そもそもシティーハンターとは?
キャッツアイでも有名な漫画家・北条司さんが原作者の人気コミックで、1985年から6年間に渡って週刊ジャンプに連載された作品です。連載開始の2年後となる1987年にはテレビアニメ化されたことで、作品そのものの知名度は高まり、子供だけにとどまらず大人からも爆発的な人気を獲得しました。
本編のおおまかな内容としては、東京の新宿を舞台にスイーパー(街の掃除屋)と呼ばれるボディーガードや探偵といった仕事を主に行なう主人公たちの活躍を描く物語で、様々な依頼人からの仕事を受けて解決していくまでのプロセスについつい惹き込まれてしまいます。
OP・EDなど名曲揃いで有名なシティーハンター
特に2番目のオープニングである「SARA」は終盤の展開に対しての伏線としても機能していて、シティーハンターのアニメシリーズの中でも屈指の名曲とされています。
そして、特筆すべきは同じアーティストによる楽曲がないことにも注目です。これまでのアニメ作品では、オープニングやエンディング、1~2期など、同じアーティストが提供する楽曲を用いられることが多いのですが、シティーハンターに限っては様子が違います。
これまでのアニメの楽曲とは異なる採用プロセスであることが垣間見え、アニメ作品の楽曲とは思えない作風やクオリティーに仕上げられているのも魅力的です。
魅力的な登場人物たち
冴羽 獠(サエバ リョウ)
槇村 香(マキムラ カオリ)
伊集院 隼人(イジュウイン ハヤト)
シティーハンター2本編の面白さ
ポイント1.依頼内容や展開が変化
前作シティーハンターでは、依頼を解決するプロセスで美人の女性依頼人がリョウに惹かれていく展開が多く、それはそれでハーレムアニメの先駆け的な存在として面白かったのですが、本作シティーハンター2では少し傾向に変化していきます。
依頼人に寄り添う描写が強調され、それによって舞い込む仕事や状況に応じて結末の展開のバリエーションに豊かさが生まれています。リョウに惹かれるといった展開がなくても、それぞれ依頼人が自分の幸せを見付けていく結末が明らかに増えました。
ポイント2.海坊主やカオリにフォーカス
シティーハンター2では主人公リョウだけではなく、海坊主やカオリが主人公になるような展開が多く見られました。そのことによって、カオリは単純なツッコミ役だけではなく、スイーパーとしての実力を増して相棒という立場が強固なものになります。
そして、カオリの女性としての内面や魅力を強調した場面も多く、リョウとカオリの距離感や関係性も変化していくのが楽しいです。
カオリが恋愛を担当するのなら、海坊主は仲間・友情を描く存在として立ち位置を変化させていきます。だからこそ、過去の因縁に決着をつけるためにリョウと対立して、吹っ切れたからこそ友情が芽生えたのではないでしょうか。
ポイント3.リョウとカオリが迎える結末
リョウにとって死んでしまった親友が大切にしていたカオリという存在は、決して簡単に考えられるものではないでしょう。リョウ自身もいつ命を失うか分からないような立場なので、この先もずっとカオリとの生活を続けられるとは考えられないと思われます。
だからこそ、ハードボイルドな二人が迎える結末が感動的で、アニメ史上に残る名作だと言われるのではないでしょうか。
最後の最後になって露わになるリョウの本心、カオリが抱く愛情・恋心は報われるのか、前作シティーハンターからの伏線に区切りがついて思わず泣いてしまいます。
オトコを磨くためにシティーハンター2を見返そう
女性からモテたければリョウに学ぼう
改めてシティーハンター2を見返すことで新しい発見をすることもあるでしょう。
単純な気晴らしとして、シティーハンター2を視聴しても現在のアニメにはない爽快感もあると思います。
子供と一緒になって観ても楽しめる内容で、子供もシティーハンターのファンになってしまうかもしれません。それほどの魅力をもったコンテンツを改めて見返して、当時の熱い気持ちを共感しましょう。
 
     
     
            




