【追悼】アレサ・フランクリンを偲んで:自伝映画の公開予定

【追悼】アレサ・フランクリンを偲んで:自伝映画の公開予定

アレサ・フランクリンといば、クィーン・オブ・ソウルと言われた、誰しもが認める偉大なシンガー。彼女は2018年8月に76歳でこの世を去りましたが、2020年、生前アレサ本人が指名したジェニファー・ハドソン主演の自伝映画『Respect』が全米で公開されます。アレサの功績とヒット曲を振り返りつつ、世界から寄せられた彼女への追悼をまとめました。


自伝映画『Respcet(リスペクト)』の主演はジェニファー・ハドソン

偉大な女性シンガー、アレサ・フランクリンが闘病の末、この世を去ったの2018年8月。

それまでにも彼女のサクセスストーリーの映画化案は何度もありました。

しかし映画のハイライトとなる歌唱シーンを演じられるような俳優が見つからなかったそうです。

アレサ・フランクリンといえば、黒人女性として全米No.1に幾度となく輝き、圧巻の歌唱力でローリング・ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大シンガーに1位に選ばれています。

彼女のたぐいまれな歌唱力は、幼少時代から通う黒人教会のゴスペルが基礎となり、歌手になった後も、その根底にある信仰が歌声に反映されていたと言われています。

教会出身ということで、ゴスペルのアルバムも出していて、たとえその場が教会でなくても、彼女が歌うとそこが教会になる、と言われるほどゴスペルシンガーとしても影響力は大きかったようです。

その彼女が晩年、本人役を指名したのが、『ドリーム・ガールズ』でビヨンセをおさえて歌唱力を絶賛されたジェニファー・ハドソンでした。

ジェニファー・ハドソンは、アメリカのオーディション番組『アメリカンアイドル』の出身で、サードシーズンで7位という順位には終わりましたが、彼女の印象は強く、デビューを勝ち取りました。

ジェニファーの歌の原点もまたアレサと同じ黒人教会のゴスペルです。

アレサは自分と同じルーツをもつジェニファーに自分の役を指名したのも納得です。

加えて、ジェニファーはアレサを演じるプレッシャーにも打ち勝てる強さと歌唱力の持ち主だからではないでしょうか。

実際に、ジェニファーはイベントなどでアレサの歌を何度も歌い、その実力を証明しています。

アレサの葬儀でも彼女のゴスペルの代表曲、「Amazing Grace(アメイジンググレイス)」を追悼の意をこめて、ジェニファー・ハドソンが歌いました。

その歌声は圧巻で、アレサの選択はまちがっていなかったのでしょう。

アレサ・フランクリンの名を知らしめた曲「Respect(リスペクト)」

映画の題名にもなっているアレサの代表曲「Respect(リスペクト)」は、1967年4月にオーティス・レディングの曲をカバーし全米1位を獲得した曲です。


その曲の意味をアレサは女性の尊厳を表し、フェミニズムや公民権運動の参加になったと言われています。

アレサ本人もこのように語っていたそうです。

黒人の尊厳と自由を訴え、黒人の歴史そのものと当時のオバマ大統領がアレサのことを語り、有名になりました。

世界のアーティストや著名人がアレサ・フランクリンを追悼

アレサ・フランクリンへの追悼の意は、世界中のアーティストや著名人から寄せられました。

その多くが彼女への感謝でした。

マライヤ・キャリーは、アレサとTV歌番組で共演したことを振り返り、歌の師であり、友人であったと語りました。

日本でも多くのアーティストがアレサの影響を受けたことは間違いありません。

その中の1人、大黒摩季も公式ツイートでアレサに追悼の意を表していました。

2019年8月には、大黒摩季や小柳ゆきら、アレサ・フランクリンを敬愛するアーティストたちで追悼ライブをビルボード東京で行いました。

生前、飛行機恐怖症だったアレサは、日本に来日したことはありませんでした。

日本でも多くのファンが圧巻の歌声を生で聴いてみたかったことでしょう。

彼女自伝映画をきっかけに、彼女の素晴らしさが知らしめられるのではないでしょうか。

アレサ・フランクリンのヒット曲をもっと知りたい人はこちら

誰もが認める本物の“クイーン・オブ・ソウル”、アレサ・フランクリン - Middle Edge(ミドルエッジ)

関連するキーワード


映画 大黒摩季 ソウル

関連する投稿


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

「ひとりでできるもん!」の主人公で3代目まいちゃんの『伊倉愛美』現在は?!

2000年4月から『ひとりでできるもん!』に主人公・今田まい(3代目まいちゃん)役としてレギュラー出演した伊倉愛美さん。現在は結婚されお母さんに・・・。


中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

中学3年生でモデルデビューした「ワンギャル」第4期生でモデルの『 竹下玲奈』!!

鹿児島県奄美大島で生まれ育った竹下玲奈さん、15歳当時の中学3年生時にスカウトを受け、1997年に雑誌『プチセブン』誌上でモデル業を開始しワンギャルとしても活躍されていました。


「ニューモモコ」グランプリに選ばれCM、グラビアで活躍した『古川恵実子』!!!

「ニューモモコ」グランプリに選ばれCM、グラビアで活躍した『古川恵実子』!!!

1992年にニューモモコグランプリに選ばれCM、グラビアで活動されていた古川恵実子さん。2010年3月頃まではラジオDJを担当されていましたが、以降メディアで見かけなくなりました。気になりまとめてみました。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。