『ジョーカー』シリーズとは?
『ジョーカー』
OVA作品『JOKERマージナル・シティ』
今回は、こちらのOVA『JOKERマージナル・シティ』を中心に振り返って、記事の最後で関連商品を紹介させていただいます。
『JOKERマージナル・シティ』の本編動画・ストーリー
人為的に改造され、合成人間と呼ばれるジョーカー。性別をも瞬時に切り替えられる存在で、リィンとは旧知の間柄です。さらに職位は特捜司法官と呼ばれるもので、自ら捜査を進め、その場で罪を裁いて刑を執行する権利すら与えられています。
職務中にたまたま顔を合わせたリィンとジョーカー。二人は久々の再会を懐かしんでいると、愛する人とデートをしたこともないといった話題となり、リィンはその相手役を務めることになりました。楽しい時間を満喫していると、ジョーカーに緊急の呼び出しがかかり、残念ながらデートは中断となってしまいます。
その日の夜、リィンが自宅で睡眠をとっていると、ベランダの方から物音が。窓を開けると、そこには傷だらけのジョーカーがいました。事情を聞くと、管内を騒がせている連続殺人犯と交戦し、深手を負ってしまい逃げてきたのだと言います。そのことから犯人は、合成人間のうえに特捜司法官として数々の事件を解決してきたジョーカーに匹敵する強さだということが伺えます…
こうしてリィンも巻き込み、ジョーカーと連続殺人犯の激しい戦いが始まるのでした…
『JOKERマージナル・シティ』の魅力とは?
ボーイズラブの先駆け?
本編では男同士で濃厚なキスを交わすシーンがあり、笑いを誘いつつも、ボーイズラブが好きな女性にも堪らない構成になっています。この時期のアニメとしては、時代を先取ったものといえるでしょう。
ジョーカーは特捜司法官という立場ながら、リィンに対し、愛情を一切隠さないところも好感をもてるポイントです。その積極的な態度に躊躇するリィンの心情にも共感できるものがあって、二人の微妙な距離感についつい世界観に惹き込まれてしまいます。
心や命の重さ
犯人は人間の心を求め、女性を襲い、その心臓を集めていたのです。合成とはいえ勝手に人格のある人間を作る行為の倫理性を問う内容になっており、Dr.ベイファームに作り出された人造人間も哀れな被害者という見方もできるでしょう。
人間の身勝手さを思い知らされている気がして、単純な善悪の戦いといった構図になっていないところも面白いです。
実際に視聴したユーザーも高評価
一般的には有名なタイトルといえないOVA作品『JOKERマージナル・シティ』。しかし、実際に視聴したユーザーは本作を高く評価されているようです。ここではTwitterにあるコメントを少し紹介したいと思います。