「シムシティ」幻のファミコン版がまさかの発掘!?
ビデオゲームをデジタルアーカイブとして保存する非営利団体「The Video Game History Foundation」がこのたび、幻のファミコン版「シムシティ」のプロトタイプのデジタルアーカイブ化に成功したことが明らかとなりました。
こちらはSFC版のパッケージ。実はFC版もあったんです!

FC版は「発売中止」となった幻のソフトです。
1989年のPC版の発売以来、スーパーファミコン等の家庭用ゲーム機で多数のソフトを展開してきた「シムシティ」。このたびデジタルアーカイブとなったFC版は、1991年に海外のSFC版と同時に発表されたものの発売中止となり、以降“幻のソフト”としてマニアの間で語り継がれていたものです。

デモプレイ動画が公開されました!!
長い間幻であったFC版ですが、2017年になってアメリカ・シアトルでプロトタイプ版が発掘されました。そして、その購入者に前述の「The Video Game History Foundation」がコンタクトを取り、このたびのデジタルアーカイブ化にこぎつけたのです。そして、デモプレイ動画がYouTubeで待望の公開。かつてシムシティに夢中になった方は是非チェックしてみましょう!
FC版とSFC版の違いって?
気になるSFC版との違いですが、ゲーム画面をご覧になればわかる通り、建物や地形を表現するタイルのサイズがSFC版の3×3に対し、FC版は2×2となっています。そして、最大のポイントはBGM。FC版でも「スーパーマリオカート」「パイロットウィング」のゲーム音楽で知られる岡素世がBGMを担当しているのですが、2曲を除きSFC版と異なる新曲とのことです。
また「The Video Game History Foundation」の公式ブログでは、「シムシティ」を任天堂のハードに移植するためにどのような開発が行われたかの経緯など、PC版からFC版・SFC版に至るまでの道のりが詳細に解説されています。興味のある方は下記のサイトにて是非チェックしてみましょう!
「The Video Game History Foundation」公式サイト(英語)
Video Game History Foundation
スーファミ版をやり直したくなった方はこちらで!
「シムシティ」公式サイト
「SimCity™」シリーズ - EA公式サイト
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