ボンカレーの笑えるCM!笑福亭仁鶴が「子連れ狼」のパロディを披露!
上方落語界の大御所・笑福亭仁鶴(三代目)が若かりし頃、ボンカレーのCMで披露した「子連れ狼」のパロディ。笑える内容で今もご記憶の方も多いのではないでしょうか。この記事では、「視聴率を5%上げる男」と称された笑福亭仁鶴について書いてみたいと思います。
1973年、ボンカレーのCMが放送される!
60年代後半より、吉本興業の顔として大阪を中心に芸能界で人気を博していた仁鶴。1969年から放送された「ヤングおー!おー!」で、その知名度は全国区となりました。そんな彼の元に、「ボンカレー」のCMのオファーが舞い込みます。その内容はというと・・・

当時大人気だった「子連れ狼」のパロディでした!
オファーを受けたCMの内容ですが、当時人気を博していた時代劇「子連れ狼」のパロディでした。CMの冒頭では「しとしとぴっちゃん」が流れ、母親の顔を思わせる松山容子の姿が。そして「ちゃん!ボンカレー!」という大五郎のセリフに対し、仁鶴扮する拝一刀は「そうであった。3分間、待つのだぞ。」と落ち着いた口調で語るという、その演出が大いに受けました。
懐かしのCMはこちらです!
ちなみに1973年といえば、初代「子連れ狼」である若山富三郎版と二代目の萬屋錦之介版が上映・放送されていた時期。漫画・映画・ドラマそして仁鶴によるCMの相乗効果で、子連れ狼は当時の芸能界を席捲する作品となったのです。

笑福亭仁鶴の写真が目立つ「ボンカレーライス自動販売機」
「ボンカレー」と言えば、当時仁鶴の写真が印象的な「ボンカレーライス自動販売機」というのが、全国に設置されていたのを覚えていますでしょうか?CMが終わるとともに、最近では全く見ることがなくなりましたが、現在はどうなっているのでしょう?
少数ながらも現存している!?
2016年時点の情報ですが、徳島県に「ボンカレーライス自動販売機」が現存しています。大阪ではなかったんですね!ボンカレーとご飯がセットになっており、ご飯はこの自販機の経営者が炊いているとのこと。ちなみに「ボンカレーライス自動販売機」ですが、かつて「探偵!ナイトスクープ」でも特集されたことがあります。
「視聴率を5%上げる男」と称された笑福亭仁鶴
大阪を中心に、関西を代表する落語家である仁鶴。本業の落語だけでなくバラエティ番組でも人気を博しました。MBSでは「こんばんは仁鶴です」「仁鶴・たか子の夫婦往来」といった自身の名前を冠した番組に出演したり、「ズームイン!!朝!」にも出演経験があります。その活躍に、世間は彼を「視聴率を5%上げる男」と呼んでいました。

現在は、NHKの「バラエティー生活笑百科」に司会および二代目相談室長役として出演しているものの、2017年より体調の関係からか一時降板中となっています。NHKによれば、復帰に関しては未定とのこと。
Twitterでは仁鶴の復帰を望むツイートが続々と!
そんな仁鶴の体調を案じ、Twitterでは復帰を望むツイートが続々と寄せられています。高齢のためかメディアで見かける機会が少なくなってしまった仁鶴ですが、芸能界の大御所として再び元気な姿を見せて欲しいものです!
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