HEAVYMETALとは?
まず断っておきますが個人的な感覚で書く記事で、しかも諸説あるので間違ってると思われる記述もあると思いますがその辺はご容赦願います。
まず語源から:名詞であるヘヴィメタルが使用されたのは、ビートニク作家であるウィリアム・S・バロウズの著作「ソフト・マシーン(1961)」の中であり、彼はのちの作品Nova Expressでこのテーマを追求し、ヘヴィメタルという単語を依存性の強い薬物のメタファーとして用いている。また、ローリング・ストーン誌の音楽ジャーナリスト、レスター・バングスは1970年代の初頭にレッド・ツェッペリンやブラック・サバスに対する論評でこのヘヴィメタルという言葉を使い、この言葉が広まるきっかけとなったという。ただし、バンドの音楽性としてヘヴィメタルという形容を明示的に使ったのは、音楽プロデューサー、サンディ・パールマンが、自らプロデュースしていたブルー・オイスター・カルトに対してである。また、これには、バロウズと親交が深く、かつ、ブルー・オイスター・カルトのメンバー、アラン・レイニアの恋人でもあったパティ・スミスの影響もあったとされる。
他に、「ロック(岩)よりもハード(硬い)」もしくは「ロック(岩)よりもヘヴィ(重い)」だからヘヴィメタルと言う説など、諸説ある。(以上Wikipediaより転載)
ブルーオイスターカルト(Blue Oyster Cult)
ブラックサバス(Black sabbath)
語源についてはwikiから転載したわけだが、では音楽におけるヘヴィメタルとはなんなのか?基本的にはR&B→ハードロック→ヘヴィメタルこんな感じで派生したものだと思う。ここで一番難しいのはハードロックとヘヴィメタルの違いだろう。実際それぞれ聴く人によって捉え方や基準が違うので一概には言えないがグルーブ感よりは疾走感を前面に押し出したのがメタルではないかと・・・ギターの刻み(リフ)は細かく歪みドラムはツーバスを多用しヴォーカルはハイトーンでたたみかけるようなスタイルが基本なんじゃないかと。個人的にもっと細かい基準があるのだが長くなるので割愛。見た目もロングヘアー、革ジャン、鋲、変形ギターなどよりダークでハードな雰囲気がメタルの特徴であろう。
ジューダスプリースト(Judas Priest)
時代はNWOBHMへ!
さて今回の本題に入らせていただく。見出しのNWOBHMとはニューウェイブオブブリティッシュヘヴィメタルの略である。1970年代後半からイギリスで起った音楽ムーブメントの事で音楽のジャンルとは違う。名前の由来は「Sounds」誌で、ジェフ・バートンの書いた記事による。60年代後半から70年代前半のハードロック(以降はHRとする)やヘヴィメタル(以降HM)のバンドはそのルックス(ロングヘアーやスリムな衣装)や音楽性によって古臭い(オールドスタイル)と捉えられるようになった。その為、新しく出て来たパンクバンドやニューウェイブバンドに人気を奪われる形になる。(一部の大物バンドは除く)しかし若手のHMバンド達は新しい形を模索し続け、80年代に入るとパンクバンド人気が収束した事もあってNWOBHムーブメントはその存在を確固たるものした。
アイアンメイデン(IRON MAIDEN)
サクソン(SAXON)
プレイング・マンティス(PRAYING MANTIS)
エンジェル・ウィッチ(Angel Witch)
※他のNWOBHのバンドと言えば、ガスキン(GASKIN)、サムソン(SAMSON)、スイート サヴェージ(SWEET SAVAGE)、タイガース・オブ・パンタン(TYGERS OF PAN TANG)、ダイアモンド・ヘッド(DIAMOND HEAD)、フィスト(FIST)、ヴェノム(VENOM)レイヴン(RAVEN)、あたりになる。自慢じゃないが上記のバンドのアルバムは全部持っていた(笑)
HWOBHの影響
イギリス・ドニントンで第1回のモンスターズ・オブ・ロックから始まったと言えるムーブメントは同時期に活動していたスコーピオンズ、ホワイトスネイク、レインボー、ライオット、ジューダスプリースト、アクセプトなどと共に巨大なムーブメントとなりヨーロッパに広がった。80年代中盤を過ぎるとNWOBHの勢いは陰りを見せるが、代わってアメリカではヴァンヘイレンのヒットを皮切りにモトリークルー、ラット、ポイズンなどのLAメタルがより派手でポップなアプローチで大ヒットを飛ばし、WASP、スキッドロウ、ナイトレンジャー、ドッケンなどHMの枠に囚われないスタイルのバンドが現れ次々とヒットを飛ばした。
HM&HR中心のフェスなどは現在も積極に開催されているし、形に囚われないスタイルのバンドが次々と結成されHMの中でも様々なジャンルが生まれた。これはNWOBHMの影響が大きいと言えよう。