1997年映画『CAT'S EYE』

『CAT’S EYE』DVD
有名すぎるほど有名なマンガ原作の実写化作品です。当時は黒歴史と言われたという噂も見かけたのですが、WOWOWで放送があり、実物を見ました。
3姉妹のキャスティングですが、当時を考えれば、この3人は割とイメージに合っているように思います。もし、今実写化するとしたら、もっと違うメンバーが考えられるかもしれませんが・・・。稲森いずみさんは次女の瞳役でした。黒髪で長ければ、もっと瞳感が出たのではないでしょうか。映画では泥棒に変身した時に長い黒髪のカツラを被っていました。
そして、衣装がマンガやアニメのレオタード姿ではないので、違和感があるかもしれません。でも、黒いピチピチのスーツを着こなせる女優さん達。さすがだなと思います。ただ、23年前の作品なのでツッコミどころは満載なのですが、黒歴史と言われるほどひどい作品だとも思いませんでした。
ストーリーは原作と違うものとして見れば、それなりに面白さもあるかもしれません!?個人的には瞳の恋人・内海敏夫役の俳優さんが「誰?」と思いました。調べてみると、原田芳雄さんの長男でミュージシャンのようです。俳優業はあまりしていないようですね。
他の出演者は山崎直子さん(俳優の山崎努さんの娘さんだそうです)、ケイン・コスギさん、佐野史郎さん、寺尾聡さんなどが出演しています。
同じく刑事と泥棒の娘の恋を描いた作品に、昨年放送の「ルパンの娘」があります。深田恭子さんのスーツ姿とCAT'S EYEに似た設定がネット上で話題になりました。ルパンの娘は家族で泥棒でしたが、こちらの作品の方が3姉妹で見応えがあるかもしれません。気になった方はぜひ作品をチェックしてみてくださいね。
1994年『29歳のクリスマス』
山口智子さん、松下由樹さん、柳葉敏郎さんの3人の友情を軸にドラマが展開する、有名すぎるドラマです。
稲森いずみさんは何かと山口智子さん演じる典子にからんでくる、ちょっとイヤな感じの女性・深沢真穂を演じています。
でも、この作品、時代背景は古いにしても、今見ても面白いと思うんですよね。そういう方、多いのではないでしょうか?
1996年『ロングバケーション』
山口智子さん演じる、葉山南の後輩モデルの小石川桃子役が稲森いずみさんでした。モデル役がはまっていますね。
1996年『Dearウーマン』

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東山紀之さん演じる石丸多聞がバスケットボールチームを引退し、サラリーマンとなり、人間としての成長を描いているドラマです。そして、大竹しのぶさん演じる津野響子とのラブストーリーもあります。この2人が配属される庶務課で、会社のセクハラをなくすために働くのです。
稲森いずみさんはこの庶務課の一員、神崎カスミを演じています。当時、大竹しのぶさん演じる響子の破天荒なキレっぷりが話題になったドラマです。今、見てもちょっと面白そうですね。
1997年『ビーチボーイズ』
ビーチボーイズスペシャル
竹野内豊さん、反町隆史さんの男の友情を描いた『ビーチボーイズ』。寂れた民宿ダイヤモンドヘッドでの日々がドラマとなっています。当時、ダイヤモンドヘッドの看板娘・真琴を演じる広末涼子さんがカワイイということで話題になりました。
稲森いずみさんはスナック渚のマドンナ・前田春子を演じています。スペシャルでは、ダイヤモンドヘッドの新社長になっています。稲森いずみさんの健康的な小麦色の肌も素敵でした。
そして、このドラマをきっかけに稲森いずみさんと反町隆史さんはお付き合いをするのですが、後に反町隆史さんは松嶋菜々子さんと結婚してしまいます。稲森いずみさんは反町隆史さんが忘れられず今も独身であるという話も見かけましたが、真相はわかりません。
1998年『ハッピーマニア』

安野モヨコさん原作の恋愛マンガ『ハッピーマニア』のドラマ化作品です。
主人公・重田加代子を稲森いずみさんが演じています。親友の福永ヒロミが藤原紀香さんです。CAT'S EYEでは姉妹役でしたが、この作品では親友役です。幸せを求めて恋愛しまくり、失敗しまくる姿が描かれています。
そして、このドラマの原作のマンガでは「後ハッピーマニア」というものが出ています。45歳になった重田加代子の今が描かれているそうです。ドラマでも見てみたい感じもしますね。
1998年『略奪愛・アブない女』
『略奪愛・アブない女』テレホンカード
赤井英和さん演じる浅野岳史の妻・樹子が稲森いずみさんです。そして、なんと、ドラマでは樹子の妹の杉田鈴(鈴木紗理奈)と岳史が関係を持ってしまい、鈴が妊娠してしまうというドロドロ展開のドラマです。怖いですね。
ビデオやDVDにはなっていないようです。
2003年『年下の男』

『年下の男』VHS
内館牧子さん脚本の作品です。母の恋人が娘の恋した相手という、なかなかドロドロ展開なドラマとなっています。
OLの山口千華子を稲森いずみさん。そして、恋する相手・伊崎駿を高橋克典さん。後に伊崎と不倫関係になる千華子の母・花枝を風吹ジュンさんが演じています。
『年下の男』という題名は、千華子も弟の友人の年下男性を愛するようになり、母である花枝も年下である伊崎駿と不倫関係になります。2人の恋愛模様を表した題名なのかもしれません。
2005年『曲がり角の彼女』

『曲がり角の彼女』DVDーBOX
33歳のキャリアウーマン・大島千春を稲森いずみさんが演じています。
30代で結婚していない=負け犬?と表現されています。負け犬と言われる30代女性の悩みや人間関係が描かれた作品です。15年ほどたった現在でも、負け犬と言うような表現は残っていて、現在も30代独身女性の悩みというのはそんなに変化はないのかもしれません。レビューなどを見ると、同じような立場の女性に支持されている作品です。
2019年『まだ結婚できない男』

『まだ結婚できない男』
稲森いずみさん、昨年の作品です。阿部寛さん演じる桑野信介の行きつけのカフェの店長・田中有希江を稲森いずみさんが演じていました。『結婚できない男』の続編としても話題でした。
こうやって見てみると、今のアラフィフ女優の方々は本当にキレイですね。稲森いずみさんもその1人だと思います。これからもアラフィフ女優の活躍は続くのではないでしょうか。