『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』とは?
『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』
『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』の本編動画・ストーリー
吉祥寺で住職として生計を立てていた進之介。行きつけの酒場でダンサーをしているナミホに入れ込み、口説こうとアプローチをかけます。二人の雰囲気があと少しのところまで進展すると、決まって暴走族の邪魔が入りました。暴走族のリーダーであるピンキーには、「その女には関わらないほうがいい」と言われてしまいます。
翌日、酒場を辞めたことを知った進之介。それでもナミホのことを諦めきれず、マスターから自宅の住所を聞き出し、ナミホが住むマンションに向かうのでした。進之介がナミホの自宅に訪れると、そこにはナミホの姿はなく、一枚のマイクロフィルムが残されていました。
凄腕ハッカーとして裏の顔をもつ進之介。そのマイクロフィルムに写っていた画像データを解析すると、そこには巨大企業『越後屋』によるデスメール拡散の証拠が残っていたのです。ナミホから全ての事情を聞いた進之介は、『越後屋』の野望を阻止するために暴走族と協力して本部に乗り込むのでした…
『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』の魅力とは?
名作アニメの影響を強く受け、制作されている『ダウンロー南無阿弥陀仏は愛の詩』。その元ネタと思わしきポイントを紹介していきたいと思います。
世界中のお宝を狙う泥棒・ルパン三世。住職やハッカーとして活躍する『ダウンロー南無阿弥陀仏は愛の詩』の主人公とはキャラクター性が違うように思えますが、ヒロインとして登場するナミホの本名は『山本不二子』といい、『ルパン三世』の峰不二子をモチーフにしていることは容易に想像がつきます。
そのナイスバディで主人公・進之介を誘惑し、利用するといったキャラクター性も『ルパン三世』の峰不二子と同様のものです。進之介の女好きの要素も、『ルパン三世』の主人公そのものといった印象を受けます。
東京の新宿で、さまざまな依頼を解決するスイーパー・冴羽リョウ。『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』の主人公・進之介と”女好き”という要素も一致します。”女好き”という要素は『ルパン三世』のルパンでも取り上げましたが、下心丸出しで女性にちょっかいを出す様子は『シティーハンター』の冴羽リョウのほうが近いです。
さらには、住職としての表の顔、凄腕ハッカーとしての裏の顔といった部分も、『シティーハンター』の冴羽リョウと類似しています。女好きだけど、やるときはやるといった進之介のキャラクター性は、『ルパン三世』のルパンより『シティーハンター』の冴羽リョウのほうが印象は重なります。
近未来を舞台にした『AKIRA』の世界観は、『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』のものと似ています。暴走族を登場させている辺りは、『AKIRA』の世界観をそのまま当てはめているのでしょう。『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』には超能力に目覚めるというような描写はありませんが、凄腕ハッカーという設定でそこを補填しているようにも思えます。
『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』のクライマックスで登場する赤いバイクは、『AKIRA』の金田の乗るマシンとそっくりで、制作スタッフの『AKIRA』に対する想いを強く感じ取れるポイントです。日本のアニメ業界に残る名シーンを、自分たちで再現してみたかったのではないでしょうか。
『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』まとめ
『ルパン三世』『シティーハンター』『AKIRA』の世界観をうまくミックスさせた『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』。進之介とナミホの関係性や、裏の顔が発動したときのイケメンぶりは堪らないです。颯爽と進之介がバイクを乗りこなす場面も、『AKIRA』のファンなら、ニヤリとさせられる場面ではないでしょうか。
名作アニメの良いところを抽出するように、制作されたOVA作品『ダウンロード南無阿弥陀仏は愛の詩』。個人的には、もっとセクシーな場面があればと思いますが、皆さんはどのように感じましたか?この機会に、ぜひご覧になってみてくださいね。