そもそも鉄人28号とは?
続編の超電導ロボ 鉄人28号FX
原作者である横山光輝さんが関わって制作され、1992年に放送されたアニメ作品で、外伝・リメイクではなく、正当な続編といった位置付けとなります。
探偵の金田正太郎も登場しますが、中年で、主人公は息子の金田正人でフルモデルチェンジされた次世代モデルの鉄人28号FXのパイロットとして活躍するといった内容です。
オープニング曲のテーマは次世代の主役
全編を通して同じ楽曲が使用されましたが、前期・後期で、男性ボーカルから女性ボーカルに変わってイメージチェンジされました。
オープニング曲のタイトルが示すように、次世代ヒーローが登場するといった印象に仕上げられており、世代交代をテーマとするアニメそのものの内容を踏襲するかたちになっています。
超電導ロボ 鉄人28号FXのストーリー
ロボット工学は大きな飛躍を遂げ、その成果を競うようにワールドロボットコンテストが開催されました。
伝説のヒーローである鉄人28号や次世代を担うロボットたちが結集していましたが、突如として襲撃してきたネオブラック団によって会場は占拠され、さらには全世界に宣戦布告をしてしまいます。
鉄人28号も歯が立たずピンチに陥りますが、一年前に行方不明になっていた金田正太郎の息子である正人が、次世代ロボット・鉄人28号FXのリモコンを持って現れました。
超電導ロボ 鉄人28号FXの見どころ
世界各国で開発されたロボット
土木工事作業に特化した量産化モデル、水中での活動を得意とするもの、ショットガンなどの武器を装備するタイプ、その種類は全30種にも及び、ロボット好きには堪らない内容です。それぞれのロボットのメカニカルデザインも秀逸で、格好良く仕上げられているところは注目すべきポイントといえるでしょう。
鉄人28号FXの正式パイロットの座を巡って
正人のライバルとなるキャラクターは魅力的で、ときには衝突することでお互いを理解して、仲間としての絆が強くなっていく様子は、人間的な成長といった要素が強くて大切なことを教えられるような気がします。
ブラックオックスの格好良さ
そして、機体を開発したフランケン・シュタイナーも可哀想な役回りのキャラクターで、単純な悪役ではなく、良識ある人間の心を取り戻しますが、最後には命を落としてしまうことで、形見となったブラックオックスの存在感は大きくなります。主人公である鉄人28号FXよりも優れた性能を持ち、外見以外にも強さも兼ね備えているところも魅力的です。
鉄人28号FXの武装について
鉄人28号FXが武装しないことの真の意味には、ロボット工学だけではなく、現代科学の全般にも通じるメッセージ性があって考えさせられるものがあります。あくまで平和利用のために製造された鉄人28号FXには、争いのための武装は不要だという強い信念を感じさせますね。
超電導ロボ 鉄人28号FXは絶対に視聴すべき!
単純なヒーロー&ロボットアニメではない
スーパーロボット系・リアルロボット系のどちらにも分類されない内容で、独自の世界観で展開される本編は、名作コンテンツ鉄人28号の続編として素晴らしい仕上がりになっています。
将来は訪れるであろうロボットが身近な存在になっている時代について、色々と想像しながら視聴すると更に楽しめるかもしれません。フューチャーヒーローである鉄人28号FXの活躍をぜひご覧になってみてください。