【青い珊瑚礁】ブルック・シールズの美しさが輝いた!性の目覚めを描いた80’sの話題作

【青い珊瑚礁】ブルック・シールズの美しさが輝いた!性の目覚めを描いた80’sの話題作

アイルランドの作家Henry De Vere Stacpoole(ヘンリー・ドヴィア・スタックプール)の小説『The Blue Lagoon(青い珊瑚礁)』を映画化。80年に絶大な人気を誇ったBrooke Shields(ブルック・シールズ)主演で製作されたこの作品は、撮影のロケーションとなったフィジーのYasawa Islands(ヤサワ諸島)の美しさと本作撮影当時若干14歳だったブルックの美しさが輝いた作品。ブルックの代表作となった青い珊瑚礁のあらすじや魅力をご紹介します。


あらすじ

Emmeline(エメライン)と従兄弟のRichard(リチャード)は、リチャードの父Arthur(アーサー)と共に船旅の途中、彼らの乗った船で火災が発生。乗船者たちは小舟で脱出を図り、エメラインとリチャードの二人は料理人のPaddy(パディ)と共に小舟に乗り込み脱出に成功したものの、三人を乗せた小舟は太平洋の大海原を漂い、緑豊かな熱帯の島にたどり着いた。三人の無人島生活がスタートすると、エメラインとリチャードにこの無人島で生きる術を教えていたパディ。しかしある日パディは死体となって砂波に打ちあげられ、幼い子供たち二人きりでの無人島生活が始まった。

遭難してから7年の月日が流れ、ティーンエージャーになったエメラインとリチャードは、大人になっていく自分たちの体の変化に戸惑う。そんな中、二人は海上に浮かぶ船を見つけ、リチャードは船に向かって必死で手を振った。しかしエメラインは合図の火を灯さず、それが原因で二人は大喧嘩。エメラインはリチャードと離れて岩場で暮らすようになった。そんなある日、エメラインは怪我をしたことが原因で体調を崩し倒れてしまう。リチャードはエメラインを必死に看護し、神様にエメラインを助けて欲しいと祈りを捧げた。

体調が戻ったエメラインはとリチャードは、今まで以上にお互いを必要とするようになり、二人の距離はどんどん近づいていった。ある日、いつも通り岩場で遊んでいた二人だったが、初めてのキス、そして熱い思いを抱いた二人は結ばれた。

やがてエメラインは妊娠するが、エメラインの体調がどうして優れないのか、そしてなぜエメラインのお腹が動くのか、全く理解できないままエメラインは出産の日を迎えた。二人はこの赤ちゃんにパディと名付け、親子三人での無人島生活は二人にとってかけがえのないものになっていった。

ある日、家族はエメラインの提案で、二人の思い出の場所を訪ねるべく小舟に乗り込んだ。懐かしい島に着いてリチャードがバナナを取っている間に、エメラインとパディを乗せた舟は大海原へと流されていく。気づいたリチャードも追いかけて小舟に乗ったが、舟に近づいてきたサメを追い払うために、誤ってオールを海に投げこんでしまった。エメラインとリチャードは、小舟に揺られながら夕陽を見つけることしかできなかった。

夜が明け、目を覚ました二人は、生前料理人のパディから聞かされていた「食べたら永遠の眠りにつく」とされる赤い実を、ベイビーパディが食べてしまったことに気づく。絶望したエメラインとリチャードは、死を覚悟して、自らもその赤い実を口にした。小舟の上で寄り添って眠る三人を通りかかった船が発見する。なんとそれはアーサーの乗る船だった。アーサーは遭難してからずっとエメラインとリチャードを探し続いていたのだ。アーサーが彼らを見つけてからもなお、彼らは深く眠っている。。。

『青い珊瑚礁』の魅力

ブルックの魅力

この映画の魅力は、なんといっても主演のエメラインを演じたブルック・シールズの美しさにつきるといえます。この映画を撮影した時は若干14歳だったブルック。14歳とは思えない抜群のスタイルの良さ、まだあどけない表情、そしてリチャードに恋した時の熱い眼差しと、この映画に映し出されるブルック・シールズはとにかく美しいのです。

