5.“King of Hollywood”の異名を持つ、クラーク・ゲーブル!!
1940年頃のクラーク・ゲーブル
若かりし頃のクラーク・ゲーブル
クラーク・ゲーブル - Wikipedia
1928年の舞台『Machinal』で主演を張る
そうそう、1931年と言えば、ジョセフィーン・ディロンと離婚するが、今度は17歳年上のテキサス社交界の花形であったレアー・ラングハム・デイヴィスと再婚する。これは何か意図的な臭いがしてならないのだが・・・。まあ意図的にしろ、意図的でないにしろ、クラーク・ゲーブルがその位、”もてた”のかな??
映画『紅塵』(1932年)で共演女優のメアリー・アスターと
『Hold your Man』(1933年)ではジーン・ハーローと共演
お灸のつもりが各賞総なめ!!
1933年にはMGMと7年契約を結ぶが、大スターとなったゲーブルは反抗的になり、彼に手を焼いたMGMの会長ルイス・B・メイヤーは、 罰の意味を込めてゲイブルを当時ニ流スタジオだったコロムビア社に貸し出して『或る夜の出来事』(1934)に出演させた。ゲーブルは自分の評判に傷がつく事を躊躇したが、監督だったフランク・キャプラに説得されて出演することになり、完成した映画は大ヒットを記録し、何とゲーブルはアカデミー主演男優賞を受賞しただけでなく、 彼が劇中披露したシャツの下に下着を着ないファッションはたちまち流行となって全米の下着の売上は激減してしまったという。
私が独断と偏見で選ぶ3大ゲーブル映画!!
その1.或る夜の出来事
或る夜の出来事 [DVD]
結婚式ドタキャンものはこれが元祖か?ラブコメの名作中の名作で後の映画にもかなり引用されているが、オリジナルはテンポが良いだけでなく、脚本が素晴らしい。この脚本とクラーク・ゲイブル、この二つだけは替えが効かないと思われる。コルベールの上品な色気もいまでは出せない魅力だろう。
その2.風と共に去りぬ
映画『風と共に去りぬ』(1939年)で共演女優のヴィヴィアン・リーと
太平洋戦争の緒戦において、日本軍による被占領地となった上海、シンガポール、マニラなどで、主に軍隊関係(陸軍中野学校出身者)の日本人がこの作品(他、ディズニー・アニメ映画「ファンタジア」)を見る機会を得たが、「こんな映画を作る国と戦争しても勝てない」と衝撃を受けたという。
その3.深く静かに潜航せよ
深く静かに潜航せよ(1958) [DVD]
米国海軍の潜水艦が最初に4隻も撃沈されてしまうのだが、日本海軍の駆逐艦ってそんなに強かったのかという疑問が残る。潜水艦と駆逐艦の虚々実々の駆け引きは面白い。潜水艦にとって駆逐艦の投じる「爆雷」の恐怖が如何なるものかが描かれていて興味深い。その爆雷によって自艇を轟沈させられた潜水艦の艦長リチャ-ドソンが、新たに艦を得て、駆逐艦に対して編み出した戦術が駆逐艦目視から潜航し魚雷発射までの作業時間の短縮と敵駆逐艦長の意表を突く正面攻撃であった。復讐に憑かれた艦長を演ずるゲ-ブルと副艦長のランカスタ-が好演している。