アニメ頭文字Dの原作とは?
しげの秀一さんによって週刊ヤングマガジンに1995年から約18年もの間に渡って連載された人気コミックとなります。頭文字と表記してイニシャルと読ませるタイトルもお洒落で、印象的なものです。
峠道で走り屋を名乗る若者たちの物語で、主人公の拓海は、数々のライバルたちとレースを繰り広げていきます。1998年にはアニメ化が実現して、深夜枠を中心に地上波で放送されました。
洗練されたオープニング・エンディング曲
アニメに採用される楽曲として、ラップ調のものが採用されるのは珍しく、アニメ版の頭文字Dはその先駆け的な存在といえます。
また当時としてはCGが使用されるのも画期的で、オープニングの映像に使われています。
先進的な内容が取り入れられており、とても斬新なものとなりました。こうしたところにも制作側の強いこだわりが感じられ、ひとつのアニメ作品として完成されています。
頭文字D First Stageのあらすじ
ある日、赤城山で活動している走り屋「赤城レッドサンズ」が秋名山にやってきて、地元の「秋名スピードスターズ」に公道レースのバトルで挑戦してきます。
明らかにドライビングレベルで劣っていて、バトルで勝てないと判断した「秋名スピードスターズ」のリーダー池谷浩一郎は、秋名山の峠道で伝説を残している存在で、主人公・藤原拓海の父親である文太に代理バトルを依頼するのです。しかし、バトル当日を迎えて秋名山に表れたのは、代理を依頼したはずの文太の姿ではなく、拓海と愛車のハチロクでした…
頭文字D First Stageの魅力とは
やはり原作コミックそのものが面白い
拓海が運転するハチロクという車種も見逃せないポイントで、連載・放送されていた当時からハチロクは、名車とは言われていましたが、一般的に旧車に分類されていて、高い戦闘力をもつ車種ではありません。
そんな非力な愛車で、次々と強い戦闘力をもつライバルと公道レースをして勝利を収めていくのです。ハチロクという車種をチューンナップして速くするのではなく、拓海は単純にテクニックとセンスのみで峠道のコーナーを攻めていく姿に心を奪われます。
アニメ版ならではのバトル場面2つの魅力
魅力1.CG技術を用いた映像
そこまでこだわって映像をつくっているため、リアリティーがあって、バトルの展開にもスリリングさが生まれています。
現在になって改めて視聴すると、昔のプレイステーションでレースゲームをしているような感覚になってクオリティーの高さを感じられないかもしれませんが、それでもピリピリとした緊張感が伝わってくる映像です。
魅力2.BGMにユーロビートを採用
頭文字Dのアニメ制作には、音楽分野で有名なエイベックスが携わっており、使用されている楽曲にも強いこだわりが感じられます。
放送されていた当時はユーロビートブームが巻き起こっていていましたが、その火付け役をも果たして大きな存在感を魅せつけました。ユーロビートの中でも一般的に知られている楽曲「ナイトオブファイア」も作中で使われています。
First Stageから頭文字Dを視聴し直そう
再び伝説スタート!
名作アニメとして、頭文字Dの伝説の幕開けとなった本作を改めて視聴してみては如何でしょうか。
作画・映像に古臭さは感じられるかもしれませんが、その弱点をカバーして満足するほどの充実感を得られるはずです。登場人物の絡みやセリフも去ることながら、バトル場面での車の挙動やBGMにも注目してご覧になってください。
 
     
     
            