ブルックは、元女優だった母親のマネジメントの下、世界で愛される石鹸『Ivory Soap(アイボリー石鹸)』のモデルにわずか生後11ヶ月で起用され、以降アメリカで最もギャラの高い子供モデルとして知られるようになりました。

1977年からは映画女優としての活動も開始し、翌78年公開の『Pretty Baby(プリティ・ベイビー)』では、ブルックは12歳の娼婦役で出演して大きな話題を呼びました。『青い珊瑚礁』に続く出演作『エンドレス・ラブ』も大ヒットし、ブルックは世界中の若者たちのハートを射止め、女優としての人気を不動のものにしました。日本では、現天皇陛下が皇太子時代にブルックの大ファンだったことでも話題になりました。

『青い珊瑚礁』出演後、ブルック=「絶世の美少女」というパブリックイメージは定着し、彼女の自然な太い眉毛に憧れる若者が続出して、空前の太眉ブームが生まれました。

ラッキーボーイ クリストファー・アトキンズ

『青い珊瑚礁』でリチャードを演じたChristopher Atkins(クリストファー・アトキンズ)は、オーディションで4,000人の中から選ばれたラッキーボーイ。『青い珊瑚礁』で映画デビューを果たし、一気にスターダムに躍り出ました。

クリストファーは『青い珊瑚礁』での無邪気な少年のイメージから、多くのティーン雑誌の表紙を飾り、コカ・コーラやアディダスなど、若者に人気の有名ブランドのCMにも出演して一躍時の人になりました。

泳ぎが得意だというクリストファーが、「青く透き通る海の中を美しく波をかきわけていくシーンが印象的だった」という女性ファンも多いのではないでしょうか。

南太平洋の楽園ヤサワ諸島

『青い珊瑚礁』の撮影は、フィジー本島の南西部に位置するヤサワ諸島で行われました。330の島からなる群島国家フィジーの中でも最も美しいと称されるヤサワ諸島は、コバルトブルーに輝く海、そしてカラフルな珊瑚礁に囲まれた、まさに「楽園」と呼ぶにふさわしい場所。『青い珊瑚礁』では、この楽園の美しさも話題になりました。

『青い珊瑚礁』のロケ地として有名になったヤサワ諸島は、世界中から多くの人々が訪れる高級リゾート地としてもその名を知られるようになりました。多くのセレブレティ達もこの地でバカンスを楽しむといいます。

未だほとんど手付かずの自然をキープしているというこの秘境の地では、南国らしいカラフルな魚たちに囲まれてシュノーケリングができるとして、世界中のウォーターアクティビティファンに大人気です。

『青い珊瑚礁』作品としての評価

作品としての『青い珊瑚礁』は賛否両論。この映画を10代で観たという人にとっては、この映画は青春映画のバイブル的な存在として高く評価され、20代を過ぎて視聴したという人からは、ただの夢物語として酷評されることが多いようです。

ただこの映画を厳しく評する人たちも、ブルックの圧倒的な美しさとヤサワ諸島の自然の美しさにはただただ魅了されたとしていて、美しいものを美しく撮影した映画カメラマンのNéstor Almendros(ネストール・アルメンドロス)は、本作品でアカデミー撮影賞を受賞しました。

まとめ

『青い珊瑚礁』は、ブルックが主演の本作品の前にも、1923年にモリー・アーデルが、そして1949年にはジーン・シモンズがエメラインを演じて映画化されています。

また、1991年にはブルックバージョンの続編として『Return to the Blue Lagoon(ブルーラグーン)』が公開されました。この続編では前作でアーサーがエメラインたちを発見したとき、リチャードとエメラインは既に絶命していて、ベイビーパディだけが生き残ったというところからストーーリーが始まります。

今や大スターとなったMilla Jovovich(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がこの映画のヒロインを演じ、、映画の中でヌードを披露したことが話題になりました。

何度もリメイクされる『青い珊瑚礁』は、自然の中で生きる人間のたくましさ、「愛さえあれば生きていける」というロマンチックなセンチメントが詰まった作品として、多くの人々の心に刻まれているのではないでしょうか。

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