引きはOVA版『風を抜け!』独自の感覚で、マシンの耐久性や、危険と隣り合わせのレーサーといった描写は画面に惹き込まれる魅力があります。
漫画家・村上ともかさんの個性
漫画家・村上ともかさんといえば!
その代表作品には、
『六三四の剣』
こちらを思い浮かべるユーザーは多いのではないでしょうか。剣道漫画・アニメの決定版といえるようなコンテンツで、当時は多くの少年少女に影響を与えましたよね。
この他にも、
『龍-RON-』
などの作品も有名でしょうか。
リアリティーを無視したパンチの効いたストーリー展開が魅力的で、その作風は少し漫画家・ちばてつや先生のものに似ているような気がします。OVA版『風を抜け!』の主人公ケイの破天荒ぶりも、村上ともかさんらしさを象徴するもので、そのキャラクターデザインも魅力的です。
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』との類似性
近未来のフォーミュラカーレースを描いた『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』。
その内容は、何故かOVA版『風を抜け!』と類似するポイントが幾つかあるので紹介させていただきます。
ここまで同じポイントが重なると偶然の一致とは考えづらいですよね。
OVA版『風を抜け!』は1988年発売の作品で、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』は1991年放送の地上波アニメ。『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のほうが後発の作品ということになりますが、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の制作スタッフは、OVA版『風を抜け!』の影響をかなり受けているのではないでしょうか。
そう感じずにはいられない類似ぶりなので、ご視聴になるときは、そういった視点も意識してみてくださいね。
OVA版『風を抜け!』の口コミ・評価
実際にOVA版『風を抜け!』の本編をご覧になったユーザーの口コミ・評価をネットからピックアップさせていただきました。視聴前・視聴後の参考になる意見もあると思いますので、ぞれぞれの内容もチェックしてみましょう。
いずれにせよ、良作です。 そう、ブラスレイターみたいなゴツいやつだけがバイクじゃないよね。 何故こんなにも埋もれてるんだろう・・
https://www.anikore.jp/review/1729326/www.anikore.jp:まりすさんのレビュー
OVA版『風を抜け!』のまとめ
『六三四の剣』でお馴染み、漫画家・村上ともかさんの個性が光るOVA版『風を抜け!』。
モトクロスバイクのレースを舞台にした内容は、その希少性という部分でも注目したいコンテンツです。レースアニメの金字塔『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』にも多大な影響を与えているように思えます。
実際に本編をご覧になったユーザーの口コミ・評価では、それぞれのキャラクターを演じた声優に着目したものもありましたね。
時代に埋もれてしまったOVA作品ですが、胸をアツくする名作コンテンツだと思います。まだ視聴なさっていないようなら、記事内に本編動画を掲載していますので、この機会にぜひご覧になってみてくださいね。