意外とブログ続いてるんだぞ??(前回記事参照)
この飽きっぽいワタクシがまさか続くとは驚き~。と言ってもまだ2記事?3記事?くらいしか投稿してないから調子乗んなって話なのですが。
ブログって楽しいですね。小学生の時に流行り始めて、流れに乗って始めたのを今でも思い出します。
ぜーんぜんアクセス数なんて気にしてないので、思った事ばんばん書いちゃお。
シャイニング
超有名作に触れてみる

はい、映画好きなら誰もが知っている超有名ホラー映画「シャイニング」でございます。
カテゴリーとしてはホラー映画にあたるのですが、個人的にはミステリー寄りな気もする……どうでしょう?
あの「It」でお馴染みスティーヴン・キングが執筆した小説を元に「時計じかけのオレンジ」で話題を呼んだスタンリー・キューブリック監督が映像化したもの。
スティーヴン・キング氏のじわじわ来るホラー展開、そしてスタンリー・キューブリック氏が描く独特の美しさが存分に味わえる作品となっております。

冒頭イメージから血の海が溢れ出す……これが一体何を指すのか、まだ序盤では分かりません。しかしこの独創的なカット、そそられますね~。
ビックリ系の怖さじゃないので、モンスターがズバーン!というのではありません。あしからず!
ちなみに「シャイニング」というタイトルだけ聞くと、とても明るそうなイメージが湧きますよね。英語が出来ないワタクシでも流石にわかります。
しかし作中ではシャイニング=超能力を意味するので、光とかピカピカするとか輝いてるとか、そういったポップな意味で使われていないのでご注意くださいまし。
そんなハッピーな意味だったら、多分ホラーにはならないデスヨネ(あたりまえだ)
舞台は大きなホテルです

物語の舞台は大きな大きな「展望ホテル」
そんな展望ホテルのオーナーに会うべく、一人の男性が訪れます。

その名はジャック。
どうやらこのホテルは冬場、雪があまりにも多すぎるため営業を停止しているご様子。
とにかく積雪が酷いので、営業停止をしている間は管理人を雇っているとのこと。
管理人の仕事はボイラーを燃やしながら日ごと違う場所を暖め、積雪の被害を防ぐというものでした。
地味~で嫌になりそうですが、ジャックはあっさりと仕事を引き受けます。
管理人を務める期間は実に五か月間と長め。
その間積雪により、きっと外にも出られないでしょう。オーナーは「労働としては軽め。でも冬の五か月間、孤独に耐えなければならないよ」と注意を促します。
しかしジャックはかえって好都合と返答します。彼の職業は作家であるため、新作を考えるのに孤独はちょうど良かったようです。

これにて面接は終了……と思いきや、オーナーの口から1970年に起きた悲劇のことが訥々と語られます。
どうやら以前管理人として雇ったグレーディーという男性がすっかり精神的に参ってしまい、共にホテルで暮らしていた家族をバラバラにして殺してしまったそう。
更には自身も自殺。
警察は「キャビンフィーバー」という一種の閉所恐怖症から起きた事件だろうと推測しました。
その話を聞いてもジャックは仕事を受け入れる事に。しかしその衝撃的なエピソードは、いつまでも彼の心に残っているのでした。

ちなみにジャックは独り者ではありません。美人な奥さんのウェンディ―と可愛い息子のダニーがいます。
ダニーは左手の人差し指をトニーと呼んでいて、時折トニーの口を借りるように話すのですが……。
最初からダニーの様子はすでにおかしいです。この辺から不穏な空気を感じ取る人がほとんでしょう。
ただでさえ展望ホテルがキナ臭すぎますよね。ジャックもよく引き受けたなとは思いました……。笑
だいたい山奥のホテルってキナ臭い

ホテルに到着して早々、ダニーは謎の双子を目撃します。
しかし気付いたころに彼女たちは消えていて、ダニーは大きく驚きました。
もうこの時点でこのホテルが相当ヤバイことが明らかになります。まだ始まって30分も経っていないのに。

パパママは予想以上に広いホテルに大喜び。
特にママのウェンディーはとても広いキッチンに大感動。ホテルの不穏っぷりにはまだまだ気付いていません。
しかしこの屋敷を案内しているハロラン、ダニーを急に名前ではなく「先生」と呼び始めるのです。
ウェンディーは突如「先生」と呼び始めたことにびっくり、なぜなら家庭内でダニーを「先生」と呼ぶことがあったからです。
なぜその呼び方を知っているんだとウェンディーは驚きました。
後々ハロランとダニーは二人きりになりますが、なんとハロランはおばあちゃんとテレパシーで話す事ができました。

そしてダニーは「シャイニング」、つまり超能力の持ち主だったのです。
しかしパパママはその能力を知りません。そして先程名前が出たトニーは、ダニーのもう一つの人格です。
ハロランはその能力を大事にね、とダニーへ告げます。
そしてハロランが「このホテルも色々なことがあった、長い年月を通して……」と口にするとダニーは突如「237号室は?」と尋ねます。
この部屋番号を出されて表情が凍り付くハロラン。
「あそこにはない!絶対なんもない!ないから!起きてないから!だから近付くなよ!」と厳しい口調で咎めるのでした。
確実に何かあるやん。ってくらい分かりやすいよ、ハロラン……。

最初の一カ月目は何も起きず、平和に暮らしていましたが、段々とアヤシイ雰囲気が漂ってきます。
ダニーはホテルに入った時から見知らぬ双子を目にしていました。
そして時折廊下が血の海に染まるシーンなどが見えていたのです。

しかしダニーはそんな事態を誰にも言わず、ただ黙って過ごしていました。

しかしここから不穏な事案のオンパレード、ジャックは全く筆が進まずスランプ状態に陥ります。
なんか顔つきが……当初の穏やかなフェイスではなくなっています。
そう、彼も前例のグレーディーと同様、気が狂ってきたのです。
突如ウェンディ―に「書いている時は絶対に話しかけるな」と激昂したり、急に気性が荒くなりました。

そしてホラー映画の追い詰められあるある、積雪による電話線切断です。
無線で警備隊へ連絡しても、凄まじい雪だから直せませんの一点張り。何かあったら無線で言ってくれという、どうしようもない状態でした。
ますます閉塞感が高まっていくホテル、三人は無事に五か月間を乗り切る事ができるのでしょうか……。
怖くないけど怖い
最初にも言いましたがドカーン!バーン!系の怖さではありません。
しかしジャックが次第に狂気じみていくこと、息子の首に変な跡が残されていることなど……常に緊迫感があり、観ているワタクシ達を一向に休ませてはくれません。笑
外には出られない状況の中、気になる237号室……あああああ不穏過ぎィ。
最後の最後まで色々狂気じみています。人間の精神が病んでいく様子を目の当たりにすると、心に何か突き刺さりますね。
特に終盤はハラハラ感満載です。必見!
原稿に書かれた文章、観ているだけでこっちの気が狂いそう。笑
たまに「この作品、意味わからない」という声もありますが、個人的にはそんなこともないよーな?
ちょっと独特の世界観があるので、ハマらないと厳しいのかな?なんてその意見を聞いて思いましたけどね。
カルト映画やら好きな方は多分ハマるはずなので、ご安心を。
約二時間、しっかりと映像から目を離さずご覧下さいね。