1997年に登場した『VIRUS』とは?
セガサターン専用のSFアドベンチャーゲームからマルチメディア展開されたコンテンツで、月刊少年エースなど漫画が連載されてコミック化。さらにコミックの内容を原作としたアニメ版も制作され、1997年10月から12月までの3ヵ月に渡って放送されました。
コミック版・アニメ版、それぞれオリジナル性の強い内容に仕上げられていて、もともとのSFアドベンチャーゲームで見られた背景や設定などの要素は改変されています。
アニメ版・VIRUSのストーリー
近未来の人類はインキュベイターと言われる宇宙空間から飛来して、機械や生物に寄生するVIRUSの驚異に脅かされており、ネオ香港ではスタンドと呼ばれる対策組織が設立され、その対応に追われていました。
主人公のサージは混乱する記憶を辿りながら、スタンドの隊長レイヴェンやメンバーたちに出会い、ヴァリアブルギアという強化スーツを装着して戦うことになります。
アニメ版・VIRUSの魅力や面白いポイント
アニメ版・VIRUSの主題歌
アニメ版VIRUSで注目すべきポイントは、オープニングテーマをDragon Ashが歌っているところでしょう。Dragon Ashはロックバンドとしては知名度が高く、シングルやアルバムの売上・販売枚数では数々のブレイクを生み出してきました。
そんな絶大な人気を誇るロックバンドがオープニングテーマのボーカルを担当しているということだけでも凄いことだといえます。
オープニング前のナレーションも格好良くて、映像においても丁寧の作り込んでいることを伺わせます。それだけでも抜群の存在感があるコンテンツといえるでしょう。
キャラクターデザイン
エリカ・クレスフィールド
現在はコンテンツそのものの知名度が低いこともあり、彼女の存在も埋もれていますが、コスプレ栄えする衣装といえるので、エリカの格好に注目が集まる日がやってくるかもしれませんね。
目が大きく、胸にボリュームがあることも魅力的です。あまりセクシーな場面はありませんが、激しい動きでバストが揺れるところは男性ファンにとって見逃せないポイントだといえるでしょう。
サージ・シャディックス
基本的に全体のデザインや作画のレベルが高くて、現在のアニメ作品と比較しても見劣りしないクオリティーを実現しています。登場するキャラクターそれぞれが個性的な外見をしていて、それを格好良く思えてしまうところは光るセンスを感じさせるところです。
さらにアニメ版のオリジナル要素であるヴァリアブルギアも、ヒーローもののような格好良さに加え、時間制限というドキドキさせる展開も加わって、面白さを増しているように思えます。
優しさに満ちた物語の結末
最後に、レイヴェン隊長がサージにかける言葉。
「サージ、お前は愛されている」
このセリフは、このアニメ版・VIRUSの視聴者の心に響くものがあります。名言といっても過言ではなく、このセリフについてのコメントは意外と多いです。
これ以上は、実際にアニメ本編を観て、ご自身の目で確認していただければと思います。