カッパバッジ復刻中

「Old meets New 東京150年事業 カッパバッジ」
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9月25日。閉園日である上野動物園に約1000人が招待された。
彼らの共通点は《カッパバッジ》を身に着けていること。カッパバッジ購入者の抽選イベントで《恩賜上野動物園 プレミアムチケット》を手に入れた人々である。
連日60分以上の待ち時間ができて当然のジャイアントパンダ《シャンシャン》も、この日はするすると見学できたようだ。シャンシャンも呼びかけに応じるように動きを見せたようで、見学に来た子供達を喜ばせてくれた。
――と、いうわけで〝東京〟150周年記念事業として復刻された《カッパバッジ》についてご紹介しよう!
その、《カッパバッジ》とは……?
世代によってはご存知の方も多いだろう。「あ、若い人はコレ知らないのか」系のネタのひとつでもあるが、東京都のローカルネタでもあるので世代がヒットしていようとご存知無い方がいてもおかしくない。
カッパバッジの正式名称は《大東京祭記念徽章》。
その起源は江戸城築城500年記念の〝第一回大東京祭〟に遡るという。西暦にして1956年。
カッパのデザインに変更となったのは1959年、第四回大東京祭から。
〝東京〟で〝河童〟っつったら〝芥川〟だな!?
みたいな予想を立てていたのだがこれはハズレ。
正解は「かっぱ天国」の作者にして漫画家の清水崑氏だ。《黄桜》のカッパも《かっぱえびせん》のカッパも元ネタは彼である。
近頃は滅多に名前を聞かなくなったので、若い人に小話として紹介してみるのも一興かもしれない。
ちなみになぜ〝カッパ〟なのかと言うと、
とのこと。
なお清水氏は1974年に亡くなっており、カッパバッジデザインは小島功氏が2代目を担当した。

こちらは東京オリンピック当時のカッパバッジ。かわいらしい。
1964年 東京オリンピック★バッジ★大東京祭 カッパ - ヤフオク!
さて。カッパバッジにはとあるメリットがあった。
それは《都民の日にカッパバッジをつけていると、都営施設・都営交通機関の一部が無料になる》というものである。
割と地域、年代が特定されているカッパバッジだが、知名度は意外と高いようだ。
というのも《こち亀》で両さんがカッパバッジの思い出を語るエピソードがあったから。
こち亀は時代毎のイベントや風俗をちゃんと紹介している回が多いので、そのうち文化的な賞をもらうのではなかろうか。
※秋本治先生としてはすでに芸術選奨文部科学大臣賞と菊池寛賞を受賞している。
〝復刻〟カッパバッジ
さて2018年、東京都はカッパバッジを復刻させた。
東京150年――〝江戸〟が〝東京〟と名前を買えてから150年――を記念するものだ。

カッパバッジ
復活! 都民のカッパバッジ | Old meets New 東京150年 | Tokyo150
復活! 都民のカッパバッジ | Old meets New 東京150年 | Tokyo150
これにあわせていくつかの企画ツアーが組まれており、恩寵上野動物園でシャンシャンたちを見られるイベント、都庁舎スペシャルツアー、東京のインフラ施設・東京2020大会会場見学ツアーなどが存在しているが、どれも応募は終了してしまっている。
とはいえ東京オリンピックとの関係などを考慮すると、これから追加でツアーが組まれる可能性もなくはないだろう。すこしだけ期待していても良いかもしれない。
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