街の薬局にあったキャラクター、この子の名前覚えていますか?
私の祖父は、薬剤師で薬局を営んでいました。祖母は化粧品を同じところで販売していて、雑貨も少々置いてありました。帰省したときは、必ず店頭に置いてあったキャラクターが好きで遊んでいました。頭がふりふり動くのでとても楽しかった記憶があります。名前を忘れてしまったので調べてみました。エスエス製薬の「ピョンちゃん」というキャラクターでした。
エスエス製薬のピョンちゃん
▼エスエス製薬 店頭用 7代目ピョンちゃん マスコ... - ヤフオク!
ピョンちゃんの歴史
エスエス製薬を調べてみましたら、ピョンちゃんの歴史が古いのにびっくりしました。
1952年が初代の誕生で、因幡の白うさぎの神話に因んでいるそうです。1960年代に2代目ができて、3代目のときに、うさぎ年に因んで「ピョンちゃん」とつけたそうです。それ以降は、「○○ピョンちゃん」とそれぞれに名前がついています。1970年代には5代目「Vサインピョンちゃん」。当時流行した「ラブ&ピース」や「サインはV」などからVサインを採用したと書いてあります。なぜか、1980年代には生まれていないのです。理由が知りたくなりますね。1990年代に入り、お馴染みの赤いボディカラーでは最後の8代目が生まれています。現在は9代目で色もピンクで、着ぐるみのようです。イベントなどでも活躍中のようです。ゆるキャラ時代の先取りのようですね。
参考:エスエス製薬ホームページ:エスエス製薬のマスコット「ピョンちゃんのあゆみ」より」
ユンケルでお馴染みの佐藤製薬のキャラクター
佐藤製薬も1959年に、初代「サトちゃん」が誕生しました。名前は、会社の方がつけたのかと思いましたが、一般公募で決めたようですね。わかりやすくて良いですね。
1982年には、妹の「サトコ」ちゃんが誕生しています。以降は、サトちゃんとともに、佐藤製薬のマスコットキャラクターとして活躍しているようです。仲が良いですね。
ところで、なぜ象のキャラクターになったのでしょう
薬局の店頭でカエルでお馴染みだった興和株式会社のキャラクター
興和株式会社は、かぜ薬のコルゲンコーワで有名ですね。薬局の店頭カエルのキャラクターは、1963年に初代が誕生しました。2代目の店頭カエルは、1978年に誕生。今も店頭にあるようです。
医薬事業で、「コルゲンコーワ」や「キャベジンコーワ」などの商品を製造・販売していたんですね。
1977年には、「コロちゃん」も誕生して、ふたりで、テレビCMや新聞の広告などで活躍しています。「ケロちゃん」は女の子で、「コロちゃん」は男の子なんですね。
参考:「興和株式会社のホームページのコーワのケロコロランド」より
ケロちゃんの指人形持っていませんでしたか?
この指人形、懐かしいです。よく遊んでいた記憶がありますね。なぜ、カエルだったのでしょうね。調べてもわかりませんでしたが・・。
店頭のキャラクターたちの歴史に驚き
製薬会社自体が80年、100年、200年と続く企業だからでしょうか。エスエス製薬の「ピョンちゃん」は、1952年に初代の誕生。佐藤製薬の「サトちゃん」は、1959年に初代誕生。興和の「ケロちゃん」は、1963年に初代誕生。長く親しまれているキャラクターとなっています。店頭のキャラクターたちも長い歴史があったのですね。薬局の店頭にキャラクターを置こうと考えた人は素晴らしいなあと、今さらながら感心しました。
街の薬局の親しみやすさが良かった
ドラッグストアが増えてきましたので、街の薬局が少なくなってきましたね。祖父の薬局で遊んでいたときに見たのは、お客さんと密接にお話しをして症状を親身に聴きながら薬を勧めたり、調剤していたりしていました。とても暖かなやりとりがあったように記憶しています。
最後に、、
祖父の薬局を継ぐといっていた私でしたが、結局継げずの私でした。薬局の店頭にいた「ピョンちゃん」は懐かしい想い出です。今の私と言えば、仕事のイベント等で、うさぎの着ぐるみを着て、「ピョン語」でしゃべるキャラクターを演じています(私)。「ピョン」繋がりではあるもの、何か祖父との繋がりができたようで、心がほんわかしました。