乱一世(月曜日)
月曜日の顔といえば、この方。1997年8月、番組内で発した「2分間のCMの内にトイレに行かれる方はトイレへ行った方が良いですよ!」という失言はあまりにも有名。スポンサーの怒りを買っただけでなく、新聞やテレビで大々的に報じられたため、出演していた全番組を降板する憂き目に。最高で500万円、平均で300万円あった月収はほとんどゼロとなるも、2年後に『トゥナイト2』へカムバックした。
1950年4月生まれの乱は、御年70歳。現在もナレーターとして活動を続けており、最近では、愛人マッチングサービスを提供する会社「ユニバースグループ」の公式YouTubeチャンネルで展開されているパパ活普及目的の動画に出演するなど、相変わらず、豊富な性産業への知見を活かした仕事をしていた。
北野誠(火曜日)
火曜日は、AV女優、男優の半生に迫ったり、AVの歴史を紐解いたりと、アダルトビデオを深堀する特集が多かった。その案内人を務めたのが北野誠その人。番組において、タレント・しいなまおとの名コンビで深夜の茶の間にエロと笑いを届けた。
もともと歯に衣着せぬ発言が売りだった北野は、2009年4月、朝日放送の冠ラジオ番組「誠のサイキック青年団」及び関連イベント内の不適切な発言が原因で、無期限の謹慎処分に処された。21年間続いた同番組が打ち切りになるなど、一時はタレント生命も危ぶまれたが、2010年2月に復帰を果たし、タレント活動継続に成功している。
61歳となった現在は、テレビのレギュラーはなく、CBCラジオの「北野誠のズバリ」「北野誠のズバリサタデー」「誠と拓海はディナーのあとで」でパーソナリティとして活躍している。

辻よしなり、勝谷誠彦(水曜日)
「笑っていいとも!」や「ヒルナンデス!」と同じように、日替わりレギュラーによる帯のバラエティ番組には必ず、“弱い曜日”が存在する。『トゥナイト2』における水曜日がまさにそれだった。
個性の強いリポーターを据える他の曜日に比べ、水曜日は、テレビ朝日アナウンサー(当時)の辻よしなりやコラムニストの勝谷誠彦などをレポーターに迎えたものの、これといった「色」が打ち出せなかった。
辻は2000年10月にテレ朝を退社後、フリーアナウンサーへ転身。現在は、プロレスへの深い造詣を活かし、TBSラジオの番組「レック presents プロレスの勝ち! neo」に出演するほか、様々なイベントの司会者として活躍している。

一方の勝谷は、2000年代こそコメンテーターとして様々な情報バラエティに引っ張りだこだったが、過激な発言が災いしてか、2010年代にはいるとレギュラー番組が激減。2017年3月にサンテレビのトーク番組『カツヤマサヒコSHOW』終了後はついにレギュラー0本になり、同年7月に兵庫県知事選に立候補するも落選。そして2018年11月28日、肝不全のため57年の生涯を終えた。

山本晋也(木曜日)
前身番組の『トゥナイト』放送開始時から『2』の最終回まで、計21年間出演し続けた番組の生き字引・“カントク”。性風俗や社会現象など人間の欲望にまつわるトピックをドラマチックかつユーモアに伝える彼の存在は、単なるお色気番組とは一線を画する文化的な香りを『トゥナイト』にもたらしていた。
『トゥナイト2』最終回時点で還暦を超えていた、カントクは今や80歳。高齢ということもあってほとんど表舞台から姿を消しているが、2017年4月のインタビューでは、今後の目標を「東京オリンピックを取材すること」と答えている。それまで元気でいてもらいたいものだ。
石川次郎(司会者)
最後にもう一人。キャラの濃いリポーター陣たちとにこやかにやりとりしていた番組の顔“ジローさん”こと、司会の石川次郎の近影についても紹介していきたい。
平凡出版(現:マガジンハウス)にて、『POPEYE』『BRUTUS』『ターザン』など今も続く名物雑誌を次々と創刊させた凄腕編集長だったジローさんは現在、御年78歳。高齢となった今も編集プロダクションJI inc.の主宰を務めつつ、たまに雑誌のインタビューなどで平凡出版時代や『トゥナイト2』時代の思い出を語っている。
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