80年代は魔法少女アニメの黄金期!
1980年代は魔法少女アニメの黄金期。魔法の力で変身してアイドルになったりマジシャンになったり、当時の女の子はみんな憧れていましたよね。どのアニメも思い出深いです。
アニメの放送と同時に発売されていたのが変身グッズのおもちゃ。CMで見ては欲しくなり、おもちゃ屋さんに行ったら「買って~!!」と親にせがんだ方も多いことでしょう。
そんな懐かしいおもちゃをまとめてみました。今見てもときめきすよ!
「魔法少女ララベル」の魔法のバトン
まずは、1980年に放送された「魔法少女ララベル」。「魔法少女ララベル」は15年もの間続いた東映魔女っ子シリーズの最終作でした。
終了した理由は「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法は憧れの存在でなくなったから」だったそうです。えー!?女の子はいつの時代も魔法に憧れていると個人的には思いますが、その時代の流れでしょうか。
ララベルは好きで人間界に来たのではなく、魔法界から訳あって落っこちてくるんですよね。そのせいか第1話のタイトルは「人間なんて大嫌い」。不穏な空気がすごいですが、色々な経験をして人間の事を好きになっていってくれます。ホッ。
「魔法のプリンセス ミンキーモモ」のミンキーステッキ
つづいて、1982年に放送された「魔法のプリンセス ミンキーモモ」。個人的には幼い頃一番好きでした!
主人公のモモが地球の人々の夢や希望を守るため、魔法の力で大人に変身し活躍するというストーリー。ナースになったり婦人警官になったりと、毎回夢がありましたね。変身する前も後もミンキーモモの声は同じ声優さん(小山茉美さん)だと大人になってから知り、驚いたものです。
こちらは前期のミンキーステッキです。アニメでは光がリボンのようにステッキから出て、それをくるくると回し全身が光に包まれて変身、という流れでした。長い紐やリボンでマネをした方もいるのではないでしょうか。
そしてこちらが後期のミンキーステッキです。
まさか主人公のモモが交通事故で死んでしまうなんて、ショックすぎる展開でしたが人間に生まれ変わって元通りといった感じだったので、当時は特にショックも受けずのんびり見ていた記憶があります。そんな後半から使っていたステッキですね。
「魔法の天使クリィミーマミ」のクリィミーステッキ
次は1983年に放送された「魔法の天使クリィミーマミ」です。いまだに魔法少女アニメで1、2を争う人気があるのではないでしょうか。「クレープってどんな味なんだろう」と思いながら見ていたあなた、私もです。
10歳の女の子、主人公の森沢優が魔法の力でアイドルに変身して活躍するストーリー。アイドルらしい独特の声が可愛かったですよね。
こちらが優が変身する時に使うステッキ。これよりも画像下のコンパクトの方が人気があったかもしれません。私は持っていましたコンパクト。どうにかして優ちゃんと同じように腰につけようとして、でも金属のチェーンだから結べなくて、モヤモヤした懐かしい思い出。
幼馴染の俊夫に変身がバレてしまい記憶を消す事態になるのですが、その騒動の後から登場した変身グッズがルミナスター。星の形をしたタンバリンです。
「魔法の少女クリィミーマミ」は本来26話で終了予定だったのですが、人気が高かった事もあり視聴者からの声に応えて52話まで延長になったのだとか。
その人気は今も変わらず、たくさんのグッズが新たに販売されています。
「魔法の妖精ペルシャ」のクルクルリンクル
主人公ペルシャの「~ですの」「やーの」といった特徴のある口癖が印象的でした。めちゃくちゃ運動神経が良くて野生児のペルシャが、変身すると口調も変わって落ち着いた女性になるのが面白かったですね。
そんなペルシャが変身する時に使うのがこのバトンで、バトントワリングの要領でクルクル回して変身します。
続いて1984年放送の「魔法の妖精ペルシャ」。原作は青沼貴子先生の「ペルシャがすき!」ですが、原作では魔法を使ったりということはなくほぼ別物です。
アフリカ育ちの主人公・速水ペルシャが妖精から魔法のアイテムをもらい、妖精の国を助けるために魔法の力で愛のエネルギーを集めるというお話でした。
後半ではバトンからステッキに変わり、ペンダントやリストバンドも追加されました。初期のバトンがとても個性的な形だったので、このステッキはあまり知られていないかもしれませんね。
「魔法のスター マジカルエミ」のハートブローム
次は1985年放送の「魔法のスター マジカルエミ」です。鏡の妖精と出会う事でマジシャンになりたいけれど不器用な女の子・香月舞が魔法の力で天才マジシャンに変身。華憐なマジックと歌でアイドルとして活躍するお話でした。前々作の「クリィミーマミ」に立ち返った作品になっています。
自分の願いを叶えられる魔法だと説明された時に、舞は「天才マジシャン」に変身する事を望んで「マジカルエミ」になります。
魔法のブレスレットからこのステッキを呼び出して変身していましたね。振り回すとシャボンがブワーッと出て憧れました。
「魔法のアイドル パステルユーミ」のパステルステッキ
最後は1986年放送「魔法のアイドル パステルユーミ」。主人公の花園ユーミが花の妖精から魔法のステッキをもらい活躍するというお話でした。
タイトルに「アイドル」が入っていますが、クリィミーマミやマジカルエミのように変身してアイドルになる訳ではありませんでしたね。ステッキも変身するのではなくて描いたものを実体化させるのが目的のものでした。
80年代の魔法少女アニメの中で、パステルユーミは知名度が低いような気がします。個人的にもあまり記憶がありません。
ミンキーモモ以降、「魔法で変身」がテーマになっていたのを採用していない点でも珍しい作品ですよね。キャラ的にもストーリー的にも少々破天荒だったそうで、異質な作品となっています。当時、魔法少女アニメは下火になっていたのでテコ入れの意味もあったのかもしれません。
結果的に「パステルユーミ」は俗に言う「大きいお友達向け」を意識したアニメになっていました。ユーミが下着一枚になったり、お風呂好きという設定もあってか入浴シーンが多かったり。小学生の女の子が主人公なのに、お色気シーンみたいなものが多かったんですね。親と見てたら気まずいやつですね。
その過剰な演出は、制作スタッフだった女性陣からも問題視されていたのだとか。もちろん視聴者からも支持されず、先に書いたように魔法少女アニメが下火になっていた事も重なって打ち切りのような形で終了してしまいました。
大人になってもときめく変身グッズ
いかがでしたか?持っていた懐かしいおもちゃはあったでしょうか。
今見ても変身グッズのおもちゃってときめきますね。当時買ってもらえなくて泣いたな~とか、その頃の気持ちも鮮明に思い出せますよね。