『強殖装甲ガイバー』とは?
『強殖装甲ガイバー』のあらすじ
今回の記事のOVA版・強殖装甲ガイバーにおいては、クロノス日本支部を壊滅させたところで物語は締め括られ、原作コミックでは序盤の内容をアニメ化したものに過ぎません。
しかし、OVA版は原作コミックとは異なる展開をしており、本来はまだ登場しないはずの獣化兵がガイバーたちを苦しめるといったオリジナル要素があって面白いです。
『強殖装甲ガイバー』に登場する獣化兵
獣化兵とは人間の遺伝子を操作して作り出された化け物で、普段は人間と変わらぬ外見をしていますが、あらかじめ調整された獣化兵に変身することができます。
今回の記事ではOVA版で登場した獣化兵について、スペックや能力など紹介していきます。
一般的な獣化兵(ゾアノイド)
グレゴール
物語冒頭に登場する獣化兵で、筋力増幅度は常人の15倍にも相当するほどのパワーを誇ります。外見は恐竜を思わせる爬虫類系そのものの印象で、骨格の構造も強靭のため、耐久性にも優れていて驚異的な強さを発揮しています。
物語冒頭に登場する獣化兵で、両肩に1門ずつ備えた生体レーザーは厚さ30cmのコンクリートを1秒で貫通するほどの威力を誇ります。その代わりに筋力増幅度は低めになっており、常人の5倍にとどまる程度のレベルです。
獣化兵のなかでは最も一般的なタイプで、外見は猿をイメージしたものとなっています。初期に実用化に成功され、筋力増幅度は常人の10倍のパワーをもち、簡単に調整できるといったメリットの大きさから世界中に配備されています。
ゼルブブス
日本支部で独自にハイパー獣化兵を目指して開発されたものの、OVA版では正式採用されていません。筋力はグレゴールの3倍、レーザー砲はヴァモアの4倍の出力を誇り、従来の獣化兵を遥かに凌ぐ潜在能力を備えています。
外見の印象とは裏腹に高い敏捷性をもち、体内で精製した溶解液を射出することも可能。
エンザイム
並みクラスの獣化兵ではガイバーに歯が立たないことから、人工的にガイバーの宿敵として生み出した実験体です。クロノス日本支部長が数々の失態を犯したことで、責任を問われ、ガイバーを倒すために調整されてしまった姿となります。
体内ではガイバーの強殖組織を分解する酵素を精製しており、牙や爪・尾の先から分泌しています。さらには血中にも強殖組織を分解する酵素を高い濃度で含有しており、直接攻撃を受けると、ガイバー自身にも大きなダメージを与えて苦しめます。