郷ひろみとは

永い芸能キャリアを持つ郷ひろみさんは、多くの曲を残したと同時に数々の受賞歴もあり、紅白歌合戦の常連でもありますよね(^^)/
私が初めて郷ひろみさんの楽曲を聴いたのは「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」だったと思います。小学生ながらに興奮しながら聴いていたのを覚えています。
郷ひろみさんの凄いところは、1970年代を全盛期としても、1980年代や1990年代にもヒット曲を生み出しているところだと思います。なかなかいませんよね、そんな方は。
そこで、今回は100枚以上リリースされているシングルの中から、売上のTOP10を聴き直してみたいと思いました。
さて、私が大好きな「2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」はランクインしているのでしょうか?
さっそくご一緒に聴き直してみましょう!
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TOP10 マイレディー
「マイレディー」は、1979年9月にリリースされた郷ひろみさんの32枚目のシングルです。
TBSのテレビドラマ『家路〜ママ・ドント・クライ』の挿入歌になりました。

"Ah~ このままでは胸が張り裂けそうだ My Lady Only You"
このサビはほんとにカッコイイですよね(^^)/ しびれるわ~!
当時からのファンの方は、この曲を聴いたら懐かしくて目頭が熱くなるのではないでしょうか?
ちなみに、この曲の作詞・作曲はドラマでの郷ひろみさんの役名「唐沢晴之介」になっていますが、これは劇中で作った曲という設定の為でした。
実際は柏原よしえさんや田原俊彦さんなどの多くのアーティストに楽曲を提供してきた網倉一也さんが作詞・作曲を行っています。
TOP9 言えないよ
「言えないよ」は、1994年5月にリリースされた郷ひろみさんの66枚目のシングルです。
TBS系ドラマ『お見合いの達人』の主題歌およびフジテレビ系『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』エンディングテーマとなりました。

郷ひろみバラード3部作の2作目にあたるこの曲はロングヒットとなりました。
“言えないよ 好きだなんて”
打ち明けたいのに打ち明けれないもどかしい心情が切に伝わってくるラブバラードだと思います。素敵な曲ですよねぇ・・・
作詞は1984年には高橋真梨子さんの「桃色吐息」で第26回日本レコード大賞作詞賞を受賞し、1985年には中森明菜の「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」で第27回日本レコード大賞を受賞した超実力派作詞家の康珍化さん。
作曲は中森明菜さんや光源GENJIなどの多くのアイドルに作曲してきた都志見隆さん。
編曲は主にアニメ音楽に力を入れている山本健司さんでした。
TOP8 小さな体験
「小さな体験」は、1972年11月にリリースされた郷ひろみさんのセカンドシングルです。
このシングルと同時にファースト・アルバム『男の子女の子』もリリースされました。

1972年8月にリリースされたファーストシングル「男の子女の子」から僅か3か月でのリリースとなったこのシングルは、第6回日本有線大賞・大衆賞を受賞しました。
郷ひろみさんはこの曲で、初めてフジテレビ系『夜のヒットスタジオ』に出演したといいます。
初心な恋愛が描かれた作品ではあるものの、心の機微が非常に細かく描写されている歌詞には、当時共感を得る人が多かったのではないでしょうか?
この曲の注目すべきところは、作詞が岩谷時子さんというところです。
岩谷時子さんは越路吹雪さんのマネージャーであり、半生を共に生きた様な方でした。同時に、昭和の歌謡曲の多くの作品に詞を提供しており、まさに昭和を代表する作詞家だったと思います。
また、作曲・編曲はあの筒美京平さんです。事務所が如何に郷ひろみさんに力を入れて売り出しているか良くわかりますね。
TOP7 裸のビーナス
「裸のビーナス」は1973年6月にリリースされた郷ひろみさんの5枚目のシングルです。

この曲は作詞が岩谷時子さん、作曲・編曲が筒美京平さんのコンビであり、第4回日本歌謡大賞・放送音楽賞を受賞しました。
当時17歳の郷ひろみさんの人気はハンパではなく、黄色い声援で歌声が聴こえないくらいでした。
人気絶頂とはこのことであり、当時この頃の郷ひろみさんに熱い声援を送っていたミドルエッジ女子もいらっしゃるのではありませんか?
またレコードジャケットのインパクトが物凄いですよね!かなり攻めてるなぁと思いました。
郷ひろみさんもだいぶ思い切りましたよね!これをやってのけるのが、流石はスパースター郷ひろみさんですね(^^)/
TOP6 帰郷/お化けのロック
「帰郷/お化けのロック」は1977年9月にリリースされた郷ひろみさんの23枚目のシングルです。
2曲とも郷ひろみさん自身が主演したTBS系水曜劇場「ムー」のテーマ曲となりました。

ダブルタイトルでリリースされたこのシングル。
個人的には「お化けのロック」は知っているのですが、「帰郷」という曲は知らないんですよねぇ・・・
この「お化けのロック」は樹木希林さんとのデュエット曲で、コミカルな振り付けがとても印象的でした。お見せ出来ないのが残念ですが、レコードの裏には振付が載っていたそうですよ!
また「お化けのロック」は、作詞・作曲が山口百恵さんの全盛期を支えた阿木燿子さんと宇崎竜童さんご夫妻、そして編曲に布施明さんの「シクラメンのかほり」などを手掛けた萩田光雄さんであり、たいへん著名な方が楽曲提供をしています。
それにしてもこの当時の樹木希林さん、とても可愛らしいですねぇ(^^)/ 郷ひろみさんも嬉しそうに歌っているのが印象的ですね!
TOP5 愛への出発(スタート)
「愛への出発」は1973年3月にリリースされた郷ひろみさんの4枚目のシングルです。

