Xについて
Xといえば、デビュー当時はそのセンセーショナルな見た目とサウンドで、我々の度肝を抜いたことを覚えています。
Xを初めて聴いたのは中学の時で、当時の私は衝撃を受けました。
この当時、私はまだヘビーメタルに傾倒しておらず、このXが人生で初めて聴いたメタルサウンドだったのだと思います。
それまでマイナーだったメタルを一気にメジャーに押し上げたXの貢献は、非常に大きいのではないでしょうか?
今回は、そんなX JAPANがXだった頃にリリースしたメジャーデビューアルバム『BLUE BLOOD』を聴き直してみたいと思います。
名盤『BLUE BLOOD』とは
『BLUE BLOOD』は1989年4月にCBSソニーからリリースされたXのファーストアルバムです。
このアルバムはメジャーデビューの作品でしたが、Xはメジャーデビューの前から触れ込みが高く、満を持してのデビューでした。
インディーズ時代にどのくらい人気があったかというと、インディーズレーベルで発表したファーストアルバム『Vanishing Vision』がメジャー・チャートにランクインをするという、日本史上初の快挙を成し得てました。
そんな中でリリースされる、セカンドアルバムであると同時にメジャーでのデビューアルバムとなる『BLUE BLOOD』への期待はハンパなものではなかったと思います。
そんな重圧を見事に吹き飛ばしたのが、このアルバムであり、Xの凄さだったのではないでしょうか。
尚、『BLUE BLOOD』には「貴族出身」「名門の出」といった英語のイディオムがありますが、このアルバムでは直訳の「青い血」を意味していると言われています。
『BLUE BLOOD』より5曲抜粋!
このアルバムはPROLOGUEから始まりUNFINISHEDで締めくくるという、全体が大変素晴らしいバランスになっている為、そもそも1曲ずつを抜粋するのがナンセンスではあるのですが、全曲を選択するのは難しいので、苦肉の策として5曲を抜粋してみました。
どの曲もXの代表曲であり、皆様にも納得のいく5曲だとは思いますが、あくまでも私が思う知名度で選択しておりますので、ご容赦頂ければと思います。
BLUE BLOOD
メジャーデビュー初期のオープニングナンバーで演奏される事が多かったこの曲は、エッジの効いたギターのリフが特徴的でしたよね!
初めてXに出会った衝撃はこの曲で受けたと言っても過言ではありません。
まさに異世界でした(笑)
WEEK END
Xで一番最初にハマったのがこの曲でした。
とにかく軽快で、イントロからハートをガッチリ掴まれた感覚がありましたねぇ
ロックンロールを意識して作曲されているのですが、そこにヘビーなサウンドを融合させているのがXの素晴らしさだと思うんですよね。
『BLUE BLOOD』の中でも最もキャッチ―な曲だったと思います。
X
ライブでは、両手をX字にした「Xジャンプ」をするパフォーマンスが定番になっているこの曲ですが、実際のところ「Xジャンプ」より曲の構成の方が印象的な気がしました。
インディーズの頃から定番のこの曲は、荒々しい硬派な仕上がりになっています。
特に良かったのはギターのハモリで、PATA→HIDE→両名のハモリは寒気がするくらい良かったです! たまらなかったなぁ