ファミコンゲームのBGMで一番感動した「キャプ翼Ⅱ」
掟破りのコマンド入力方式に酔いしれた前作ゲーム「キャプテン翼」から2年経った1990年、テクモが満を持して投入したのが「キャプテン翼Ⅱスーパーストライカー」でした。
当時は「キャプ翼Ⅰ」がすでに原作のストーリーを網羅していたので「キャプ翼Ⅱ」はどんなストーリーになるのか、キャプ翼ファンとしては興味津々で発売を待っていました。
結果、独自のストーリーや新必殺技などに大いにハマった「キャプ翼Ⅱ」でしたが、なかでもショッパナから美麗なBGMには驚くほかありませんでした。
タイトル部だけでも聴き比べて欲しい
「キャプ翼Ⅰ」もファミコンゲームとしては十分に高いクオリティーでしたが、「キャプ翼Ⅱ」の前には完全に霞んでしまいます。このBGMは斎藤幹雄氏(メタルゆうき名義)によって生み出されました。
斎藤氏はテクモに入社後、ファミコンはじめ家庭用ゲーム機やアーケードゲームのBGM作曲家として活躍します。「キャプ翼Ⅱ」リリースの翌年にはコナミへ移籍し、94年に製作参加した「ときメモ(ときめきメモリアル)」の大ヒットでその名を広く知られるようになりました。
斎藤幹雄氏がBGMを手掛けた主なゲーム作品
テクモ在籍時には
ファミコン向け
-スーパースターフォース
-ソロモンの鍵※エンディングのみ
-キャプテン翼Ⅱスーパーストライカー
アーケード向け
-ジェミニウィング
-忍者龍剣伝
などがあります。「忍者龍剣伝」はファミコン版のBGMも美しかったですね。
コナミ移籍後には
PCエンジン向け
-グラディウスII -GOFERの野望-※PCエンジン版オリジナルステージBGM
-悪魔城ドラキュラX 血の輪廻
-ときめきメモリアル
「ときメモ」ヒット後は、同作のプロデュース業がメインとなっていったようですね。
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