「食人族」
監督 ルッジェロ・デオダート
脚本 ジャンフランコ・クレリチ
公開 (日本)1983年1月15日
CMのインパクトが凄い
「食人族」ストーリーは?最初からエグい…
ドキュメンタリー作家男女4人がアナゾンの奥地で食人族の取材に向かい、行方不明になりました。
モンロー教授が彼ら4人の捜索を依頼され、アマゾン奥地へ向かいます。
現地に到着し行方不明の4人を探していると現住人が罪を犯した女性に罰を与えている場面に遭遇…
もう、最初からかなり精神をえぐられるようなシーンで、教授もかなり引いていました。
しかし、その後モンロー教授は原住民たちに食事に招待されすっかり現住人たちと仲良しになります。
そして行方不明になった4人の残したフィルムを発見!
モンロー教授は手がかりになりそうなフィルムをニューヨークへ持ち帰りました。

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Amazon.co.jp | 食人族 [DVD] DVD・ブルーレイ - ロバート・カーマン(吹替:野村達也), フランチェスカ・チアルディ(吹替:塩谷綾子), ガブリエル・ヨーク(吹替:里卓哉), ペリー・ピルカネン(吹替:加藤優季), バルバレスキー(吹替:斎藤亮太), ルッジェロ・デオダート
拾ったフィルムにはもっとヤバい映像が…
ニューヨークに到着後、モンロー教授は早速フィルムの中身を確認してみました。
このフィルムはテレビで放送する予定だったため、テレビ関係者もフィルム再生時に同席しています。
フィルムを再生すると、行方不明になっている4人がアマゾンのジャングルで亀を捕まえて解体し食べている悪ふざけの映像が映っていました。
その後4人は部族の村に到着。
原住民を一箇所の家に集め放火し大量虐殺を始めます。
さらに家畜を射殺、部族の少女に乱暴するなど非道な行為を繰り返しやりたい放題。
彼らがこんな事をした理由は部族間の抗争を演出するため…
それだけの理由で原住民を虐殺したのでした。
結末
いきなりやってきた4人の部外者にこんな非道な事をされたのですから、食人族も怒ります。
怒った食人族は4人を追い込み一人ずつジャングルで殺されていくのですが4人の殺され方もまた悲惨なものでした…
フィルムの最後には女性クルーが原住民に強姦された後首を切断されフィルム終了…
最初は「ちょっとキツイけどギリ放送OKでしょ!」というノリだったテレビ関係者も最後は絶句していました。
そして最後にモンローがタバコを吸いながら「真の野蛮人は?」と呟き、雑居の中へ歩いていきます。
本当に動物が殺されていた
人間の串刺しシーンがあまりにリアルだったため、「本物の死体」「本物の殺人映像ではないか」と噂もありましたね。
もちろん本物の死体は使われていませんが、劇中に本物の銃殺刑の映像があったり、4人が捕まえて食べていた亀は本物の亀だったり、その他の動物も本当に生きている動物を殺しているため内臓類は全部本物なのだそうです。
ちなみに、動物虐殺について監督は「動物は殺したけど食べたのだからいいじゃん!」というよく分からない回答をしています。
これから観る人は要注意
「食人族」古い映画ですので、今もう一度見てみると当時ほどの衝撃はないかもしれませんが、どちらにしても刺激がかなり強い映画ですよね…
これから観る人は心の準備をしてから見てくださいね!