曲を聴いてみるとなかなか時代を感じさせてくれるサウンドだと思います。
"別れることが卒業さ"と歌われていますが、終始前向きな別れを感じさせる歌詞になっていました。
この曲はキャンディーズがファーストアルバムでカバーしており、そちらの方が印象に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
作詞は岩谷時子さん、作曲・編曲が筒美京平さんの楽曲でした。
それにしても郷ひろみさんの声も歌い方も若いですねぇ!まだまだ子供の声ですもんねぇ
きっとこの当時からモテモテだった筈です。若い女性は夢中だったのだろうなぁと思いました。
TOP4 逢いたくてしかたない/忘れられないひと
「逢いたくてしかたない」は1995年4月にリリースされた郷ひろみさんの67枚目のシングルです。
このシングルは両曲共にタイアップがあり、「逢いたくてしかたない」は朝日生命のCMソングに。そして「忘れられないひと」はトリンプ「天使のブラ」のCMソングになりました。

"さよならにふれずにいたいた唇は 夢に見てた幸せに日々 抱きしめて暮らしているかい"の歌詞は、逢いたくて仕方ない相手に抱く心情が上手に表現されていると思いました。
この曲は郷ひろみさんのバラード三部作の最後の曲でした。
郷ひろみさんのバラードって、ほんとに素晴らしいですよねぇ・・・
この曲がTOP4ですが、TOP5でご紹介した「愛への出発」と聴き比べてみると、これが同じ人か?と思うくらい、歌唱力がハンパではなく上がってますよね!聴かせるのが上手いなぁと思います。流石はスーパーシンガー郷ひろみさんだと思いました。
作詞は6人目の安全地帯メンバーとも言われた松井五郎さん、作曲は都志見隆さん、編曲:山本健司さんによる楽曲でした。
TOP3 GOLDFINGER'99
「GOLDFINGER '99」(ゴールドフィンガー ナインティナイン)は1999年7月にリリースされた郷ひろみさんの76枚目のシングルです。
タイアップはTBS系『ワンダフル』1999年7月期エンディングテーマと、TBS系日曜劇場『ヤマダ一家の辛抱』の主題歌でした。

この曲の原曲はリッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」(Livin' la Vida Loca)であり、日本語歌詞をのせて「GOLDFINGER '99」というタイトルになりました。
サビの「ACHICHI ACHI」を連呼する歌詞は、郷ひろみさん自身の発案によるものだったそうです。
サビの手の動きが特徴的な振り付けは、振付師でTHE CONVOYのメンバーである黒須洋壬さんが担当しました。黒須洋壬さんによれば、サビの振り付けは「お煎餅を焼く時に表、裏返して、触ったらアッチッチみたいな」というイメージから生まれたそうです。
ちなみにこの曲をリリースした時、プロモーションとして渋谷の交差点にトラックを止めて白昼ゲリラライブを行った時は大騒動になりましたよね。
警察沙汰になってしまったのですが、郷ひろみさんの人気があればこそのトラブルだったと思います。
TOP2 哀愁のカサブランカ
「哀愁のカサブランカ」は1982年7月にリリースされた郷ひろみさんの43枚目のシングルです。

この曲はニッポン放送のパーソナリティ・はた金次郎さんがバーティ・ヒギンズの「Casablanca(カサブランカ)」のラフ・テスト盤を聴いた時に絶対日本でも売れると確信し、ラジオで日本語訳を募集したそうです。1,000通を超える応募の中から当時18歳で高校生だった方が最優秀作詞賞に選ばれ、スタッフの協議の末に歌唱が郷ひろみさんと決まりました。
"もう二度と あんなに誰かを愛せない"
沁みますねぇ・・・ なんて素敵な歌詞をのせてくれたのでしょうか。
この曲はどうしても歌詞に集中してしまいますが、原曲を編曲した若草恵さんはほんとに凄いスキルだなぁと思いました。
これぞ郷ひろみさんの代表曲ですよね!
TOP1 よろしく哀愁
「よろしく哀愁」は1974年9月にリリースされた郷ひろみさんの10枚目のシングルです。
テレビドラマ『ちょっとしあわせ』の主題歌となりました。

この曲の主題歌となったドラマには郷ひろみさんが出演しており酒井和歌子さんと共演していました。
オリコンシングルチャートでジャニーズ事務所所属歌手としても初の第1位を獲得し、郷ひろみさん唯一のオリコン1位獲得シングルとなりました。
これぞ郷ひろみさんの最も売れたシングルであり、50万枚に達したと言われています。
"友達と恋人の境を決めた以上 もう泣くのも平気 よろしく哀愁"
この歌詞は1965年に伊東ゆかりさんの「おしゃべりな真珠」で第7回日本レコード大賞作詞賞を受賞し、作品の総数は約4000曲にものぼるとされている安井かずみさんが作詞しています。
そして作曲は筒美京平さん、編曲は加藤登紀子さんの「ひとり寝の子守唄」や小柳ルミ子さんの「わたしの城下町」などを手掛けた森岡賢一郎さんでした。
既に45年くらい前の曲ではありますが、郷ひろみさんのTOP1に相応しい名曲ですね!
郷ひろみのシングル売上TOP10を聴き直してみて
郷ひろみさんのシングル売上TOP10はいかがだったでしょうか?
確かに歴代の名曲がランクインしてはいたものの、「お嫁サンバ」も「2億4千万の瞳」もランクインしていなかったことには、ちょっとびっくりしました。
絶対ランクインしてると思ったんだけどなぁ・・・
それにしても郷ひろみさんの楽曲の多さには脱帽ですよね。
また、各年代でヒット曲を残しているところがスーパースターだなぁと思いました。
既に還暦を過ぎている郷ひろみさんですが、これからも末永く活躍して頂きたいですよね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!