邦楽においてシングルが最も売れた作曲家って?
先日大きな話題となった、昭和を代表する作曲家・筒美京平の訃報。かつて筒美から楽曲提供を受けた歌手などが、次々と追悼のコメントを発表していました。そして、このたびの訃報をきっかけとして歌謡曲・J-POPの「作曲家」が注目を集めています。この記事では、邦楽においてシングルを多数売り上げた歴代の作曲家を、ランキング形式でご紹介したいと思います。
第6位:松本孝弘(3811.9万枚)
まず第6位にランクインしたのは松本孝弘。49作連続(2020年10月14日現在)でオリコンチャートでシングルが1位を獲得しているモンスターユニット「B'z」の作曲を手掛けていることで有名であり、特にミリオンヒットを連発していた90年代には、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」「LOVE PHANTOM」「BLOWIN'」「裸足の女神」など150万枚を超えるヒットを輩出していました。
B'z「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」(1993年)

B'z「LOVE PHANTOM」(1995年)

B'z「BLOWIN'」(1992年)

第5位:つんく(3825.1万枚)
僅差で松本孝弘に競り勝ち、第5位にランクインしたつんく。シャ乱Qのボーカルとして活躍したほか、モーニング娘。をはじめとした「ハロー!プロジェクト」関連の楽曲を作曲しており、「LOVEマシーン」「恋のダンスサイト」「ハッピーサマーウェディング」など、アイドルの世界で旋風を巻き起こしています。
モーニング娘。「LOVEマシーン」(1999年)

モーニング娘。「恋のダンスサイト」(2000年)

モーニング娘。「ハッピーサマーウェディング」(2000年)

第4位:桑田佳祐(3901.8万枚)
第4位にランクインしたのは桑田佳祐。サザンオールスターズのメンバーとして、300万枚近い売上を記録した「TSUNAMI」をはじめ「エロティカ・セブン」「愛の言霊~Spiritual Message」「涙のキッス」といったミリオンヒットを輩出したほか、Mr.Childrenとの共作「奇跡の地球」などのヒットが著名です。
桑田佳祐&Mr.Children「奇跡の地球」(1995年)

サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」(1993年)

サザンオールスターズ「TSUNAMI」(2000年)

第3位:織田哲郎(4180.5万枚)
第3位にランクインしたのは織田哲郎。1986年発表のTUBEのシングル「シーズン・イン・ザ・サン」のヒットで作曲家として注目を浴びるようになり、1990年のB.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」は150万枚を超えるヒットを記録しました。以降、ビーイング系のアーティストへの楽曲提供を積極的に展開し、ZARD「負けないで」「揺れる想い」、中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」、DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」などのミリオンセラーを連発しています。
B.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」(1990年)

ZARD「負けないで」(1993年)

中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」(1992年)

第2位:小室哲哉(7184.6万枚)
第2位にランクインしたのは小室哲哉。元々TM NETWORKのメンバーとして注目を集めていた小室ですが、90年代にはTRF、globe、篠原涼子、安室奈美恵、華原朋美、H Jungle with tら「小室ファミリー」と呼ばれるアーティストの一連のシングルで作曲を担当し、一躍時の人となりました。90年代当時のCDバブルの恩恵を最も受けた作曲家と言っても良いかと思います。
H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」(1995年)

globe「DEPARTURES」(1996年)

安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」(1997年)

第1位:筒美京平(7560.2万枚)
堂々の第1位に輝いたのは、先日亡くなった筒美京平。60年代から長年にわたり活動した作曲家であり、それぞれの時代で満遍なくヒット曲を輩出しているのが筒美の特徴です。売上トップ3である「ブルー・ライト・ヨコハマ」(1968年)、「スニーカーぶる〜す」(1980年)、「魅せられて」(1979年)以外にも、1985年には小泉今日子「なんてったってアイドル」、1994年にはNOKKO「人魚」、1999年にはKinKi Kids「やめないで,PURE」など、生涯現役でヒット曲を生み出し続けてきました。
今回ご紹介するランキングは以上となります。皆さんの記憶に残る作曲家、ヒット曲はありましたでしょうか?
いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」(1968年)

近藤真彦「スニーカーぶる〜す」(1980年)

ジュディ・オング「魅せられて」(1979年)

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