「ららら無人くん」をご存知?
1996年8月から放送されたアコムの自動契約機「むじんくん」のCMキャラクター(宇宙人)
が、お金に困ると毎回地球のアコムに寄ってお金を借りにくる内容のCMです。
CMの終わりの会話に
「じゃ地球寄ってく?」
「いいねぇ〜」
「♪ラララむじんくん、ラララむじんくん、ララララ♪」
とあり、このフレーズが当時流行し、CMは大きな評判を呼びました。
CMキャラクター(チャント星)の設定が、地球の西暦1997年。
太陽系内の太陽を挟んで地球とちょうど反対側にある惑星で、惑星の総人口は10億人。
うち男が6億人を占めていて、あぶれた男達は土星人・金星人・地球人と「合コン」を
していました。
彼らの話題の人・物は、せんだみつおとランニングマシーンなのです。
CM中、CMキャラクターの宇宙人が、土星人と合コン中にせんだみつおゲームをやっています。
基本ルール!
1.参加者は円陣(参加者全員の顔が見えるように)となります
2.親を決める(じゃんけん等で)
3.親が「せんだ」といいながら親以外の一人を指差す
4.指を指された人は「みつお」と言いながら、また自分以外の一人を指差す
5.その後指をさされた人の両隣の人が「ナハッナハッ」(手振りもつける)のギャグを
言い、この時、指をさされた当人はやってはいけない
1から5までが、1サイクルです。
2サイクル目からは、「みつお」と言った人が親となり、1から5を繰り返します。
このゲームの終わりは、リズムが崩れたり、両隣のナハッナハッにつられて指を指された
人が一緒にやったりした場合です。
とても単純なゲームですね。
基本ルールがつまらなくなったときのルール!
上記の基本パターンをだらだらやっててもつまらないのはわかります。
なぜ、このゲームがお酒の席で盛り上がるのかと言えば、
1.繰り返されるサイクルを参加者の意志により加速していき、ミスを誘う
2.ミスポイント制にし、ミスした参加者のミスポイントで敗者を決定する
3.指を指されてから動作に至るまでの時間を決める
4.「ナハッナハッ」のギャグを完璧に行う
など、独自のルールを追加することが可能です。
ミスポイントの数で、最終敗者が一気飲みなど、せんだみつゲームからの
罰ゲームへと派生させることが可能なのです。
せんだみつおゲーム応用版!
先述のとおり、せんだみつおゲームから別のゲームへ派生させることができますが、
元々のゲームの応用版として、芸人とそのギャグや口癖を使った「〇〇ゲーム」も現れました。
例えば…
武田鉄矢ゲーム
これはむじんくんのCMにも登場します。
1.親が「なんですかぁ」と言って髪をかき上げる
2.挙げた手の側の人が同じように「なんですかぁ」をやる
3.さらに隣の人が「こらぁ加藤~!」と言いながら誰かを指さす
4・指をさされた人が親となり1から始める
桂三枝ゲーム
これは「ごっつええ感じ」でやってましたが、
言葉が「桂!」「三枝!」「いらっしゃーい!」と変化します。
本人の知らない間に流行っていた?!
せんだみつおは、1996年頃読売ジャイアンツの桑田真澄(当時)から、自分の名のついたゲームが
流行っていることを聞かされたそうです。
1997年に放送されたアコムの自動契約機「むじんくん」のCMで広く世間に知られました。
せんだ自身はCMには出ていませんが、制作側に名前の使用を快諾したそうです。
せんだ みつおは、昭和22年7月生まれ(現在73歳)の日本のタレント、コメディアン。
子役時代を経て、1970年代にラジオ番組・テレビ番組の人気司会者となりました。
有名になったのは、もちろん「ナハッ」のギャグのおかげです。
「ナハッ」の他には、自分自身を持ち上げるギャグ「せんだ偉い!せんだ偉い!」があります。