マスクの転売規制に関し、経済産業省が「抱き合わせ販売」の定義を改める!
経済産業省は3月16日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクの転売規制に関連し、「抱き合わせ販売」についての再定義を行いました。概要は以下の通りとなります。
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このたびの再定義では、「マスクを他の商品と一緒に販売する行為(抱き合わせ販売)」について、マスクが「1.不特定の相手方に対して販売をする者からマスクを購入し、2.購入価格(仕入価格)を超える価格で、3.不特定又は多数の者に対して転売する行為」に該当する場合には、その抱き合わせ販売も規制対象となります。
簡単に言うと、例えばマスク、医薬部外品、栄養ドリンクを「コロナ対策商品」などと称して抱き合わせで転売することが規制されるということです。
80年代の小中学生が恐怖した!?抱き合わせ商法で買わされたゲームの数々!!
新型コロナ騒動でまさかの再燃となった「抱き合わせ販売」。ミドルエッジ世代としては、かつてこの単語に恐怖した方も多いのではないでしょうか?80年代のファミコン全盛期、「スーパーマリオブラザーズ」「ドラゴンクエスト」といった人気ソフトを購入する際、不人気のソフトも一緒に購入しないといけないという理不尽な目にあった方は多いはずです。筆者の場合、以下のソフトを抱き合わせで買わされた記憶があります!
アイスクライマー
ベースボール
テニス
ポパイ
ドアドア
なぜこのような抱き合わせ商法が横行したかと言うと、これは当時のソフトの流通構造が原因でした。問屋や玩具店など、任天堂と一次問屋の関係にある会社で構成されていた「初心会」という組織があり、任天堂がこの初心会に対しソフトの全量買い取りを義務付けていたことから、不人気ソフトの在庫を掃くために、抱き合わせ商法が行われるようになったのです。
その結果、「スーパーマリオブラザーズ」を購入した際に「アイスクライマー」「ベースボール」の2本も購入させられた苦い記憶を持つ筆者。しかしながら、アイスクライマーについてはスーパーマリオ以上に夢中になりましたし、抱き合わせのおかげで“愛すべきクソゲー”の数々に出会えたという思わぬ成果があったのも事実です。また「テニス」はスーパーマリオで裏技を使うときに重宝しましたし、抱き合わせがきっかけで思い出を作れた方々も多いのではないでしょうか!