【のらくろクン】戦争漫画からサービスシーン多めの探偵アニメに!関連おもちゃが売れた意外な理由とは?

【のらくろクン】戦争漫画からサービスシーン多めの探偵アニメに!関連おもちゃが売れた意外な理由とは?

「のらくろクン」はアニメよりも関連グッズである目覚まし時計や、おもちゃの「のらくろロック」の方が有名かもしれません。戦争漫画だった「のらくろ」が探偵アニメになって帰ってきました。ちょっとお色気シーンも多めで、毎回ドタバタ楽しいアニメだった「のらくろクン」。アニメの内容や大ヒットした関連おもちゃ「のらくろロック」の意外な購入層についてまとめました。


主役はのらくろの孫!「のらくろクン」

「のらくろクン」は1987年の10月から一年間、フジテレビ系列で日曜日の夕方6時から放送されていました。

「のらくろクン」は「のらくろ」の孫が主役のアニメ。元祖「のらくろ」といえば戦前の1931年から連載がスタートし、主役の黒犬・のらくろが軍隊で活躍する漫画で当時大人気でした。内容は時代を反映して戦争の色が濃いものでしたが、「のらくろクン」は一新探偵アニメとなって帰ってきました。

「のらくろクン」のあらすじ

時代はバブル全盛期。のらくろクンの祖父であるのら山くろ吉は、その昔大活躍した名物兵士。当時の戦友たちとの再会をきっかけに戦時中のノウハウを生かすべく「のらくろ探偵事務所」を開くことに。
主人公ののらくろクンは大家さんの息子・木下圭太や、お隣の女子高生・沢口リカと一緒にその仕事を手伝うことになる。しかし事務所には孫悟空やクレオパトラなんていうちょっと変わった人物までもが次々と依頼にやってきて…奇想天外なドタバタコメディ!

OPとEDは大人っぽい!

ファミリー向けだけどサービスシーン多め!?

日曜日の夕方という、家族団らんでテレビを見る時間帯に放送されていた「のらくろクン」。主人公ののらくろクンは明るくて元気いっぱいの黒犬で、ブレイクダンスが得意。のらくろクンの友達の圭太くんは10歳で何かと一緒に行動します。

放送時間帯的にも内容としても、ターゲットは圭太くんと同世代くらいの子ども達に向けて作られているのですが、どうにもやたらとサービスシーンが多かったのがこのアニメの特徴です。

というのも、お隣に住んでいるかわいい女子高生の沢口リカちゃん。髪の毛は紫色で口元にほくろがあったりして、かわいいだけでなくちょっとセクシーな雰囲気。しかも趣味がエアロビです。(ここも時代を感じますが、エアロビクスは80年代に大流行しました)リカちゃんはレオタードを着てエアロビやスポーツに励み、ナイスバディを保つことに余念がないのです。

このリカちゃんを筆頭に、圭太くんの担任である松本先生の服が破れて下着が丸見えになったり、銭湯シーンで裸の女性がたくさん出てきたりとサービスシーンが何かと織り込まれていました。

お茶の間が若干凍りそうな気もしますが、「のらくろクン」に限らず当時のアニメでは多少のサービスシーンなんてよくある事でした。今の時代だと速攻アウトな表現でもバンバン放送されていましたよね。

ただ「のらくろクン」のヒロインである沢口リカちゃんは、普通に服を着ていてもどことなく色っぽいのです。この理由がどうやらキャラクターデザインのもりやまゆうじさんにあるようです。

キャラクターデザインを担当した「もりやまゆうじ」氏とは?

もりやまゆうじ(森山雄治)さんは80年代のアニメを語る上で外せない一流アニメーターです。キャラクターデザインから監督、演出まで幅広く手掛けており、誰もが知っているアニメにたくさん関わっています。

「うる星やつら」や「めぞん一刻」など歴代の髙橋留美子作品でも活躍されており、もりやまゆうじさんが手掛ける「のらくろクン」のOP・EDが「らんま1/2」のOPと似ているのは当然だった訳です。

もりやまゆうじさんのデザインする女の子のキャラクターは、ロリっ子でどことなく色気があるのが特徴的です。沢口リカちゃんの謎の色気も、デザインがもりやまゆうじさんなら納得です。

そしてもりやまゆうじさんといえば個人的には「プロジェクトA子」!パンツを惜しみなく見せつつ(?)も迫力のあるこの動きをご覧ください。凄すぎませんか。

アニメよりも有名?「のらくろロック」が売れた理由とは

のらくろクンはアニメの内容よりも、関連グッズの方が知名度があるかもしれません。その代表格が「のらくろロック」です。

「のらくろロック」はタカラ(現・タカラトミー)から発売された、音に反応して動くおもちゃです。元々は子ども向けに考案され発売されたのですが、この時代はちょうどゲームブーム。世のお子様たちはおもちゃより最新のゲームに夢中でした。

しかし「のらくろロック」は予想をはるかに超えて売り上げをのばします。

調査をしたところ、ターゲットにしていた子どもだけでなく、なんと20代のOLなど大人が「のらくろロック」を購入していることが分かりました。この時代、「大人がおもちゃを買う」というのはかなり珍しいことでした。おもちゃは子どもの物なのに、大人が自分用におもちゃを購入しているなんて!当時のタカラ社内では衝撃的だったようです。

どうして大人が「のらくろロック」に惹かれたのか?

なぜ「のらくろロック」が大人に受けたのかといえば、ずばり癒されたかったのが理由のようです。のらくろクン、見た目はかわいい黒犬で愛らしい姿をしています。そののらくろクンがこちらの音に合わせてシャカシャカ踊る姿はとっても健気でかわいい!そこに癒しを感じたのでしょうね。

この頃の世の中はバブル最盛期でした。働けば働くだけお金が儲かっていた時代です。まさに「24時間戦えますか」状態で働いていた大人たち。そんな大人たちは「のらくろロック」の愛らしい動きに癒しを求めました。

調査の結果「大人だって癒しを求めておもちゃを買う」という事が判明し、これがきっかけでタカラはあの大ヒット商品を考案するのです。

フラワーロック誕生!大ヒット!!

「のらくろロック」のヒットから誕生したのがあの「フラワーロック」だったんですね。世界中で大ヒットしました。

子ども・大人にかかわらず、人と人との心をおもちゃを通してつなげる「ハーティー・コミュニケーション」をコンセプトに生まれた「フラワーロック」、今では誰もが馴染みのある「ハーティトイ」の先駆けとなったのです。

ちなみに目覚まし時計も人気でした!

「のらくろクン」のしゃべる目覚まし時計も人気でした。このラッパと「起きろー!」のけたたましい音で目を覚ましていた方もいるのではないでしょうか。割と今も現役で使っているという声がネット上でも見られます。

アニメだけでなくグッズも話題になった「のらくろクン」でした。

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